表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
天才女薬学者 聖徳晴子の異世界転生  作者: 西洋司
第二部「ハルコン青年期」

この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

435/455

45 リ・プロローグ_03

   *         *


 隣国コリンドの帝都に女エルフが訪れると、そこは惨憺たる有様だった。

 衛生インフラが既に崩壊し、いつ疫病が蔓延してもおかしくないほど、街は荒廃していたのだ。


 女エルフが帝都の宮殿に赴くと、ハルコンも女エルフの目を通して事態を全て把握する。


 緊急を要するのは、第三皇女ステラ・コリンドだけではなかった。宮殿にいらっしゃる他の皇室の方々も、同じく病に苦しんでいるのだと。


 そこで、ハルコンはスキル「天啓」を使って、女エルフに次々と指示を出す。


 先ずは、女エルフの持参した仙薬エリクサータイプB(強壮剤擬き)で皇女ステラの症状を回復させ、皇室の方々を安心させることにした。


 次に、新たに身に付けたチートスキル「マジックハンド」を駆使して、冷蔵庫と共に大量の仙薬エリクサータイプBを送り付けた。


 その甲斐もあり、宮殿の皇室や官吏、女官らの多くが救われることになり、ハルコンはコリンドの皇室から大いに信頼を得ることになった。


 突発の案件が無事解決し、次にハルコンは悲願だった仙薬エリクサータイプA(本薬)の開発に着手する。


 仙薬タイプBに試薬を様々な分量でカクテルさせる作業に没頭し、ついにタイプAを完成させた。


 ハルコンはミラの助言もあり、そのタイプAを独占することを良しとせず、あまねく社会に広げる公共薬として、王宮の助力を得ることに決めた。


 王宮はこれら二つの仙薬エリクサーの生産を国の基幹産業と位置付け、近隣諸国に安価で適正に販売されることになった。


 その際、王宮は近隣諸国と「善隣外交」を展開することを決断した。


 一方で、ハルコンはもう一つの重要な薬剤を開発していた。

 何と、地球の中世社会で革命的な発明だった「火薬」を、ハルコンは身近の材料のみで作り出していたのだ。


 ハルコンは学生寮の裏庭で花火大会を催し、王都の空に30もの大輪の花を咲かせた。

 もちろん、後で王宮から王都を騒がせたことで苦言を呈され、大いに反省するハルコンだったのだが、……。


 その事態を、ハルコンの知らないところで、近隣国のサスパニアが間諜を使って、つぶさに把握していたのだ。

「天才女薬学者 聖徳晴子の異世界転生」をお読み頂き、ありがとうございます!

ハルコンの薬学チートや、仲間たちとの冒険を楽しんで頂けたら嬉しいです!

この物語を気に入って下さったら、☆評価やブックマークで応援して頂けると、作者の励みになります!

ハルコンと一緒に次の展開を盛り上げるため、ぜひ力を貸してください!✨

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ