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天才女薬学者 聖徳晴子の異世界転生  作者: 西洋司
第二部「ハルコン青年期」

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49 コリンドの風景_15

   *         *


 シルファー団長は、コジカ辺境伯の問いかけに、ニコリと笑みを浮かべられた。


 おそらく、辺境伯としては、今後ファイルド国との緊密な通商が行われるに際し、誰がその責任者になるのか、関心があったのだろう。


 傍らでそのやり取りを窺っていたハルコンにも、辺境伯の緊張がこちらまで伝わってくるのを感じた。


 すると、団長は隣りにお座りになるステラ殿下をご覧になって、お互いにニッコリと微笑み合った。


「まぁ、……私と申しますか、ステラ殿下と『共同』で、ということですね!」


 シルファー団長はそう仰って、ステラ殿下と一緒に極上のスマイルをされた。


「そうでございましたか、……」


 コジカ辺境伯は、お二方の仲が良いのを見届けると、笑顔で数回頷かれた。


 なるほどね。もうラスキン国王陛下と団長との間で、内々で話が付いていたみたいだね。

 つまり、これからはシルファー&ステラ両殿下で同盟をお組みになり、互いの利益を確保しながら両国のルートを確立していくおつもりのようだ。


「コジカ辺境伯、今後お力添えをお願いできますでしょうか?」


 ステラ殿下が、穏やかな表情で辺境伯にお訊ねになると、……。


「はい。ご用命ようめいとあらば、何なりとこの辺境伯にお申し付け下さい!」


 そう仰って、笑顔で頷かれた。


「「それは、大変ありがたいことですわ!」」


 ここで、シルファー団長とステラ殿下お二人の言葉が、偶然被ってしまった。


「あらっ」


「まぁっ」


 お二方とも、少しだけ頬を染めて、くすりとお笑いになると、……。

 その会談の席にいる者全てが、いっせいに笑い声を上げることになった。


 それはそうと、……。

 こちらの領都ミオンが、辺境の地にあるにも拘らず栄えているのには、実はワケがあったと思う。


 これまで、ファイルド国東方3領のひとつ、ロスシルド家が、隣国のコジカ家と密貿易を行っていたため、いずれの領も大いに栄えていたんだということ。


 まぁ、私が知る範囲では、父カイルズがラスキン国王陛下に進言して、両国の隠れた交流を黙認して貰っていたんだよね。

 抜け道は予め設けておいた方が、こちらも把握し易いってね。


 それがここ最近では、石鹸製造などで両国の関係が更に緊密になり、……。

 そろそろ「正規」ルートを開通して、両国の親善のシンボルでもあるシルファー団長とステラ殿下を、このルートの代表に立てようという、そういう流れだと思う。


 なら、コジカ辺境伯も、この話には大いに関与したいところだろうね。

「天才女薬学者 聖徳晴子の異世界転生」をお読み頂き、ありがとうございます!

ハルコンの薬学チートや、仲間たちとの冒険を楽しんで頂けたら嬉しいです!

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