表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
テラセルド  作者: 葉丸 そう
β編
10/106

二人の戦い

「どんな職業かおしえてもらえませんか?言えないものがあるなら、別に言わなくてもいいですが」


「精神ノ魔法使い見習いだよ」


 そう言うと凄いだろうと言わんばかりに胸を張っていた。


「課金ですか」


 レインの言った言葉は正解だった。人族は四大魔法のどれかしか選べないようになっていて他の魔法を使いたい場合は課金をしなければならないのだから。


「少し高かったけどね。そっちは?」


「俺は武士見習いですね」


「むぅ~お互い課金してるじゃん。えっと、構成はルルンが後衛でレインが前衛だね」


「了解しました」


 そう言うと二人は、草原の方向に歩いていった。



「クギァァァ」


 ゴブリンの背中を斬りダメージを与える。そしてレインの邪魔をさせないように、魔法を放つ<睡魔スリープ>と呼ばれている下級魔法である。中には抵抗に成功したゴブリンもいたがレインによって斬りすてられていった。


「やっぱり二人だと楽ですね」


「だからって、こんな奴相手にするのは嫌だよ~」


 ゴブリンは小さいがお世辞にも可愛いとは言えず、女性にはキツイ相手かと思いながらも、ゴブリンを倒していくレインだった。


「ぷきぁぁぁぁ」


 叫んだ方に顔を向けてみると、ゴブリンに追われているルルンがいた。


「まずいですね」


 ゴブリンに気が付けられないように後ろに回り込み刀で首を突き刺す。ルルンは文句が有りそうな目でレインを睨んでいた。


「すいません」


「ちゃんと、守ってよ~」


 ゴブリンとの鬼ごっこで疲れ息を切らしながらルルンは怒っていた。ステータスを見たルルンはため息を吐きながら言った。


「まだ、レベルが上がらない」


「そんな簡単に上がるものじゃありませんよ。それにもう夜ですね」


「そうだけどどうしたの?なんか嫌な予感がするんだけど」

 

 その時、地面から右腕が生える。本当に少しずつ地面から出て来ると鎧を着た上半身も見えてきていた。


「ゾンビナイトですか」


「さっ、最悪」


「俺が前衛でやるので援護を頼みましたよ」


「次はお願いだよ!!」


 ルルンの心はただ一つあれに近づいてほしくない。

 走りながらゾンビナイトはレイン達の間合いを詰めていく。剣の範囲内に入るとゾンビナイトは自分の剣を振り上げる。


「一閃」


混乱コンフュージョン


「一刀両断」


 レインの一閃は簡単に避けられてしまう。 

 しかし、ゾンビナイトはルルンの放った魔法にかかりレジストができたものの、それを見計らっていたレインの一刀両断を完全に避けることができずに右腕が斬られてしまう。


「これでっ」


「刺突」

 

 レインはそこで勝てると判断してしまい、余裕という油断が生まれゾンビナイトの放った攻撃を喰らってしまう。


「連撃」


 レインにもう一度攻撃が来た、ルルンはそこで間一髪ゾンビナイトに鞭の攻撃ができていた。レインが倒れた時に後ろから見ていたルルンは冷静に攻撃することで(アーツ)を使わさないようにさせていた。


「ありがとうございます」


 レインはこの一瞬のスキを無駄にしないように起き上がった。


「一刀両断」


 避け遅れたゾンビナイトの身体が二つに割れる。ゾンビナイトは二つに割れた体が地面に倒れると粒子になり消滅した。

 そして、戦いのあと日が昇り二人は門の前で話し合っていた。


「ルルンはまた旅をしてくるよ。レベルも上がったことだし」


「頑張ってください」


「一緒に戦った仲だし、敬語なんて使わないでいいよ」


「会社勤めで癖になりました」


「苦労してるんだね」


 ルルンは元気よく手を振りながら走って行ってしまった。


「さて、鍛えますか」


 次はゲームで鍛えることが癖になったレインだった。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ