表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
フェアリー ∞ キッド   作者: てぃえむ
第二部 三章 Infernum Harmoniae ― 調和の名を持つ地獄 ー
73/73

幻想知性 ・後編 ー 『Salala』 ――妖精達のファンタジー ー


2053.9.25


稲葉セイ(初等部2年・特待/科学が好き)@sei_ina45

葛城ユウナ(初等部2年・特待/パティシエになりたい)@yuuna_usa


@ayaka_mint_cat:マダム・ティムの言ってた通りだね。ちゃんと猫型になったし、綺麗に焼けたよ。みんなもできた?

@sei_ina45:できた! まほうみたい!

@yuuna_usa:アヤカさま、これたべていい?

@ayaka_mint_cat:明日食べようね? それに……これは魔法じゃないの。みんなが見つけてきた力でできたんだよ?

@sei_ina45:みつけたちから?

@ayaka_mint_cat:そう、科学って言うの。みんなのスマロも科学でできてるんだよ?

@sei_ina45:ぼくのまるちゃんはかがくじゃなくてともだちだよ。

@ayaka_mint_cat:ふふ、そうだね。私もハルモニアのこと、大切なお友達だと思ってるよ


@ayaka_mint_cat:一緒に過ごした時間、大切にね。妖精達もAIも、私達と一緒に勉強するのが大好きなんだよ





挿絵(By みてみん)


 フイィィ……と「泣き声」をあげるのは、湖の人魚。


 深い群青の空に咲く巨大な幾何学の花から、ぽつりぽつりと光粒が零れ落ちる。祭壇の新郎新婦の背景には、大樹が浸食するように根を張るハーモニア大学附属学院。湖畔から煩い程響く歓声は、結婚式を挙げたばかりの新郎新婦に向けられたものだ。


「痛ッ――!!」


 じりじり、じりじり……と皮膚を裂かれたような激痛が走り、左手首の黒い痣が徐々に肌を侵食していく。そしてスマロの液晶画面には『リュウ、落ち着いてください』のメッセージ。

 そうだ、落ち着かないといけない……いけないのに。


「……ぐっ…………」


 アウリ=ヴァルフェナが呼び覚ました本当の自分が、脳を震わせる。この感覚、長い間忘れてた……胸の中心を犯す灼熱も、痛みも――すべて。


「おい、リュウ。お前も祝福しろ」


 ……。


 新郎が僕の方を見ながら、わざとらしく花嫁の腰に手を添え引き寄せた。


「おめでとう……ございます。レオ様、アヤカ様」


 日常で何度繰り返したかわからないやり取りだ。こんな僕を見て、彼はきっと満足なんだろう。淡々と頭を下げると、小さな舌打ちが耳に響いた。


「もういい、顔を上げろ」


 どうやら気が済んだらしい。命令に従い、視線を上げた瞬間


 ――目の前で交わされる口づけ。新郎が見ているのは花嫁じゃない――僕だ。全身が拒否を訴えた。明らかな挑発――視線がかち合い、彼の瞳が僅かに細められた。




【R-SNSログ】


【通知】@mimi_use に★が付与されました(重大イベントの初出記録)


@mimi_use★:アヤカ様のウェディングドレス、最初にアップしたら★ついた! #妖精の花嫁アヤカ

@hikari_pop:いいなあ

@mao_etoile: ナマル=イグもいつもと違うね。ライブ機能で届くかな?

@yu_melt: 結婚式っていうより、超自然現象。

@yui_m3:光量が臨界値を越えています。観測史上最大規模です

@use_old3:ここにいられるだけで、一生幸せになれそう #尊い #救世主ネーファス







 幻想的な光に電子の光がふわりと舞い降りた。

 円環の光を従え、葉を何枚も重ねたようなドレス。右は樹木を模したような、左には時折ノイズの入る幾何学が映し出された翼。


 ――マザーAI・ハルモニア。


 結婚式のクライマックス。生徒達はR-SNSで式の一部始終をコメントや動画で配信し出す。

 ……まるで、監視だ。


『合意プロトコルを表示します』


 ふわりと映し出された電子の契約書には『ネーファス計画』の文字。そして新郎に跪き、祈るように手を合わせた花嫁。


「私は誓います。この身は世界と科学と、大切な人を守る為にあると」


 科学実験への全面協力。

 

「もし私が未来を照らす光になれるなら――時間も、身体も、声も、すべて夫の意志のもと差し出します」


 人間性の放棄。


『澤谷アヤカ、問題なければサインを』


 契約書の一番下の空欄にサインをすれば、アヤカが「資源」として正式に国に登録されるらしい。



 ……。


 資源、か。





【R-SNSログ】


@mashiro_02:とうとうアヤカ様が救世主ネーファスに #救世主ネーファス

@use_old3:政府全面協力ってマジか。画像や動画が成果扱いになるなら普通に歴史案件だろこれ #救世主ネーファス

@komachi_white: レオ様はアヤカ様の主人。私たちは未届け人て事だよね? #救世主ネーファス

@yu_melt: 国のプロジェクトに参加できるとか一生モノの経験だな! #救世主ネーファス



 

 ――リン――リン。


【 コーラス指数 678 #救世主ネーファス 】




 1人1人違う人間のはずなのに、同一人物が書き並べたような文面が僕には理解できなかった。

 脳内で絵画をばらりと拡げられたように浮かぶのは、授業中に精霊が反応して焦った時のアヤカや、彼女も一致団結の1人となった体育祭。閉鎖空間で2000人が力を合わせてルナグレインを収穫した日の事。そして、満開のリンドウの花に喜ぶアヤカの笑顔。


「おめでとうございます、レオ様」

「アヤカ様、おめでとうございます!」


 この感覚が異常なのか? まるで僕一人異世界に切り離されたかのような、不思議な感覚だった。


「フイイィィ……」


 人魚の「泣く」ような声が、心に同調するように浸透していく。

 白いグローブに包まれた指先が契約書に伸び……「待て」という言葉が喉から飛び出そうになるのを堪える。今朝、隣で感じたぬくもりを求めるように無意識に指先が上がり……すぐに拳を握りしめた。


 僕はもう彼女に触れる権利は、ない。



 ……。



「どうしましたか? アヤカ様」


 指先を硬直させたままのアヤカに、リーナ先輩が声をかける。ふう、と息をつき腕を下ろした花嫁の視線が生徒達を仰ぐように見回す。


「リーナ先輩、ひとつ確認したい事があります」

「なんでしょう?」

「ルナフェリスで起こしたエネルギーの所有権は、誰ですか?」

「その判断は、私が行うものはありません」

「帰りの船が一隻だけなのは、何か理由が?」



挿絵(By みてみん)



 学院の反対側には、フェリーの停止所がある。そこに停止している船は確かに豪華で大きい……けど、乗船できるのは200人といったところだろう。


「お願いがあります。先にルナフェリスの儀を」

「政府の意向に歯向かうのですか? あなたは矢崎家の」

「私は……!!」


 2人の議論に、生徒達は「なんだ」と呟きながら顔を見合わせる。

 エネルギー所有権の仕組みがスマロゲームと同じなら、アヤカが生み出したエネルギーはハルモニアが管理するんだろう。それは僕が1年前に起こした Elect'ra(エレクトラ) rezonans(レゾナンス)も同じだった。


「私は人です。今、この瞬間は」


 普段のアヤカからは想像がつかないような強い口調に、一瞬リーナ先輩が沈黙したが……


「なるほど。都合の良い解釈ですね」


 ふっ、と笑みを零した彼女の瞳は「獲物を狙う獣」のように、ぎらりと鋭利な光を宿す。その異様な殺気に気付いたのは、この祭壇にいる僕やレオ君、数名の代理教師の先輩達だけだろう。


「では民主主義に相応しい形で決めましょうか。ハルモニア、7520同意プログラムを」


 その言葉と共に、皆のスマロのホログラムに小窓とメッセージが表示された。




【 澤谷アヤカは  A・妖精 B・人間 


  ※学院安全維持のため匿名投票です

  ※未回答は自動的に多数派へ加算されます 】




「聞きましょう、生徒全員に。あなたは彼らにとって妖精なのか、それとも人間なのか。秩序に従うべき種族か、物申すべき権利を行使できる者か」




【R-SNSログ】


@mina_pray :え! アヤカ様が何者かクイズ?

@ilya_n:妖精と人間で何が違うんだ?

@rina_se:【連絡】リーナです。私は政府より一部権限を任されていますが、政府の意向に逆らうには皆様の同意が必要と考えています。



 ――独断は可能だけど、敢えて皆の意見を尊重。これはアヤカに「反対する権利があるか」を皆で決める投票って事か。



@yume_yuuga:なるほど、理にかなってるな。じゃあアヤカ様はどうしてルナフェリスを急ぐんだ?

@mao_etoile:契約前に動こうとしてる? ……いや、まさかね。

@01_mina:ルナフェリスを発動するのは妖精のアヤカ様か、人間のアヤカ様か?

@mina_pray:つまりレオ様のエネルギーになるか、アヤカ様のエネルギーになるか?

@use_old3:待て、それアヤカ様が独占しようとしてるって話にならないか?

@ilya_n:リーナ様は妖精が敵か否か見極めるべきだって言ってたな。 #妖精は敵



 ――「妖精は敵」と「アヤカ」は関係ないはずだ。どうしてこのタグを今掘り起こすんだ?


@ryu_haseta:アヤカはエネルギーを僕達に分配してくれてた。彼女自身が贅沢を行使することはなかった。さすがにそれはないと思う。



@yuzuki_wave: 羽瀬田君に賛成。タグ不謹慎だよ #妖精は敵

@katrina_royal:Yes.アヤカ様は私達に寄り添ってくれてた。

@ilya_n:同意だ。 #妖精は敵

@use_0ld3: 羽瀬田、贅沢って話いるか? 恩着せられてるみたいで息苦しいんだけど #アヤカ様

@Ren_kssb:共存してやってたのはこっちだろ。アヤカ様が緊張した時気温が上がる件、冬はともかく夏はきつかったぞ。 #アヤカ様



@rina_se:【連絡】これはエネルギー権利を巡る重要な二択です。 #妖精は敵 #アヤカ様



@mikoto_ao:仮に独占しても、その後レオ様と契約したら同じなんじゃないの? #アヤカ様

@rina_se:【連絡】仰る通りです。

@mao_etoile:じゃ、この2択の意味は?

@01_mina:安全性の観点でしょう。信頼できるのは人間のレオ様か、妖精のアヤカ様か。#妖精は敵 #アヤカ様

@miyamoto_a:エルフベリーのタルト美味しかったし、妖精敵は違う気がするかな…… #妖精は敵

@elf_love: 金髪幼女エルフもいたしな(重要) #妖精は敵

@Yuto_ngs:同意。 #妖精は敵

@use_old3:俺達を纏めてたのはレオ様とリーナ先輩だよな? アヤカ様はエネルギーを分けてくれてたけど。このタグは徹底的に議論するべきだろ。 #妖精は敵



@rina_se【補足】契約後の妖精カテゴリには既存管理プロトコルが存在します。



@miyamoto_a:管理かぁ。つまり今は共存してるのにアヤカ様だけ法がないって事だよね。そもそも森のエルフや湖の人魚達とアヤカ様は一緒なの? #妖精は敵

@shun_yuxan:正直どっちでもいいが、一人だけ特別ルールは確かに不公平。 #妖精は敵




【 現在の投票率 A:妖精 67% B:人間 33%  全体投票率48% 】



@mikoto_ao:うわ、圧倒的。やっぱり妖精って考える人が多いのかぁ。 #妖精は敵

@user_x:逆張りしてる人こわ。 #妖精は敵

@Yuto_ngs:羽瀬田、みんな混乱してるじゃないか。 #妖精は敵

@tomas8437:どっちかに誘導するような発言は控えろ。 #妖精は敵

@ryu_haseta:誘導のつもりはありません。

@use_old3:おい、あまり羽瀬田を責めるな。悪気はなかったんだよな? #妖精は敵

@yu_marita:俺達は気にしてないからな? 民主主義なら自由に発言する権利があるんだ。 #妖精は敵






 気付けば戦犯、気付けば同士。その一連の流れが当事者の僕の介入なしにサクサクと流れていく。宙につられたような酷い違和感を感じたけど、厄介なのは全員に「悪意がない」ところだ。


 言葉が沈められていく、この感覚――「不快」だ。



 ――アヤカはエネルギーを独占なんてしないと思います。

 ――送信。




【R-SNSログ】


@system:この投稿は不適切なため自動修正されました


@tomas8437:今なにか流れた?

@shun_yuxan:何も見えなかったぞ。

@iryeiai_01:羽瀬田も投票しとけ。未回答は自動的に多数派扱いになるみたいだぞ。 #妖精は敵





 ……僕の書き込みが、消えた?


 画面には当事者の僕が参加してない「僕」の話題が延々と流れていく。まるで同意しない言葉だけを「誰か」が「意図的」に削除してるのかのように。

 そして、調和の儀の時のナオキの言葉が頭の中で響いた。


『よく見ておきなさいリュウ君。これが君の敵です』


 ――「敵」


 生徒達の「笑顔」――「議論の声」――その全てに悪意はない。随時記録が更新されるSNSに、リーナ先輩の言葉がちらついて、邪推が頭をかすめる。

 これは責任逃れじゃないか? 全てを掌握している「誰か」に、結末を誘導されているんじゃないか? だとしたら、本当の目的は……



 ――気付けば、叫んでいた。


「やれ、アヤカ!!」



 コーラスの音がうるさい程響く。うるさい!! 聞け!!


「人間か妖精かなんて関係ない、アヤカの道はアヤカが決めろ!! それが意志なら最後まで抗え!!」


 若干色の影ったライトブルーの瞳に、微かに光が灯るのを感じた。不安だったんだろう、皆に拒絶されるのが。でも、これだけは言える。

 アヤカは私欲で動いたりはしない。この発言には何か理由があるはずだ。


「どうしても成功させたかったんだろ!? ルナフェリスを!!」


 しんと静まり返り、コーラス音だけがリン、と高音を奏でる。皆の視線が僕に集中してる。怪訝そうな視線、困惑する視線。

 そして……アヤカの綺麗なライトブルーの瞳からは一滴、涙が零れた。


「ありがとう、リュウ」


 その純粋な輝きを拭い、花嫁が祈るように目を閉じた。





「ハルモニア、お願い。私の最後のわがままを叶えて」

『同調率確認』


 願いに同調するように、祭壇を電子の光が包む。


『例外処理を許可します――Elect'ra(エレクトラ) rezonans(レゾナンス)起動』


 リーナ先輩が「止めなさい」と叫び、代理教師の先輩達がアヤカに駆け寄ろうとするが、薄い膜に弾かれたように尻餅をついた。


『停止要求は受理しません』

「ありがとう」


 学院中が陽だまりのような温かさに包まれ、柔らかな風が学院に吹く。

 妖精の……「アヤカ」の起こす共鳴風だ。





 Sarala —— Elera —— Anima


 さらら、と風の流れるような一音から、少女が口ずさむような声が耳をくすぐる。いつものアヤカの共鳴風とは少し違う歌詞みたいだ。


 Fuela ——


 ――シャン。


 神楽鈴に似た、澄んだ鈴の音が3拍子を奏で、僕とシオンさんのすぐ横を淡い色素にピンクがかかった特徴的な髪が通り過ぎていく。その隣では彼女を守護するように、白い牡牛が歩みを合わせていた。

 

 ……ra

 —— Coniuga ——


 人魚達が祭壇まで泳ぎ寄り、うっとりと瞳を細めながら自らの声を重ね、7つの異なる音色が奏でる聖歌のように響く。


 Horara—— Scutara


 ルナフエラから涙のように光が零れ落ちる。地に触れると淡いパステルの髪と長い耳を持つエルフ達に姿を変え、花をあしらったラッパのような楽器から、竜笛のような澄んだ笛の音が響かせた。


 —— Obscura


 そして地鳴りのような鐘の音が、ひときわ大きく響いた。


 ――ゴオオォォ……ン。



挿絵(By みてみん)



 Valugas Coniuga ――


 フォルテに重なる高音――Valugas。

 そういえば、アヤカは結局意味を教えてくれなかったな。


 ――…… Sena


「君は彼女を愛しているのですか?」


 Petala ――――……tara


 シオンさんから僕に話しかけて来るなんて、珍しい。


 Fiorara —— Sena


「はい」


 一際高い音が心地よく伸び、祭りの最高潮を伝えるようにブラウニー達が光を弾けさせた。


 Fan-ta-si-ence ―― Sana

 ――――Anima


 再び静かなメロディーが子守歌のように優しく響く。


 Luna —— Fuela

 auli …… Coralia


 アヤカの周りに集まった妖精達が光粒となり、空へ消えていく。


 ―― ――halmoni.


 ダイアモンドダストが舞うような光だけが、歌を終えた花嫁を照らし、あたりはしんと静まり返った。





 そして――静寂を破るように、ぶわりと空気が震え精霊たちが一斉に空に舞い上がる。


「見ろ!」


 1人の生徒が指さす先の空――世界樹の奥に見えるのは、虹色の薄い膜のようなもの


「あれが……ルナフェリス?」


 微かな光の揺らぎが空に若干の皺を刻みながら空に揺れている。

 誰もが認識しただろう――「それ」が奇跡のエネルギー現象「ルナフェリス」だと。そして、1人の生徒が呟いた。



「ルナフェリス……アヤカ様が独占って事?」



 ――リン――リン。



 耳慣れた音なのにどこか不快に感じるその音が、鬱陶しい程に存在を主張する。



 リンリンリンリンリンリンリンリンリンリンリンリンリンリンリンリンリンリンリンリンリンリンリンリンリンリンリンリンリンリン――



 奇跡の現象の夢から覚めるようにホログラムを覗いた。そこに描かれていたのは……




【 コーラス指数2000 #妖精は敵 】




 誰を「敵」と定義するか――純粋な輝きの集合体が蠢く魔物と化し、彼女を捉えるのを感じた瞬間僕は前に走る。遠くで一際大きい人魚の「泣き声」を聞きながら、考える事はただ一つだった。


 きっと、誰も間違ってない。世界が間違っているのかもしれないし、アヤカが間違ってるのかもしれない。それでも僕の選ぶ世界は君だ。正しいかどうかなんてどうでもいい。




挿絵(By みてみん)




 僕は、君の側にいる。






 ドクン。



 空が、奇妙な音と共に呼吸した。



 ドクン。



 視線を僕達に返すように――





挿絵(By みてみん)




数ある作品から本作を読んで頂き、ありがとうございます。

大分難産でしたが、書けました涙


そして前回嘘ついてすみませんでした。アルトさん登場しませんでした(土下座)

次回は学院が……?



評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
更新待ってました!! なんか、ついにアヤカちゃんが理性を失って暴走する気がします。(解釈違いならすいません) リュウくんは彼女がどうなろうが必ずそばにいると覚悟の男気を示していますが、かなり波乱があり…
ただただ読みふけりました。 レオ君の所業がリュウ君の当てつけ感が強く、レオ君に対する嫌悪感を覚える中、起こりうる現象は吉兆か凶兆か?次回も楽しみしております。 今回のお話、難産だったの事でお疲れ様です…
大衆の流れ。学園内の孤立した空間と言えど、大勢の生徒のほとんどがそこまで関わりのない人間に対して、ある意味非常ともとれる選択をしてしまう。 そしてこの激流のほとんどに悪意がないのが余計に質が悪いものを…
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ