4話:ストライク
なぜ3話じゃないのかって?
3という数字、3の倍数が嫌いなんだよ
休日、ある女の子たちの過ごし方である
五月、丁度二年生になってから一ヶ月。
「なんせ、今日はゴールデンウィークの初日だよー、楽しく行かなきゃ!」
この一文をちっぽけな道路で放ったのは叉仁川姉妹の妹、緋埜だ
ちなみに、今日もポニテール、長さはというと、首まで。
普通っちゃ普通だ。
「なんでぇ、家で本読んでほうが楽にすごせるよぉ」
この愚痴をすぐ隣で放ったのは、ハーフの
綱巳リナだ
内気だが、しっかり話せる友達は叉仁川姉妹だそうだ。
髪の色は金がかかった茶髪、プリン色といえば伝わるかな?
「私は暇で妹に付き合ってるだけよ、でも、遊びたいならせめて室内にしてよ?」
日に弱いから、と、如何にも病弱そうな一言を付け加えたのは、姉妹の姉
梅だ、普通の女の子だが、アルビノという先天性の障害にかかっている
(障害というより、突然変異のほうが正しいかもしれない)
「でも、緋埜、どこに行くの?」
「ついてからのおったのっしみー!」
どこに連れて行かれるか分からないまま、二人はついていった
何気なく。
そして、10分後、仲良く三人で会話していたとき
緋埜の足が止まった
「よ~し、ついたぁ~」
「やっとついたぁって、ここどこぉ」
リナは周りを見回した
「あっ、ここは」
梅には何か覚えがあるようだ
「そう」
「「ボウリング場!」」
さすが姉妹、ぴったりだ。
「ボウリングって、楽しいじゃん!」
「確かに」
リ「う、うんって誰ですかぁ」
う「ま、まあねって、誰!」
ひ「だ、誰だお前!」
三人の会話に乱入者があらわれた
「だれって私ですよ、のみろです」
って、言っても分かりませんよね?
と言い、続けて
「外見がものすごーく違うのは作者さんが
「これ、デジャヴじゃね?」って思って変えたんですよ」
「まぁ、何処かのアニメにこういうキャラクターいましたからね。」
どうせ思い浮かべるのは
某四コマ漫画のキャラクターですね、分かります
まぁ、変えても黒髪のロングで
ボーイッシュな感じの服を着ている
いかにも某ラノベのキャラですが・・。
さておき
一向はボウリング場へ入った
ボウリング場へ入ってすこし歩くと
「あ、モブくんだ!よっ!」
”こんちゃー”
作者さんがいた
しかし、あだ名で呼ばれた
そこは気にしないが
「一人でやってんのー?」”まぁ・・・そうだね”
ボッチだ
悲しい作者だ
「とりあえず2ゲームくらい、しましょ」
「はーい」
「はぁい」
「はい。」
そして、ボウリング大会が始まるのであった
作者は本当にモブキャラだ。
順番は
1番目、のみろ
2番目、緋埜
3番目、リナ
4番目、梅
こんな順番だ。
1、2フレームが終わり
3フレーム目になったとき。
「私なりのアドバイスだけど、ボウリングは
スライドするみたいに投げるとまっすぐ行くよ!」
文字道理投げるんじゃなくて、と緋埜がアドバイスした
「あ、私の番だからちょっとみてみて」
実践してくれた
ちなみに、ここまで緋埜のスコアは
すべてストライク、つまりツーストライクだ
普通に上手い(小学生並みの感想)
そして、見本を見せてくれた
一歩目から姿勢が低く、二歩目には頭の位置にボールがあり
三歩目、狙いを定めながらスイング、
四歩目、ボールをリリース。
ボールは真っ直ぐ進み、見事ストライク
ターキーだ!
そして
ガッツポーズ
「おお、やるねぇ!」「やりますねぇ」「すごよぅ」
パチパチパチパチ
「こんな感じに投げてみて、結構変わると思うよ。」
アドバイスを受け、皆投げ方を変えた
「まぁ、ゲームはほかの人のプレイスタイルを
吸収しないと上手くならないしね」
梅の一言
まるで、プロゲーマーのような台詞だ
そして、1ゲームが終わりスコアが表示されているモニターを見てみると
のみろ、104点
緋埜 、205点
リナ 、94点
梅 、140点
「200点越えって結構すごいね!」
「もぅー、みんなうまいよぅ」
「やるねぇ、まさか200点以上とはねぇ」
「よーし、この調子で次のゲーム行くよー!」
「「「「おー」」」」
そのまま第2ゲームへ
格闘系の競技ならラウンド2というべきか
いや、何か違うな
さておき。
始まる直前
「緋埜ちゃんちょっと上手いからハンデしてよー」
ボウリングにハンデってあるんでしょ?
あるよー、と答え。
「よーし、じゃぁちょっとまってて」
すた、すた、すた、すた
カウンターへと向かい。
数分後
「あ、おかえりー」
戻ってきた
「よし、これで大丈夫かな」
そういえば、
「緋埜ちゃん、ハンデって、どうやってきめるのぉ?」
ハンデはですね・・・。
「ハンデは団体、つまり私たちの中で
一番強い人の平均点が基準点になって
で、そこからほかのメンバーの平均点をひいて
だいたい80%かけると算出できます。」
そして、この割合は人数によって
変動する大会もあります、と付け加えた
「お姉ちゃんナイス説明!」「ありがとう」
一呼吸置き
「ともかく、平均点知らないから、
前ゲームのスコアから計算して
それをハンデにしたよ、これでどうかな」
で、出されたのがこちら
のみろ、80点
リナ 、88点
梅 、51点
「すっげー高いなぁ」
「まさか80点ももらえるって・・・これはドン引きです・・」
「88点・・・裏を返せば・・私・・弱いってことでしょうぅ・・・」
「51点って・・これはちょっと・・・私も引いたわ・・」
でも、これでゲームが公平に行えるでしょ?と緋埜が言い。
「よっしゃ、じゃ、次行くよー」
すた、すた、すた、すたっ
サッ。
ゴロゴロ・・・・
カランッッ
>ストライークッ!<
「よしっ」
ガッツポーズ
そして、2ゲーム目も終わり
「あっ、モブくん発表してよ」
なんとなく、任されちゃいました
さておき
最終スコア・順位
”一位、緋埜”
「やっぱりー」
「やっぱそうでしょー」
「やっぱり勝てないよぅ」
「そ、そうよね・・」
なんか視線が痛い気がするんだけど・・・
”二位、のみろ”
「おー」
「ないすー!」
「最後すごかったよねぇ」
「よっしゃ!」
”三位は・・・”
「どっちぃ?」
「どっちなの?早くしてよね」
”じゃん”
”三位、リナ、四位、梅”
発表した直後
一瞬の静寂
そして
「やったあぁ」
「なっ!なぜっ!」
「おおー」
2ゲーム目終盤で逆転されてしまい
負けてしまった訳だ
「お姉ちゃん・・次があるさ・・」
「何その一番希望のないフォローはッ!」
はははははは。
というわけで(?)、女子4人の休日は楽しく過ごされたのであった。
「やっぱり、バトル系は苦手だなぁ」
「じゃあ、今後、バトル要素を入れるのは無しにしましょう。
そうですよ、そうしましょうよ」
「だな、じゃあ、次書くかー」