表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
天才女薬学者 聖徳晴子の異世界転生  作者: 西洋司
第二部「ハルコン青年期」

この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

489/513

49 コリンドの風景_18

   *         *


「辺境伯。あなたもおワカりのとおり、もうコリンドはどんな手を打っても、ハルコン・セイントークただ一人に勝利することは叶いません!」


「……、何と!」


 ステラ殿下の極めて現実的な状況説明に、コジカ辺境伯は小さく呻いた。

 そんな彼を、殿下は極めて冷厳な目でじっとお見つめになってから、席をお立ちになる。


「もう我が帝国は、ハルコンのしもべになるほかはないのですよ!」


 ステラ殿下は、コジカ辺境伯の両手をしっかりとお握りになり、そう仰った。


「我々は、もはやハルコン卿の軍門に下るしかありませんか?」


「えぇ。そのとぉ、……」


 ちょっ、ちょっと! そのまま放っておいたら、とんでもないことを殿下が仰っちゃうよ。


「ちょっとお待ちを! 私はラスキン国王陛下のご意志に従い、『善隣外交』を全うするだけですからっ! 絶対、私はコリンドに攻め込んだりしませんよ!」


「ハルコン卿、もしやそのためにステラ殿下を!?」


 ちょっ、ちょっと!? 辺境伯まで何仰ってるの!?


「あはっ! そのために、私はハルコンの許に嫁ぐのですからっ!」


 もう、ステラ殿下っ! いくら何でも話を進め過ぎっ!


「ちょっ、ちょっと待ったぁ、ステラ殿下! 抜け駆け禁止だよっ!」


「えぇっ!? 抜け駆けも何も、……。私は両国とハルコンとの力関係を、的確にお伝えしただけですよぉ!」


「ダメよ、そんなのっ!」


「えぇっ!?」


 シルファー団長とステラ殿下、両国の殿下が、ハルコンを尻目に、そこでお互いに笑顔で睨み合った。


「ダメですよぉ~っ、お二方が喧嘩をなさっては、絶対ダメですっ!」


「「ハルコンッ、私達、別に喧嘩なんかしてないわよっ!」」


「えぇ――っ!?」


 すると、……。

 ここで、コジカ辺境伯は緊張の糸が途切れたように、「ふぅ~~っ」と長いため息を吐かれた。


「ハルコン卿、……」


「はいっ」


「我が帝国への入国、大いに歓迎致しますぞ!」


「ありがとうございます、コジカ辺境伯!」


 辺境伯は立ち上がって、こちらの手をしっかりと握られなさった。



 領都ミオンを発った旅団は、その数日後に帝都の門をくぐった。そこで旅団は、街を上げて大いに歓迎を受けることになった。


「ステラ殿下ぁ――っ、バンザーイッ!!」


「ハルコォ――ンッ、バンザーイッ!!」


 街中で群衆に囲まれながら、皇帝陛下の待つ宮殿まで進む旅団。

 帝都ではステラ殿下との仲の良さが持て囃され、ご婚約の噂で持ち切りとなった。


   *         *


 途中トラブルがありましたが、旅団は無事帝都まで到着することができました。

 でも、新たなトラブルが待ち受けていそうな予感です。

「天才女薬学者 聖徳晴子の異世界転生」をお読み頂き、ありがとうございます!

ハルコンの薬学チートや、仲間たちとの冒険を楽しんで頂けたら嬉しいです!

この物語を気に入って下さったら、☆評価やブックマークで応援して頂けると、作者の励みになります!

ハルコンと一緒に次の展開を盛り上げるため、ぜひ力を貸してください!✨

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ