表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
天才女薬学者 聖徳晴子の異世界転生  作者: 西洋司
第二部「ハルコン青年期」

この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

468/535

48 ハルコン、王都に帰還する_09

   *         *


われものぅ、……。此度こたびの旅団『神軍』に、どうしても参加したかったぞ!」


 ラスキン国王陛下はそう仰って、ハルコンに対して、ニッカリと笑顔を向けられた。


「そ、そうでしたか」


 こちらが恐縮してひとつ頷くと、陛下も宰相も「そりゃそうだろ!」といった表情をされた。


「おぅよ。そもそも強者つわものでないと、翼竜を仕留められないどころか、それをしょくすなど、到底叶わぬでな。ドラゴンステーキは、我々王族でも滅多に食すことのできない、だいのご馳走なのだぞ!」


「は、はぁ、……」


 でもなぁ、……。

 そんなに陛下が仰るほど、翼竜の肉って美味かったかなぁとハルコンは思ったものの、……。


 だって、鶏肉と牛肉の中間みたいな味だしね。取り立てて騒ぐほどの味ではなかったけどなぁ……。などとハルコンは思った。


 すると、父カイルズが間髪入れずに目配せしてきた。

「陛下に話を合わせとけ!」って、ジェスチャーを送ってきたよ。


 まぁ、確かにその方が無難かも。そもそも、「それほどでもない!」などと言ってしまっては、マズかろうもんだ。

 とりあえず、こちらはただただニッコリと笑顔で頷くだけで済む話だね。


 とにかく、陛下はドラゴンステーキが大の好物だったらしい。

 それを旅団の全団員にシルファー殿下が惜しみなく提供したことを、むしろ気風きっぷのいい行いをしたと、暗に褒めたい様子も窺えた。


「それとだな、ハルコン。貴殿がおったにも拘らず、ハルコンBの別の効用にも配慮せずに男どもに配ったのは、いささかマズかったのぅ!」


 おや、……。これからお小言タイムかな?

 なら、恐縮している雰囲気を出して、殊勝な様を示さないとね。


 つまり、ちゃんと反省してますってさ、……。


「今後、ハルコンBの取り扱いについては、厳重に対処します!」


 そう言って頭を下げたところ、……。


「ただのぅ、……。実際の話、健康な者がある一定量のハルコンBを飲むと、さて、どうなるのかの?」


 そう陛下がお訊ねになると、テーブルの他のメンバーもその件について関心があったようで、皆さんこちらをじっと見てきた。


 なら、正直に話しておくとするか。


「そうですねぇ、……。健常者が当薬剤を服用した場合、ある種の浮遊感と言いますか、体中からモリモリと力が漲ってくると言いますか、……」


「つまり、滋養強壮にいい、そう言うことだな?」


「えぇ。私も徹夜の際には、必ずコップで2杯ほど飲みますので、……」


 まぁ、取り立てて害があるワケでもないしね。


「ふむぅ」


 こちらの言葉に、陛下は何事かご納得されたようで、うんうんと頷かれておられた。

 もしかすると、今夜辺り、さっそくお試しになられるのかもしれない。

「天才女薬学者 聖徳晴子の異世界転生」をお読み頂き、ありがとうございます!

ハルコンの薬学チートや、仲間たちとの冒険を楽しんで頂けたら嬉しいです!

この物語を気に入って下さったら、☆評価やブックマークで応援して頂けると、作者の励みになります!

ハルコンと一緒に次の展開を盛り上げるため、ぜひ力を貸してください!✨

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ