第一話・自己紹介
冒頭、自分語りしているので、お嫌いな方は読み飛ばしてください。
薬剤師としての仕事の話を書きますがまず自己紹介をさせてください。私の職歴などは知ってもらった方が読者様の理解が早いかと思うので。しかし、私の過去のエッセイをすでに読んでいる方はご存知ですので、読み飛ばして次に行ってください。
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私の本職は薬剤師です。同時に両耳補聴器使用者でもあります。本筋からはずれますがこれについて説明させてください。
難聴には種類がありその中で知られているのが伝音性と感音性です。単純に音を大きくすれば聞こえるのが伝音性難聴、内耳に問題があり、音が聞こえるけど聞き分けができないのが感音性難聴で私はこちらの方です。しかし障碍者手帳保持者ではありません。中途半端に悪くて人間関係に支障をきたすタチの悪い障碍だと思っています。それでも黙して調剤する分には支障ないので、職場の理解があれば勤務できる。私はそういう恵まれた職場とご縁があり、それがなにより有り難いと思っている薬剤師です。
経歴語りは以上です。
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さて現在も薬剤師になるなら、薬科大学を卒業しかつ薬剤師国家試験に合格しないといけません。その後私は国家公務員薬学職を面接で落ち、民間病院一年修業した後、地方公務員薬学職に合格しました。最初の配属はがん専門のセンター、次に精神科単科の病院その次が救急救命の総合病院でした。その後田舎育ちの人と知り合い恋愛して母や母方の親戚の反対を押し切って結婚。子育てしながら夜勤当直をこなす体力に自信がなく、非常勤で民間の病院や調剤薬局に勤務し現在に至ります。公務員薬学職としての仕事と民間の病院の違い、調剤薬局の仕事は初めての経験で大変に勉強させていただきました。
どの一日とて同じ日はなく、同じ患者ばかりではなく、同じ会話もない。処方せんもまた一種のオーダーメイドで説明する言葉も声かけやチェックのやり方も違います。業務上のことで嬉しいことも哀しいこともありましたが、やはり人生一期一会です。振り返ってみればあれもこれも私の経験の肥やしになってくれたと感謝しています。
前シリーズでは薬剤師の仕事全般の話を古い昔話のつもりで書きましたが今回は現在の世相を交えた話にしたいと思っています。それではどうぞよろしくお願いいたします。