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お腹すいた  作者: 雪椿
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ここは何処だろう?私は確か高校から帰る途中に、何かに躓いて転けた瞬間森の中にいた。何故に森?食べ物も無く、人の気配も無い。詰んだ。もう無理だ。そのまま気絶した。

目が覚めると見知らぬ天井。最初に戻る。マジで何処だここ?簡素な小屋の様な内装だ。もしかして誰かに助けられた?とりあえず腹が減った。なんでもいいから食べたい!そんな事を考えてると扉が開いた。

「何だ、目が覚めてたのか」

キラッキラの美形な甲冑を着た青年が現れた。美形に驚いたらいいのか、甲冑に驚いたらいいのか、解らん!とりあえず言葉は通じるらしい。

「お腹すいたので、何でもいいから食べ物下さい」

そろそろお腹と背中がくっつくわ。本能丸出しで答えると、その美形は、

「そうだな、まずは飯だな」

と、笑いながら言った。なぜ笑う?こちとら死活問題に直面しているのだが。とりあえず食べ物は貰えるらしい。餓死は免れた。美形はパンとスープを出してくれた。ありがたい。半泣きで貪っていると、美形が話しかけてきた。

「俺はジーン、お前は?」

「椿」

「ツバキ?変わった名だな?」

「?ここは外国なの?」

「外国?ここはエーデルフィアだ」

どこだそれは?とりあえず地球ではないな。マジか、異世界召喚か。まさか自分に起こるとは。元の世界には戻れるのだろうか?

「私、異世界から来たみたい。元に戻る方法知ってる?」

「異世界?いや、少なくとも俺は知らない」

だよねー。とりあえずジーンは私が行く宛てがないと悟り、ここに置いてくれるという。寝床と食事はゲットだぜ。

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