81.apple
「……すみません、ルーヴァス」
阿鼻叫喚のリビングから、私を抱き上げて私の自室に連れてきてくれたのはルーヴァスだった。
抱き上げてもらわなくても歩いてこられた気はするが……まぁ、ふらついていたのは事実だし、大人しく従っておくことにした。
「いや。……すまない。皆にはあなたの風邪のことをきちんと伝えておこう。妖精は、人間の知識があまりないものだから、風邪のことも良く知らないのだ」
私をベッドに横たえさせると、床に跪いたルーヴァスは私の額に手を当てた。そして痛ましげに顔を歪ませる。
「……やはり、熱いな」
「結構、熱、ある感じですか」
「恐らく。……慣れない環境で色々ありすぎたな。落ち着いたころに、身体の方が不調を訴え始めたのだろう。この機に少し休みなさい」
ルーヴァスはそう言うと、「氷嚢を持ってこよう」と言って出ていった。彼の足音が聞こえなくなったころ、
『……お嬢様、』
ためらいがちにポケットの中から声が聞こえた。
「リオリム?」
『……お労しい。お嬢様があまりにお可哀想です。このような世界に連れてこられて、慣れないままにずっとお一人で……』
ポケットから取り出した手鏡に映るリオリムは、悔しそうに、悲しそうに――やるせなさそうに、そう言う。
「……ありがと、リオリム」
『私が何もできないばかりに、このような……申し訳ございません』
「違うよ。リオリムのせいじゃない。それにリオリムがいたから一人じゃなかったよ。最近は……みんなとも少しずつ、仲良くできてる気がするしね……」
私は熱に浮かされながら、ゆっくりと目を閉じた。
「よ……要はシルヴィスがいつも姫を虐めるから姫が病んじゃったんだよ、シルヴィスのせいじゃん? ほんっと最低。これで姫が死んじゃったらどうすんの」
ルーヴァスが地下から上がってくると、一階のリビングは険悪な雰囲気でその場の空気が張り詰めていた。
何故かシルヴィスに対してユンファスとリリツァスが対峙しており、どうもシルヴィスが糾弾されているようで。
シルヴィスを睨みながらユンファスがそう責めると、
「わ、わたくしのせいで彼女が死ぬと? そ、そんなバカなことがあってたまるものですか……あ、あの程度の言葉で」
シルヴィスの方はというと、いつもの毒舌がなりを潜め、完全に動揺している。おろおろと視線を彷徨わせ、落ち着きなく口をはくはくと開いたり閉じたりしている。そんな彼に畳みかけたのは、涙目のリリツァスだ。
「あ、あの程度じゃないよ、へちっ。シルヴィスいつもきついことばっかり言うもん、病は気からっていう言葉があるんだよ。姫も……我慢できなくて……身体の方が駄目になっちゃったんじゃ……ひ、姫が死んだら……どうしよう……? ひちっ、ぅ、……うわぁあああああああん!!」
リリツァスが大声で泣き出すと、シルヴィスの方は怒ることもできず、「な……、に、人間とはそこまでか弱いものなのですか……?」と焦りを見せる。そこに追い打ちをかけるように、ノアフェスの方がカーチェスの訊ねた。
「風邪という奴は、かかるとほぼ死ぬのが決定してるのか?」
「ええと……俺も、詳しいことは……。ただ、原因が不明で……。確かにリリツァスの言う通り、風邪にかかって死んだ、という話はよく本で読んだよ……」
カーチェスの返答に、それまでほぼ沈黙していたエルシャスが吐息をこぼした。
「エルシャス……?」
カーチェスは、自身も酷く落ち着きがないものの気遣わしげにエルシャスの顔を覗き込む。するとエルシャスの大きな瞳から、ぽろ、と大粒の涙がこぼれた。
「……やだ……」
絞り出された言葉は、簡潔だった。そしてその言葉を出したことが引き金となったのか、エルシャスの瞳からは涙がとめどなくあふれ出して。
「そん、なの……やだぁ……」
しゃくりあげながら、彼はその場に崩れ落ちた。そして、今度はリリツァスと同じように大声をあげて泣き始める。
一連の惨状を呆然と見ていたルーヴァスは首を振って我に返ると、咳払いをした。すると、場の視線が皆ルーヴァスに向く。
「とりあえず、リリツァスとエルシャスは泣き止みなさい。……姫はすぐに良くなる」
彼のその言葉に、全員の眼が見開かれた。
「ほ……ほん、とう? ひめ、治る? よく、なる?」
「ああ」
「死んじゃったりしない……!? ひちっ」
「縁起でもないことを言わないでくれ……」
ルーヴァスがそう言いながら、何故か頭が痛むように額に手をやった。
あまり動揺した様子のないルーヴァスに、他の六人は徐々に落ち着きを取り戻し始める。
「い、いつ良くなるのかな……? 明日?」
「いや……そこまでは、わからないが」
「い、一年後には良くなる!?」
「さすがにそんなにはかからない。……ともかく」
ルーヴァスは再び咳ばらいをし、
「姫を眠らせるためにも少し落ち着いてくれ。上で騒がしくしていたら彼女も気が気で眠れないだろう」
「は、はーい……へちゅっ」
ルーヴァスの言葉に、全員が一旦胸をなでおろす。
「だが、何もしないわけにはいかない。一刻も早く風邪を治してもらうには、まず十分な休養と、栄養価の高いものをきちんと食べること。この二点をきっちり守ってもらうことだ」
「休養と……栄養価の高いもの……」
ルーヴァスは六人を置いて台所で氷嚢を作ると、水を詰めたポットとカップも持って、また地下へ降りていった。
足音が聞こえてきた。恐らくルーヴァスのものだろうと察した私はうっすらと目を開けた。ほどなくノックが聞こえてきたので返事をすると、部屋の扉が開く。起き上がろうとすると、ルーヴァスがそれを手で制した。
「……すまない。上がうるさくなかっただろうか」
「え? いえ、気にはなりませんでしたが」
というか半分うつらうつらとしていたので、物音を気にするような意識は残っていませんでした。
「そうか。それならば、いいのだが」
ルーヴァスはそう言いながら扉を閉じ、私に歩み寄ると、氷嚢を手渡してきた。
「……妖精は、病気にならないんですか」
「そうだな。普通は病気にならない。妖精は人間に幸せを運ぶために生み出されたものだから、災いとなる病は縁がないようにできているのかもしれないな」
「……とことん、人間のためなんですね」
「ああ。結局のところは、あなたがたのために創り出された存在だ。どれだけ厭うたところで、その使命から逃れられはしないのだろう」
ルーヴァスは私に返事をしながら、椅子をベッドに寄せて、そこに水の入ったガラスのポットやカップを置いた。
「上で何かあったんですか」
上がうるさくなかったか、とルーヴァスは先ほど聞いた。つまりうるさいだろうと思わせるほどの何かが起きたのだろう。
私の問いに、ルーヴァスは言葉に詰まった様子を見せたが、暫くすると息を吐き、
「……皆が、あなたの身体を案じてな。かなり取り乱している」
と答えた。
「風邪じゃ、死なないんですけどね」
私が苦笑い半分にそういうと、ルーヴァスは何かを言いかけた。しかしそれを飲み込むように開いた唇を閉じると、少しだけ私から視線を逸らす。
「……。あなたにとってはそういうものなのだろうな。だが、ここでは病と言うのは未知数だ。我々は通常罹らないし、人間でいえばおおよそ環境で生死が決まる」
「環境?」
「貧乏であれば、風邪で容易く命を落とすということだ。大方……リリツァスが読んだのもそのような本なのだろう。それはあながち間違いとも言えない。事実、貧民街では毎日人間が死んでいる。風邪では死なない、と言われても、皆ピンと来ないのだ」
なるほど、よくよく考えれば当たり前のことかもしれない。
私が生きていた世界――と言うか、日本と言うあの国の中で言うならば、生きていく上での最低限の保証はされている。貧しくても医者にかかることは不可能ではないし、食べ物だって何とか探すことはできるだろう。
でも、多分この世界では、違う。
当たり前のように人が飢えに苦しみ、病に怯え、死んでいく。それが普通なのだ。
「……。確かに、それだったらみんな心配しますね」
「一応皆には落ち着くようには言っておいた。あなたは安心して休みなさい」
ルーヴァスにそっと頭を撫でられ、私は微笑んだ。
そして、ゆっくりとまどろみの中へ落ちていった。
――まさかその頃、
「……第一回。姫の看病会議を開始する」
ノアフェスの重々しい言葉に、神妙な面持ちで妖精五人が頷いた。
「まず、姫の充分な休養についてだが……」
……一階で混沌の幕が開いたなどとは、露ほども知らずに。
……まさかの今回看病まで行かなかった……っていうか妖精が会議開いてしまった……
……。
気を取り直して。
皆様覚えておいででしょうか。
今回のあとがきでは、アレですね!
アンケートの結果発表をしてまいります!
いやー、何ですかね。今回は色々展開がありすぎて人気投票が結構二転三転してようやく落ち着いてましたね。
そして参加人数もね。前回よりかなり増えているという。誠にありがたい限りです。参加者の皆さま、本当にありがとうございました。
特典の方は前回の更新時に送付終了しておりますが、もしも届いていない方がいらっしゃいましたら気兼ねなくお声がけくださいませ。
それではそろそろ参りましょうか。
第5回、アンケート結果発表でございます。
一番最初の質問はこちら。
・一番好きなキャラクターは?
3位;リオリム
はい、初っ端から予想外の展開です。
よもやリオリムが3位になるとはですよ。ええ。
そして次は同率となっております。
2位;シルヴィス・カーチェス・ユンファス
まさかのユンファスが飛び入り参戦。
シルヴィスとカーチェスまではまぁ……予想できたかもしれませんが、ユンファスが入るとはだれが想像したでしょう……そしてリリツァスいないとかね……
そして、1位。
ええ、もう大体皆さまお分かりですかね。
この方でございます。
1位;主人公
何なんですか貴方は!! 不動の人気か恐ろしいな!
今回6割の票をかっさらっていったのは、前回に引き続きどころか5回連続で主人公でした……こんなに主人公が愛されてよいのでしょうか。
さて、姫。どうぞご感想をお願いいたします。
主人公;……。いや、ほんと帰りたいですね。私色々やってないことあってですね、受験勉強全然できてないしあああこうしている間にもライバルに追いつかれぬかれているんだと思うとほんとに胃が痛いです本当に。何なんですかね
……。次行きましょうか!
えー次の質問はこちら。
・ままてんのキャラクターで好きなキャラクターは?(複数回答可)
はい、またも恒例の質問。
結果は以下の通り。
3位;リリツァス
ええまぁ予想範囲内ですね。人気ですねあなた。
2位;シルヴィス
こんなに毒舌なのにどうしたんですか!! どうしたんですか!!
twitterでも罵ってくださいとか言われてたけどどうしたんですか!! そしてリクエストに応えて普通に罵ってたけどどうして2位まで上がってこれたんですか!!
1位;主人公
知 っ て た 。
はい、こんな感じですね。
シルヴィス以外は予想範囲以内でした。あなたどうしたんですか本当。
えー、気を取り直して、次の質問は。
・ままてんの妖精の中で最も好きな妖精は?
3位;エルシャス
おっと予想外の伏兵。
2位;カーチェス
ええまぁ、彼はね。優しいからね。
1位;シルヴィス
またここにあなた来るんですね! どうしたんですか!!!!
……荒ぶりましたが別に大丈夫です……ええ、びっくりしているだけで……
では、次の質問へ。
・今ままてんで最も気になることは?(白雪姫の現状、主人公死亡のその後……など)
これは結構色々あがりましたね。
ではでは発表してまいりましょう。
・各登場人物の主人公への好感度、主人公に対しての感情
はい。好感度ですね。
とりあえずさらっと言いますと。現状、妖精からの恋慕の情はない、と考えて頂きたいです。色々面倒な設定はありますが、とりあえずないと思ってください。
まぁ……そもそも人間と妖精の確執がようやくわかったところなので……。ただ、今言えることがあるとしたら、妖精たちは少しずつ主人公を信じたい、と思い始めているところだということ。あと、情は確実に芽生えてしまっていることですね。
ただ、この状態では道化師の言う「白雪姫の洗脳から逃れる一手」にはなりえません。頑張れ主人公。
・各登場人物のイラスト、また子供の頃イラスト
……。
ええとですね。
とりあえず全員のラフ画は……できては、いるんですよ。できては。ただ、それがアナログからデジタルに移行できていないだけで。
……。
随分前のものなので今より死ぬほどクオリティが落ちますが、僕のツイッターを覗いていただけたら、ボツ案のままてんの扉絵が見られるかと思います……固定してあります。
……ただ、見るに堪えないほどクオリティがひどいです。そしてペン入れしかしていない。
・各登場人物の過去、事情(何故あの家にいるのか)
あ、はい。簡単に申し上げますと。
個人ルートで、ほぼ明らかになります。
ただなぜあの家にいるのかは……それより前に明らかになるかと……?
・継母の母国
コーネリア帝国ですね。
帝王に恵まれ、基本的には平穏な国です。
ただまぁ……市場の……
……。
これは、継母本人の過去が出てきたらわかるかと。
すみません。多分、ちょっと辛い話です。
・王子、鴉の実態
王子ですか……行方不明、ですね。はい。
主人公は王子の行方を調べられる情報網はないですしね……妖精に頼んだら何とかなるかもしれませんが、多分見つからない。
……登場時の飛びっぷりは……書いていて楽しかったです。うん。
そして鴉の実態ですね。
主人公、というか継母の私兵である彼ら。完全に詳細不明ですが、わかっていることは二つ。
黒い外套を身にまとっていて姿を見せないこと、それから少人数で動いていること。
現在何をしているのかは不明ですが、主人公がいなくなって黙っているはずがありませんね。
・白雪姫の現状
白雪姫の現状……白雪姫side.4を振り返っていただけたら判ると思いますが、正気には思えませんね。
自己中心的ではありますが、それ以上にはっきり言って不気味な言動をしていると思います。
加えて死神姫の発言。
あまり、死神姫に好ましくない状況になっていることはうかがえるのではないでしょうか。
・誰と恋愛関係になるのか、恋愛ができるのか、恋愛は個人ルートに入るのか、逆ハーレムになるのか
はい。実はこの情報は以前、twitterでさらっと流してしまっていたんですね……ご存知の方は、ご存じだと思います。
が、一応ここで明記しておきましょう。
とりあえず、現在の僕の予定としては、
前編→バッドエンド→中編→後編(個人ルートバッドエンド)→個人ルートハッピーエンド(ルーヴァスのみバッドエンド)→?→?→大団円
……という感じですね。
現在が前編、と言う形になります。
で、多分絶望的な展開から中編に行き、後編から個人ルートへ突入。前編・中編の中で何度かバッドエンドを迎える可能性はありますが、ともかく後編からようやく恋愛スタート、と言ったところですかね。中編はかなり短いはず。
で、大団円がおそらく逆ハーレム……に、なるかな?
まぁバッドエンドのルーヴァスも逆ハーレムといえばそうかもしれませんが。
そしてご覧になったらお分かりになるとは思いますが、全員“バッドエンドあり”です。後編の最初は全部バッドエンド。……多分ハッピーエンドでは言わないことをバンバン言ってくれるって信じてる。
……まぁそんな感じで、個人ルート・逆ハーレムは不可避ですね。そういう話の落ち着け方をしようとしておりますので。
……「?」の部分が2つで済めば……いいな……
あ。
一応、大団円は、あくまで主人公の大団円、と考えた方がいいと思います。
・主人公のこの後、主人公は生き残れるのか
バッドエンドによっては死ぬ可能性も大いにありますが、大団円で主人公死亡と言うことはないかと。
・主人公死亡後の各登場人物たちの反応
特定条件を満たした方のみ公開予定。
多分一般公開はしないです。
完全版のゲームでも作らなければね!
・リオリムの居る鏡の中
多分そのうち説明されると思いますが……とりあえず。
主人公がリオリムを呼ぶと、主人公側からは、鏡の中、暗闇の中にリオリムがぽつんといるような場所がのぞめます。
どういう場所なんでしょうか。
・ノアフェスの持っていた昆布の出所
ノアフェスの袖は四次元ポケットかな!(嘘)
……企業秘密ですね!
・ルーヴァスが何を調べているのか、調べていた人は誰なのか
ルーヴァスは結構色々動いているわけですが……彼の発言には気を付けておいた方がいいかもしれませんね。
ままてんの中で一番面倒くさい設定を背負っているのが彼です。
考えるのが面倒になるくらいには、面倒くさいです。
そして天音の希望としては……できれば彼ルートになるまでは彼への好感度はゼロであっていただきたいです。
調べていたひとは……とりあえず、ラクエス、という男ですね。精霊です。
・道化師の正体・目的について
その正体に明確な名前は付けられませんが、多分ままてんの終わりの頃になにがしかの形で答えを出すんじゃないでしょうか。たぶん、目的もしゃべる気がします。道化師と死神姫は同等の存在と考えて頂いて結構です。
・クランツのとの今後の関わり
吟遊詩人を名乗る彼ですが、何者でしょうか。迷いの森を平然と歩くのは、とりあえず普通ではありませんね。
・みんなの年齢
色々と事情はありますが、年齢順としては、
カーチェス→ルーヴァス→ノアフェス→リリツァス→ユンファス→シルヴィス→エルシャス
と、思っておいてください。
これ以上は今のところ明かせません……
・国の状況
あまりよろしくはないようですが、街は普通に機能していますね。特別治安が悪いわけでもないようです。
それなのになぜ城はあそこまで荒廃している上に物もなく、使用人の一人もいないのでしょうか。
そもそも。
なぜ、白雪姫は使用人を解雇したのでしょうね。
・継母という人物
妖精の話によれば、悪い人物ではなかったようですね。
民と親しくし、気取らない良い女王であったようです。白雪姫の悪行に手を焼いていたり、そもそも王に愛されなかったり、ずいぶんと不幸を被ってはいるようですが、一方で嫁いできた姫君らしからぬ、物騒な私兵であったり、それに王の殺人事件にまで噂が及んでいる様子。
どこまで本人が関わっているかは今のところ未知数ですが、ただの無知なお姫様でなかったことは確かでしょう。
……はい。
こんなところでしょうか。
今回、色々真相が出てきたおかげで皆さんさらに混乱されている様子が……はい、わかりました。
そして結果発表でさらにひっかきまわした気もする……
……。
推察を、どうぞ楽しんでいただければ!
……えー、では次の質問へ。
次はこちらになります。
・ままてんを読んだ上で、問題点があったら教えてください。(例;キャラクターが多すぎる)
では発表していきましょう。
・登場人物の名前間違いがある
も……申し訳ありません……。
最近は減ってきたと思っていたんですが、ご指摘の場所に確かに間違いが。
こそこそ直しました。はい。
天音はポンコツなので見つけたら是非……教えて頂けるとありがたいです……
……他力本願じゃなくまずきちんと見直せって話ですね、はい。
・小話がどこにあるかわからず、読み返しにくい
なるほどその視点はありませんでした。
……さて、どうしたものか。
少々、お時間を頂いてもよろしいでしょうか。ご提案頂いた意見から試行錯誤してみます。
・登場人物の名前が分からなくなる・把握しきれない・容姿の説明が欲しい
……。へはは。
申し訳ありません!
完全に天音の力不足でございますむしろそれ以外にない。
とりあえず追々……加筆修正を行って説明を追加していこうと思います。
ご迷惑をおかけします……
・主人公以外の登場人物視点が欲しい
これですね、別のサイトでもそのようにご意見いただいておりまして。
やっぱり皆さま気になるんですかね?
とりあえず差し支えない範囲で加筆修正をしていこうと思います。
ゆるゆるお待ちくださいませ……
・白雪姫の性格がひどすぎる
し……仕様で……
多分後々、色々わかると思います……天音に余力があれば……。
・色の描写の少なさ
なるほど。
死ぬほど地の文が少ないですから、当然説明不足になるわけです……
精進してまいります。
・更新頻度の低さ
ぐはぁっ。
ぜ……善処をね……善処をしてまいります……本当に……申し訳ありません……
こ、こんな感じですかね?
最近は改善されてきたものの初期はキャラクターの区別がつけられなかったという方が多いようです。
また加筆修正してまいりますので、斜め上から見下ろす感じの素敵な笑顔で、何卒見守ってやってくださいませ。
さて、アンケートは残すところあと2問。
次はこちらです。
・ままてんでは18.appleにおける主人公死亡のようなバッドエンドが数多く(連続して)盛り込まれる予定です。
バッドエンドは飛ばしてハッピーエンドのみ読みたいですか?
選択肢から一つ、回答してください。
結果は以下の通り。
・好きではないが、バッドエンドを読むことに特に問題はない56.1%
・バッドエンドも好きだ36.6%
・バッドエンドは読みたくない、ハッピーエンドのみを読みたい7.3%
……意外なことに、バッドエンドは絶対に読みたくない、と言う方がかなり少なかったようですね。
ただまぁ、1割近くの方は難しいようなので……
バッドエンドはバッドエンドであることをあらかじめ記載して更新していこうかなと、現在思案中でございます。
さて、次が最後の質問となります。
最後の質問は、こちら。
・ままてんの感想をお教え下さい。
・読んでいて面白い・読み返したくなる・飽きが来ない・設定が斬新で楽しい・スクロールが止まらない
っ……初っ端から天音の涙腺を崩壊させに来ている。
ありきたりな感謝しか言えないのがもどかしいですが、本当にありがとうございます。特に、何度も読み返していただいている方がかなりいらっしゃるようで、光栄な限りです。現在30万字越えと言う、気軽に読み返せる量じゃなくなっているにもかかわらず、何回も読み直しては楽しんでいただけているとのことで、作者としては本当に、嬉しい限りです。ありがとうございます。
・ストーリーがしっかりしている・設定がしっかりしている・伏線があり、中だるみしない・惹きつけられる・他の作品とは違った雰囲気がある
そうですね。自分でもここまで設定を考えることになるとは思っていませんでした……
そろそろ3年前になる、ままてんの短編を投稿したあの日、これでもかと言うほど適当に書いたそれが、よもやここまで成長するとは……
そして死ぬほど加筆修正をしながらまだまだ書くことになるとか、白目になりながらも投げ出さずに30万字突破など、誰が想像したでしょうか……
それもこれも、このままてんを読んでくださる、あなたのおかげです。
本当に、ありがとうございます。
・主人公の現実感がある・人間らしい・癒される・ひたむきで応援したくなる
主人公はできる限り、「普通にいそうで、誠実であろうとする子」を意識しました。
聖女みたいな主人公にするのは簡単ですが、そんな子を書いてもきっと誰も共感できないだろうな、と。
たまに口が悪いし、そもそも行動原理が「生き残りたい」一点だけですし、まぁお世辞にも天使のような子ではありませんが。
だからこそ、少しでも彼女に共感していただけたら、こんなにうれしいことはありません。
人気投票で1位を取り続けている彼女には、これからも人間らしい子であってほしいなと、そう思っています。どうぞ応援してやってください。
・主人公も妖精も大好き・キャラクターから元気をもらっている・キャラクターに好感が持てる・妖精が格好いい・キャラクターが個性的・素敵
ありがとうございます。
キャラクターの個性はまだまだ書きこんでいきたいですが、ひとまずそのように言っていただけて感無量でございます。
とにかく皆がしっかりとした個性を持って動いていってくれたらいいですね。頑張ります。
そしてできれば、もっともっと皆様に好かれるような子たちになってくれれば!
執筆頑張ろう、僕。
・白雪姫のバッドエンドがみたい
白雪姫のバッドエンド……ですね。
多分、悲惨なのが見れると思いますが……後味が……悪い……気が……
・キャラクターが分かりやすくなった
あああああ良かったぁあああああ
多分ノアフェスが騒ぎ出したのが大きいですね。
ルーヴァスに感化されていたらしい彼が、少しずつ素に戻ってきているせいでしょう。
とりあえずもっと区別がつくように表現していかねば。
・(アンケート)間に合ってよかった
……これは……
今回のアンケート開催は今までになく長かったと思いますが、これはかなり良かったのでしょうか。
どうも今まで短すぎたようですね。
これからは2、3か月を指標にすべきでしょうか……
・みんなで賑やかにしているのが好き・妖精たちとの会話が楽しい
楽しいですよね! 賑やかな場面と言うかカオス場面は書いている僕もとても楽しいです。
全員ワタワタしている部分とかさらにひっかきまわしたくなります。
これからもみんなでわいわいさせたいと思います!
・妖精との壁を感じてつらかったが、最近は打ち解けてきていて楽しい・主人公と妖精にもっと仲良くなってほしい
初期はね、かなり辛く当たられたので無理もないかと思います……
ですがまぁ、これからは特定条件下を覗いて主人公と妖精の仲は深まる方向なので、どうぞご安心くださいますよう。
最終的には恋愛入るのでね……また距離ができたらやば……
……あ。
……。
いえ、何でもありません。
・色々なことが分かり始めて、面白くなってきた・推理しながら楽しみにしている
推理!!
皆様の推理が知りたいですね! どうなっているのだろうか!!
ちなみにtwitterを覗いてくださっている方が、そこからいくつか断片を拾って推察してくださっていて……「店主」については、正解でございます。細かいところまで読んでくださっていて嬉しいです。
・恋愛要素が楽しみ
恋愛要素!
あといくつかの段階を踏んだら、多分中編に突入するので、そしたらほぼすぐに恋愛へ行くと思います。中編はかなり重いかわりに短いので、それまでの辛抱です。
どうぞゆるゆるとお楽しみに。
・謎が気になる・主人公の過去が気になる・謎が解き明かされそうで解き明かされないところがいい
主人公の過去ですね。そんなに特別な出来事はないですが、完全に平坦な道のりを歩んできたわけじゃないです。見守ってやってください。たぶん、ぼかして表現はされるはず……
そしてあの人物は……読み終わるころに「え? あれ? まさか……うそ」ってなることを願っています。
楽しみですね!
・本編でない小話も好き・おまけが楽しみ
小話を楽しんでいただけているようで、書きおろす苦労が報われる思いです。
最近は馬鹿みたいに長くなってきて……短く終わらせる才能と言うものが欠落しているのだろうか、僕は……
何にせよ、これから小話は折に触れて出していきたいと思います。
あ、小話の案はいつでも受付中ですのでどうぞ作者に放り投げてやっていただければ!
・主人公が幸せになりますように・みんなが幸せになりますように
……ちょっと泣きたくなった感想です。
幸せにします……きっと。
沢山の苦労と不幸と涙はあると思いますが、主人公と妖精たちには何度でも立ち上がって行ってもらいます。
皆様もどうぞ、見守ってやってくださいませ。
・文量が多く、読みごたえがある・読みやすい
ありがとうございます! 読みやすいと言っていただけるのは大変光栄です。
ちなみにかっちりと決めているわけではありませんが、基本的に3000字前後を目標に1話を書き下ろしています。例外のところはありますが。
ですが多分加筆修正をしたら……かなり増えるんだろうな……
・ハッピーエンドでもバッドエンドでも面白いだろうから、好きに書いてほしい
っっ……ありがとうございます! 嬉しくてろれつが回らなくなる!
ハッピーエンドでも、バッドエンドでも、無駄なものを書くつもりはないです。特に個人ルートでのエンディングはそれぞれにきちんと意味を持たせて書こうと思っています。
ハッピーエンドはもちろん、みんなの幸せな姿を。バッドエンドでは、彼らの生き様だったり、いつも言えなかった言いたかったことなど……
彼らがどんな未来をたどっていくのか、最後に大団円に行きつくまで、どうかついて行ってやってくださいませ。
・更新が楽しみ・今後の展開が気になる・これからも頑張って・完結頑張って
頑張ります! 更新死ぬほど遅いですが!!
とにかく完結を目標に、でもきちんと書きこんでいくことも忘れずに進めていきたいです。
生温い眼で見守ってやってくださると幸いです。
・健康第一で頑張って・体調には気を付けて
ありがとうございます!
1年目は特に体をぶっ壊してましたが、最近は……。
……。
……壊れてるな。
いや、とりあえず悲惨な病気にはなってないのでセーフですね。
……。
体調に気を付けつつ、これからも執筆頑張ります!
・ままてんを応援している・ままてんが大好き・ままてん最高・とにかく愛してる
ッッッ……!
もうね、本当にね……読者様にありがとうしか言えないです。本当にありがとうございます。
ままてんがここまでこれたのも、主人公が妖精たちと少しずつ打ち解け始めたのも、すべては今、ままてんを読んでくださっているあなたのおかげです。
死ぬほど遅筆な天音ですが! そして恋愛要素未だにゼロなままてんではありますが!
どうか、大団円まで、お付き合いくださいますよう、お願いします。
これからもままてんを、なにとぞよろしくお願い申し上げます!
今回、ご回答いただいた内容をかなり要約しております。
本当に皆さま、たくさん書きこんでくださって……文字数ギリギリまで書いてくださった方もいらっしゃいました。ありがとうございます。
読者の皆様が! 僕は大好きです!!
これからもままてん執筆、頑張ってまいりますので、なにとぞ、よろしくお願い申し上げます!
ではでは今回はこれにて……
以上、誕生日に投稿できずちょっと悔しい天音でした。……くそう。




