LVアップ
現在この仮想世界で、計10人の人が遊んでいる。
テラセルドの始まりは、34個もある都市、街、村のどれか一つに転送されることになっている。
テラセルドは、死んだら一番近くの場所に転送される。
などなど...
レインは、また情報を集めていた。
「はぁ~」
レインは自分が少しでも強くなろうとしていろいろなことを、調べたが最新のゲームだけあってあまり情報が載っていなかった。
「獲得書も適正がなければ獲得できないらしいですし……ん?」
レインが見たのはアイテムボックスだった。
アイテムボックス
回復ポーション×2
骸骨人の頭蓋骨
火爆の獲得書
恨み叫ぶ呪魂
「怖すぎですね」
レインは気になった恨み叫ぶ呪魂をタップすると説明がでてきた。
恨み叫ぶ呪魂...生者を恨みながら死んでいったリッチの魂
(怖すぎですよ)
何もいないはずなのに思わず一歩さがってしまった。一度闘った敵の魂が自分の近くにあることが恐怖したのか。
「呪われましたかね?」
生者を恨むと書いてあれば、そう考えてしまっても仕方ないだろう。
「東の森はもういいでしょう。次は北にあった草原にいきますか」
丁度昼になったころだろうか、一人の黒いローブを着た男がゴブリン達を倒していた。
「本格的にレベル上げをしていきましょうか」
緑の綺麗な草原で殺戮が起きようとしていたことには、誰も気付かなかった。
「クギァァァ」
1メートル50センチのゴブリンその首が跳ねる。その数が21体目を斬り終わった時にレインの頭の中に声が響く。
《レベルが上がりました》
名前:レイン LV2
種族 原初人
職業 原初ノ魔法使い見習い LV2
武士見習い LV2
HP 166
MP 156
TP 125
物理攻撃力 141
物理防御力 121
魔法攻撃力 178
魔法防御力 169
異能
原初ノ適正、剣技上昇:微
魔法
熱放射線、限界熱化
技
一閃、渾身
「これくらいあれば、戦闘の効率化ができそうですね」
レインは、楽しそうに笑っていた。