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依頼達成の話

「はぁ……はぁ……終わった。」



「ふぅ……Dランクダンジョンの割には手強いボスだったわね!1人だったら危なかったわ。」



何とかボスゴブリンを倒し、ボスゴブリンの耳を回収して、とりあえずレベルが上がったのでステータスを確認してみる。

–––––––––––––––––––––––––


ウント・フチ 年齢15

レベル 10

職業 冒険者 見習い魔術師


HP 240

MP 250


攻撃 63

防御 52

魔力 70

賢さ 59

素早 80

幸運 1200


スキル

女神の幸運 スキルレベル3

効果

あらゆる面で幸運をもたらす

任意で偶然を起こす(使用可能回数3)


使用魔法

ヒール レベル1

ライトニングボール レベル1


称号

女神の手下

スライムの天敵

偶然を操る者

–––––––––––––––––––––––––––


お!レベルめっちゃ上がってるじゃん!職業も見習い魔術師追加されてるし、俺は魔術師向きって事か。



それに女神の幸運のレベルも上がったし、ミニヒールもヒールになってるし。――?ライトニングボールって何だ?攻撃魔法か?まぁ試してみるしかないな。



しかしこの任意で偶然を起こすってのは、回数制限があるにしてもすごい便利だ。回数制限もレベルアップと1日経ったらリセットされるみたいだし、それにさっきもボスゴブリンの一撃で使ってなかったら確実に死んでたと思うし。



「それよりウント、あれは何?ちゃんと説明してよね!」



「わかってるって!とりあえずダンジョン出てから話すよ。」



「ふ〜ん――わかったわ。約束よ!」



レイナが納得してくれたので、俺達はダンジョンの出口に向かった。





出口に向かっている途中気になった事があったのでレイナに聞いてみた。



「てかさ、レイナの職業って何なの?」



「あぁ、あたしの職業は剣士よ!見習い剣士の上位職ね!」



「そうなんだ。ちなみにレベルは?」



「あまり人にステータスの事聞くもんじゃないけど、パーティーだしね。あたしはレベル38ね!さっき上がったしー」



「さすがBランク。俺がBランクになるのはいつの事やら……」



そんな会話をしてると、出口が見えてきた。



「そ、外だー!空気がおいしい!」



「大げさよ!でも確かにダンジョン内は魔力に満ちてるから、外の新鮮な空気は気持ち良いわね。」



俺達が伸びをしていると、レイナにドン引きしてた兵士が話しかけてきた。



「お前らもうダンジョン攻略したのか?」



「はい。ほとんど彼女のお陰ですが……」



「え?ウント居なかったらボスは無理だったわよ!でもまぁあたしのお陰といえば、その通りだけどね!」



「そ……そうか、とりあえず無事で何よりだ。これからも頑張れよ!」



「ありがとうございます。精進します!」



ドン引き兵士さんと別れ、報告をするためにギルドに向かった俺達であった。



ちなみにキャルは、俺が命懸けの戦闘してる間ずっと鞄の中で寝てやがった。もう要らないんだけどこの妖精。



––––––––––––––––––––––––––––––



ギルドに着いた俺達は、マリーさんの居る受付に行き、ボスゴブリンの耳を出して依頼達成を告げた。



「依頼達成おめでとうございます!ですが、凄いですね。Bランクのレイナ様が居るとはいえ、お二人でDランクダンジョン攻略してしまうなんて」



「いえいえ、正直ギリギリでしたからね。 俺には荷が重かったですよ。」



「でも、あのダンジョンこそDランクですがボスである、ボスゴブリンはCランク相当の強さなので普通は3〜4パーティーで行くものですからね。」



ここぞとばかりにレイナが会話に入ってくる。



「まぁ。あたしが居て攻略出来ないダンジョンなんてないわ!そうよ!ないわ!」



言い切ったー!レイナ様言い切ったな。



「はは……そうですよね。と……とりあえず、これが依頼達成とその他ゴブリン討伐の金額となります。ご確認ください。それとウント様はこの依頼達成でEランクに昇格となります。2ランク昇格おめでとうございます」



マリーさんも引いちゃってるから!レイナ様もうちょっと自重してください。それにEランクに上がったぜー!



ギルドからの報酬は、ダンジョン攻略が金貨10枚、ボスゴブリン、その他魔物で金貨5枚だった。日本円で約15万だ!ウハウハだ。



「確認しました、ありがとうございます。これからも頑張ります!」



「はい。また依頼か、何かわからない事がありましたら、私に相談してくださいね。んふ♪」



マリーさんにウインクされた。お姉さんのウインクとか反則だから!惚れちゃうから!



「なんか嫌な感じね!ふん!」



「え?どうしたのレイナ?」



「なんでもないわよ!それより約束忘れてないわよね?」



あぁ、女神の幸運の事か……レイナは仲間だし、やっぱ話しとかないとな。



「忘れてないって!とりあえず、ゆっくり話せるところに行こうか。」






俺がそう言いレイナが了承し、ギルドを出ようとした時、またあいつが現れた。




pv、ブクマ、評価ありがとうございます。




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