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テラセルド  作者: 葉丸 そう
β編
4/106

課金とGM

 第一セルドそこに立つレインは考え込んでいた。それは攻撃魔法には魔法陣がでてから1から2秒後に出るというデメリットのことを。


「魔法にこんなデメリットがあるとは知りませんでした」


防御魔法は魔法陣と共にでるが、攻撃魔法はすぐに出ることがない。その分放たれた時は不可避の攻撃となる。


「テラセルドは、死ねばレベル5もダウンするのもキツイのですが」


 このゲームではLV1から上がるのが大変なのに、倒されればLV5ダウンというデメリットもある。しかし、LVのダウンは初めて上げる時よりも上がりやすくなったりしている。


「課金……」


 レインは金ならたくさんあるから普通にモンスターを倒すよりも、金やアイテムなどを集めるよりも買ったほうがいいだろう。


「メニュー画面」


 そう言うと、レインの目の前に半透明のパネルのようなものがでてきて、そこにはこう書いてあった。

 ステータス、アイテムボックス、課金一覧表と。その中から課金ガチャを選びそのなかで十連ガチャ千円と書かれたボタンを押す。


「なにもない……」


と思うとGMからメッセージが送られてくる。


『この度は、課金ガチャをしていただきありがとうございます。それと、こちらの不具合により送られなかったことをお詫び申し上げます』


 レインの足は店へと向かった。入った店は、剣のマークがある看板の店で店内は誰も居らずレインの歩く音以外に何にもなかった。その理由は、NPCがいないためである。当時、一番苦労していたのがNPCで同じ言葉を繰り返すものしか作られず、ならいない方がいいという判断を出し、この世界にはNPCがいないのだ。


「メニュー画面、増えてますね」


メニュー画面に武器の一覧表と書かれたものをタップして見る。

そうすると目に入った武器があった。


「鉄の刀……」


 四万シリスと書かれてる武器だが今あるのは、五万シリス足りるが次からの買い物の時に良い物が買えない可能性を考えたが最終的には買うことになった。


「次は、戦い方をかんがえなければいけませんね」


 昨日来た森林の前に来る。仮にここを死の森としよう。この死の森で簡単に死ぬようでは、次に行けないと判断したレインは、ここで修業することにした。


熱放射線ヒートレイデーション

 

 手を前に出し、そう言うと魔法陣が出て少しすると三本の赤と黄色が混ざったような鈍い光の光線が手を翳した方向に飛んでいき木にぶつかり消滅していた。


「当たれば、木を削る程度の攻撃力はありますか」


 顎に手を当て少しだけ考え込むと空を見上げる。日は、少しずつ沈み段々と夜になってきていた。

木の陰から視線を感じ目を向けるとゾンビ達が集まってきていた。


「ウッアァァ」


「一閃」


ゾンビの首が中空をくるくると舞う。


「相手の特性を知らなければ、わからないこともありますから帰って調べるとしますか。まぁ~その前に片づけますか」


 ゾンビ達は、粒子となったのはそれから五分後のことだった。その後レインは、現実世界に戻り設定を見ようとしていた。

 しかし、レインは気づいていただろうか?自分が剣道も習っていないのにうまく刀を扱えていたことに。



異能スキル:剣技上昇:微を獲得しました》

      

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