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天才女薬学者 聖徳晴子の異世界転生  作者: 西洋司
第二部「ハルコン青年期」

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48 ハルコン、王都に帰還する_12

   *         *


 王宮での主な打ち合わせは、大体以上で終わった。

 

 後は、宰相様から次の訪問地コリンドにて、ステラ殿下との関係が良好な点を強くアピールして欲しいとの要請。

 今後も両国は緊密に連携し、「善隣外交」の成果を前面に押し出すよう求められた。


 宰相様によれば、ハルコンこそ現在進行中の「善隣外交」の最大の要とのこと。

 その本人が直接コリンドの宮殿に王族を伴って伺うということは、とても相手国にとって望ましいのだとか。


 すると、ラスキン国王陛下が傍で宰相様のお話しをひととおりお聞きになった後、こう仰られた。


「ハルコン殿、ステラ殿下と仲が良いのは大変結構ではある、……。だが、くれぐれもシルファーのことを忘れんでな!」


「……」


 ニカリとした陛下の表情(お顔)。

 ホンと、こちらが返答しづらいことを仰るなぁと、ハルコンは思った。


「えぇ。コリンドの宮殿からは、再三私宛に向こう(コリンド)にくるよう要請がありましたので、……。これを機会に、お話を伺って参ります!」


「ほぅ。ならばステラ殿下のことは、今後どうされるおつもりかのぅ?」


「そうですね、……。表向き、殿下は両国の親善大使的役割ですから、私は留学先の学友の一人という立場に徹するつもりでおります!」


「……」


 おそらく、これが無難な返答だろう。

 実際、陛下も宰相様の表情をちらりとご覧になった後、軽いやり取りをしてから、まぁこの辺りにしておくかといった表情をされていた。


 ちらりと父カイルズの様子を見ると、これといった問題もなかったのか、特に表情を変えている素振りもない。


「それとだな、ハルコン殿。コリンドがサスパニアから目に見えない生物兵器とやらで攻撃されていた点は、コリンドに絶対悟られることのなきよう、対応を願いたい!」


 つまり、知ってても、黙ってろってことか。


「えぇ、承知しております。そこはぬかりのなきよう、ふるまいますので、……」


 なるほど。陛下と宰相様は、やはり現在進行中の「善隣外交」が破綻することを、最大限に憂慮されているご様子だ。

 おそらく、それほどまでに以前行われた戦闘が熾烈を極めていたのだろう。


 そして最後に、次のファイルド王宮への訪問は、コリンドの宮殿を訪問した後、直ぐにと要請された。

 やはり、超特急で移動先から戻ってこれるこの「マジックハンド」というスキルを、陛下と宰相様は今後、最大限に活用しようとお考えのようだ。


「……、とまぁ以上だ。ハルコン殿、よろしくお頼み申したぞ!」


 ラスキン国王陛下のそのお言葉に、父カイルズ共々深々と頭を下げて、王宮をあとにした。


 セイントーク別邸に向かう馬車の中、ハルコンは揺られつつ思った。

 とりあえず、次の訪問地のコリンドでは、何事も起こりませんように、……と。


   *         *


 ハルコンのスキル「マジックハンド」のおかげで、王宮の陛下らと緊密に連絡が取れるようになり、より緻密に「善隣外交」を行えるようになりました。

「天才女薬学者 聖徳晴子の異世界転生」をお読み頂き、ありがとうございます!

ハルコンの薬学チートや、仲間たちとの冒険を楽しんで頂けたら嬉しいです!

この物語を気に入って下さったら、☆評価やブックマークで応援して頂けると、作者の励みになります!

ハルコンと一緒に次の展開を盛り上げるため、ぜひ力を貸してください!✨

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