表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
67/110

60.apple

「呼び出してすまない」

「いえ、構いません」


 ルーヴァスの謝罪に、カーチェスはにっこりと笑って、ルーヴァスの自室の扉を閉めた。それから歩を進め、紅茶の用意を始めたルーヴァスに「俺も手伝います」と言ったが、ルーヴァスは首を振って「気にせず、座っていてくれ」とほんの少しだけ苦笑を見せる。


 カーチェスはそれに目を伏せたが、「わかりました」と首を縦に振った。


「いい加減、二人の時もその口調はやめてほしいものなのだが……」


 その口調、というのは言わずもがな、不自然なほど丁寧なカーチェスのそれである。


 二人にとってそれはまったく違和感のあるものではなかったが、ルーヴァスが敬遠していることはカーチェスもよく知っている。


「……嫌ですか」

「あなたはもともと、そんな話し方をする人ではないだろう」


 紅茶を煮出してから砂時計で時間を測り始めたルーヴァスは、立ったままのカーチェスに座るよう再度促し、自身も部屋の中央のテーブルへと着いた。


「あなたは俺の、命の恩人ですから」


 目を細めてそう告げたカーチェスに、ルーヴァスは少しだけ悲しそうに笑った。


「……。それを、未だに言うのだな」

「……では、砕けた口調で話したほうが良いと?」

「あなたが単純にわたしを命の恩人として思っているにしても、嫌でも距離を感じるからな」


 含みのある言い方だったが、それにカーチェスが答えることはなかった。ややあってから緩やかに唇を開き、砂時計を見たまま告げる。


「そもそも、あなたは本来、俺のような妖精と話す立場の妖精ではないでしょう」

「それは扉の内側の話だろう。大体、わたしは正当な立場ではないからな。そう畏まってもらえるほどのものではないのだが」


 自嘲気味に紡がれた言葉に、カーチェスは返す言葉が見当たらなかったか、黙り込んだ。


 それにルーヴァスは苦笑して、壁際の棚を見遣る。棚には紅茶の茶葉が入っているのだろうと思われる缶とさまざまな植物が芽吹いている鉢植え、それから多くの書物が整然と並んでいた。

 ルーヴァスが見ていたのは恐らく鉢植えで、その視線はどこか物悲しげだった。


 その理由を、カーチェスは漠然としか知らない。


 ただ、自分のしていることの罪深さと深い罪悪感に似たものが、おそらくルーヴァスにもあるのだろう。

 そしてそれが彼にそんな眼差しをさせているのだろうということは何となくわかっていた。


 ――ルーヴァスほど深い部分までは自分がその罪に関与しているとは思えなかったが。


 いずれにせよ彼と自分は同罪で、だから。


 だから、姫のことが心配なのだろう。


 あの無邪気な少女のことが。


「俺を呼んだってことは……姫のことですか?」

「その通りだ。それから、街でのことについて、もう少し詳しく聞きたい」

「……」


 カーチェスは嫌なものを思い出して、知らず苦い表情を見せた。

 それにルーヴァスは気の毒そうな色を隠さない。


「また、クファルスに何か言われたか?」

「いや……そちらは、構わないのですが」

「ならば彼女のことか?」

「……仰る、とおりです」

「……」


 ルーヴァスが顔をしかめてため息をつく。


「幸い、騒ぎにはなっていません」

「そうでなければ我々も困るからな……」

「ただ、薄々感づいているかと」


 カーチェスの答えに、ルーヴァスは何事かを思案するように視線を下に落とす。 


「しかしその様子ならば、解まで追い付いていないな」

「いないでしょう。ただ、つながりが薄くなっていること自体は気づいているはず」

「……。すべての場所から資料を早急に消し去る必要があるな。……ラクエスに頼むことにしよう」


 ラクエス、という単語を耳にした途端、カーチェスは申し訳なさげに頭を垂れた。


「……申し訳ございません」


 その謝罪の意味を十二分に理解しているルーヴァスは、顔を上げるように促して薄く微笑む。


「あなたに非はないだろう」

「俺の精霊が使い物になればよかったのですが」

「……。いい。そう深くとらえる必要はない。とりあえず今は動向の監視をするべきだろう」


 そう言い、ルーヴァスが砂時計に視線を戻す。

 砂はあとほんの少しだけ残っている。


「引き続き、同じように」

「御意」


 カーチェスは恭しく返事をする。それに一瞬、ルーヴァスは寂しそうな表情を見せた。

 それは申し訳なさげであり、悲しげであり、いろんな色がないまぜになった表情だ。


「……あなたには、辛い思いをさせるな」


 砂時計の最後の一粒が、静かに零れ落ちていった。











 翌日からの私は情けないことに、彼らとどう接するべきかがつかめなくなってしまい、何となく七人を避けるように地下の自室で過ごすことが多くなった。

 もちろん、掃除だとか、料理だとか、そう言った“責務”についてはきちんとこなしている。ただ、それ以外において彼らと関わることが極力なくなったということだ。その上、その“責務”すらもほとんど七人と顔を合わせることのないような時間に済ませようとしていた。


 これが最悪の結果しかもたらさないであろうことが分かっていても、もはやどうするべきなのかがわからず――結局逃げるように一人、自室でため息をつくのである。


『……お嬢様』


 たまに声をかけてくれるリオリムは、本当に心配そうだった。むしろ私よりもずっと私のことを心配しているように見えた。


「うん、なに?」

『その……差し出がましいこととは存じますが。外の空気でも、吸いに行かれるのは、いかがでしょうか』


 気分転換、といったところだろうか。

 が、リオリムが言いたいことは何となく察している。


 心変わりしてくれと。そう言いたいのだろう。


 優しい彼のことだから、私が死ぬとなると、きっと悲しむのだろうなぁ、なんて、どこか他人事のように自分の死を客観視してしまう私は、おかしくなってしまったのだろうか。


「――うーん、まぁ、今日はいいかな」

『そう、ですか……』


 ここ数日、何故か妖精たちの様子がおかしいようにも思う。不自然にもやたら私に話しかけようとしてくることもある。何より何故か雰囲気が暗い。


 しかし、それに構うほどの余裕も、私にはなかった。


 ……私は、死ぬ。

 白雪姫の望む世界のため、彼女を愛し、彼女の言葉を信じて盲目になった妖精たちに殺される。

 あの、優しい彼らに。


「……」


 諦観、というものは誠に恐ろしいものだと、何故だか静かに思うことがある。

 その恐ろしいものにつかまった私は、いずれそれに食いつぶされるだろうという思いに、心を支配されていた。













「姫、共に茶でも飲まないか?」


 そう言ってルーヴァスが私の自室を訪れたのは、それからほどなくのことだった。


 扉を開くと、穏やかな微笑を浮かべたルーヴァスが立っており、私は対応に困らざるを得ない。


 だって、どう接すればいいのだろう。


 今までは「知らない」という免罪符――とはいえそれは私だけであり、彼らにとっては到底免罪符になどならないだろう――があったから、あんな風に気軽に接することができたのだ。


 しかし今もそれをできるほど、私の神経は図太くない。


「……ええ、と」


 どう返事したものか迷っていると、ルーヴァスは、少し思案する様子を見せたが、やがてふわりと微笑んで、


「外は天気もいい。外で、紅茶と茶菓子を楽しむのも悪くないだろう」


 と、彼にしては珍しくやや強引に私を部屋の外へと連れ出したのだった。

どんだけ遅いのかと。


はい、アンケート結果のお話です。


アンケートをとったのはもう1か月も前です……それより前です……知ってた……


僕の無能っぷりが徐々に暴露されていく。うわぁあああ




……はい、気を取り直しまして。



改めて!


アンケートの結果を集計し終わりましたので、発表させていただきます!


まずは、こちらから!



一番好きなキャラクターは?


3位から参ります。


3位は接戦で、同位が3人もいます。


それでは、こちら!


3位;シルヴィス、リリツァス、ユンファス


前者2名はともかく、ユンファスは予想外でしたね。シルヴィスとの張り合いが効いたのでしょうか(笑


では、2位は?


はい、2位はこの方です。


2位;リオリム


前回と同じですね。彼は安定した人気を誇るキャラクターのようで。

ひたすら忠実に主人公を気遣う姿が、好まれたのでしょうか?



そして、1位。


もうおわかりですね?


ままてんマスターのあなたはもはや言わずともお分かりかと思います。


はい、こちらです!




1位;主人公



ちょっと、主人公さん……どんだけ人気なんですか……


4回連続で……1位……こわ……

ほぼ7割を平気で勝ち取っている……こんな主人公、アリなのか……


と、ここで主人公さんに感想を聞いてみたいと思います。


主人公さん、4回連続で一位だったわけですが、今どのようなお気持ちですか?


「帰りたいですね」


うん知ってた。




はい、気を取り直して次に行きましょう。




ままてんの中で好きなキャラクターは?(複数回答可)



なんとなくお察しの方もいらっしゃるでしょうか……実はこの質問、上記の質問泊まったく同じ結果になりました。

あな恐ろしや!


主人公の人気加減が怖すぎて。

他のみんなも頑張りましょう(笑



というわけでこちらの質問。



ままてんの妖精の中で最も好きな妖精は?



はい、妖精に絞った質問です。妖精と言っても今回は通常の7人ですね。


結果はこちら。



3位;カーチェス


照れまくりの彼ですが、主人公を献身的に守ろうとしているのが伝わっているのでしょうか……!


色々と抱えてそうな人ですが、照れまくっているせいでその方面が薄く感じられるかも……うーん。

まぁ、作者の執筆の技量ですな。



はい、では2位の発表へ。


2位;シルヴィス


毒を吐きまくっているのが印象的なのですかね。主人公に温かさのかけらもない彼がこれだけ持ち上がっているのはどういうことだ。うむ?


そして、1位は。


まぁ、なんとなく皆さまお察しかなと。


はい、こちらになります。



1位;リリツァス



まぁ、本当に人気のひとですねアナタ。

個人的に彼の人気は後半で上がる予定だったのですが、たぶん可愛いせいかな。あと主人公に好意的なのも人気の理由でしょうか。



何にせよ、あまり前回と変わった順位は見られませんね。



まだまだアンケートは続きます。

というか、こちらからが本番。


はい、お手数にもかかわらず、皆さま大変書き込んでくださいました。



まず、ままてんの問題点は?


・キャラクターが多すぎる

 ≫も、申し訳ございません……。主要人物(継母・白雪姫・妖精7人・鏡)がそもそも多いため、サブキャラクターを盛り込むとかなり多くなりますね。これからも増える予定ですが、極力キャラクターが分かりやすい性格・口調等を心がけていきたいと考えております。


・キャラクターが多く集まって話しているとき、区別がつかない(特にルーヴァスとノアフェス)

 ≫多分ほとんどの人はルーヴァスとノアフェスの区別がついていないだろうな、という自覚はあります。申し訳ないです。特にノアフェスに関しては特殊設定がございまして、これに関しては後々判明いたします。書き分けに努めてまいりますが、わからないところがあったら気兼ねなく訊ね頂ければ修正・お答え等、対応してまいりたいと考えております。なにとぞご容赦くださいますよう、よろしくお願い申し上げます。


・登場人物一覧がほしい

 ≫登場人物が分かりにくいのですね……! 自覚しております……! 本当に申し訳ないです。ただ、登場人物一覧につきましては現在、1.giftの道化師side1と2.giftの登場人物紹介にて公表しているものがすべてになります。章が進むたびに登場人物紹介を書いていこうと考えておりますが、現時点では上記2ページにおける記載が全てです。ご理解いただきますようお願い申し上げます……


・キャラクターの名前・特徴が覚えにくい

 ≫キャラクターの名前、ということは妖精の名前でしょうか? 妖精の名前は統一感を持たせるため、一定の条件を設けてつけています。ですので大変申し訳ございませんが、仕様となります。なにとぞご容赦くださいませ……!


・誤字・改行の間違いが多々見受けられる

 ≫誤字・改行間違いは完全に当方のミスです……! 投稿前に確認はしていますが、何分素人が一人投稿しておりますので、見落とすところも多々あるかと思われます。もしも見つけたら、作者にご報告いただければ、確認の後修正致しますので、是非ともご協力をお願い申し上げます!


・白雪姫の性格

 ≫仕様です。白雪姫はこの話において主人公の「敵」側の主要人物になりますので、相当歪んで貰おうと考えています。不愉快でしたら申し訳ございません……。多分というか確実に修正は無理です……白雪姫が良い子になった途端、主人公の死亡は確実です。


・妖精の名前が間違っているときがある

 ≫完全に当方の見落としです。もしもよろしければ見つけた場合、ご連絡いただければと思います……へ、変な名前になっていなければ……いいな……。


・人物の表情・それに付随する表現が不足している

 ≫うっ。自覚しています、僕の文章力が未熟なためです。わかりにくく拙い文でございますことを重々承知しておりますので、精進してまいりたいと思います。もしも「ここが分かりにくいので加筆を!」という箇所があれば、場合によってはお受けできるかもしれません……


・何か大きな出来事がほしい

 ≫主人公の「記憶喪失」発言により、彼女を取り巻く環境は変わります。主人公自身、かなり現在は揺れています。どうぞこれからも注意深く見守っていってやってくださいませ。


・○○○の出番少なくないですか

 ≫登場人物の出る回数は必ずしも平等にはなりません。贔屓等のつもりはございませんが、何卒ご容赦くださいませ。


・森はどんなところですか

 ≫詳しいことはネタバレとなるため伏せさせていただきますが、人間が足を踏み入れてもいつの間にか外に戻ってしまっている、不可思議な場所です。運が悪ければ同じ場所をぐるぐると回り、一生出られないこともあります。そのため人間はこの森を敬遠し、足を踏み入れることは滅多にないとされています。


・更新が遅い、更新を早くしてほしい

 ≫た、大変申し訳ございません……。当方が大変遅筆でございますため、ご理解いただければと思います。


・道化師と死神姫の会話を増やしてほしい

 ≫道化師と死神姫を気に入っていただけたのでしょうか……? だとしたら大変申し訳ないのですが、道化師と死神姫の会話は、話の「鍵」になることをぽつぽつと零していく程度ですので、故意に頻度を高くすること、または多くすることが出来ません。ご理解いただきますようお願い申し上げます。



ままてんの感想を教えてください。


・主人公が可愛い、主人公一番好きです、妖精が素敵、登場人物が個性的・魅力的で楽しい、好き

 ≫登場人物を気に入っていただけて大変幸いです。描き分けに苦労していた時がありましたが、今になると完璧にキャラクターも固まってきた感じでさらさら書いていますね。それにしても、主人公の人気ぶりが恐ろしいです。どうなってるのこの子。


・主人公が鈍いですね、鈍感な主人公がいい味出してます

 ≫に……え、主人公鈍いですか。そんなつもりで書いてはいなかったのですが……まぁ、あまり鋭すぎると、読者様が「主人公の思考早すぎてついていけない」という事態になってしまう恐れもありますし、文章力のない僕にはこれくらい鈍感な方が無難かもしれません……(笑


・道化師と死神姫の会話はドキドキする

 ≫ありがとうございます! さらっと「あれ、これまずくない? ……主人公逃げて超逃げて!」と感じることを呟いていてくれたらなぁ、というキャラクターたちです。何となく浮世離れしている二人の会話は要注意です。


・黒雪姫ですか(笑

 ≫その呼び方でいいと思います(笑 白雪姫はその正体がいまいち判然としないキャラクターですが、いずれきちんと描写出来たらな……と考えています。考えてはいます。


・ままてんが大好きです、どの作品よりもままてんが一番好きです

 ≫作者泣いていいですか! そんな言葉を貰ったら! この未熟な作者が! 己惚れますよ!! 僕もこんな拙作を懲りずに読んでくださる読者様が大好きです!


・先を推理しながら読んでいきたいです、解決の仕方が気になる

 ≫推理ですか。個人的には皆さんがどんなふうにままてんを推理しているのか気になっています。妖精狩りについて、というか人間と妖精の確執について気付いていた方はどれくらいいたんでしょうかね……


・設定・世界観が好きです、独特の世界観に夢中になります、完成度が高い

 ≫世界観を気に入っていただけたとのこと、大変うれしいです。白雪姫でありながら、白雪姫でない、不可思議な空気を感じ取ってくだされば……! 完成度が高いというお言葉はうれしすぎます。有難う御座います。


・面白いです、斬新ですね、いつも楽しみにしています

 ≫楽しみにしていただけて本当にうれしいです。いろんな方からのコメントやメッセージ、感想をたくさんいただいて、筆者冥利に尽きるというものです。王道なお話もいいですが、やっぱりどこか穿った、斜め上の路線を行くお話があってもいいですよね!


・道化師と死神姫の正体は何ですか

 ≫すいません言えません……この二人のお話もいずれ書いてはみたいのですが、どう考えても収拾付かないです絶対。


・白雪姫とつながっているのはだれか気になる、隠された謎が気になります、伏線が多くてわくわくする

 ≫はてさて誰が白雪姫と話していたのでしょうね……? 実は僕自身、その正体が知れるのがいつになるのか、まったく目処が立っていないです(汗 隠された謎に関しては、大きいものは一つこれで解けたとは思いますが、肝心の「何故狩られるのか」や、「貧しいはずの王国の街に活気がある」ことなど、まだまだ残っていますね。頑張ってひも解いていきます。気が向いたらたまに覗いてやってください。


・大団円を迎えて欲しい、主人公には幸せになってほしい

 ≫主人公が泣いて喜びま「あの、主人公交代しませ」自嘲してください、姫。さて、大団円についてですが、いずれ必ず書きたいと思っています。「みんな幸せになぁれ!」と応援してやってください。


・バッドエンドは苦手です

 ≫うっ……ままてんは僕に気力があって書きたいものを全部書いたとすると、相当な数のバッドエンドが存在するお話になると思います……多分、全部書いたら10個くらいはバッドエンドがあるような……。……。……すみません。


・主人公に感情移入できます

 ≫ありがとうございます。主人公、かなり背景がぼやけた子なので、誰でも重ねやすいのかもしれません。主人公はとにかく「普通」の子であってほしいので、落ち込んだり、怒ったり、泣いたり、笑ったり、当たり前のことを当たり前にしてくれるように書いています。


・ユンファスは神だ

 ≫妖精です。


・文が読みやすい、主人公の心の声が面白い

 ≫拙い文ではありますが、そう言っていただけると嬉しい限りです……! 主人公は思ったことは口にあまり出さない子ですが、心の中ではいろいろつっこんだり毒づいたりしています。皆さんも目の前に嫌なやつがいたり、気に入らないことが起こったら、口に出さず、にこやかに存分に心の中で毒づいてやりましょう。


・主人公とシルヴィスの会話が好き、シルヴィスのデレを期待しています、リリツァス可愛い、リオリムが好き、リオリムに出番を、リオリムが最近出てきてないので寂しいです

 ≫シルヴィスがかなり人気になっているようで。うーん、彼だけかなり尖っているからかなー……? デレはかなり後だと思ってください、それまで相当毒を吐かれます、お覚悟を。リリツァスはまぁ、可愛い……? 近くにいたらはた迷惑以外の何でもない体質ではありますが、遠目に見る分には面白いでしょうね(笑 隣に来たら笑顔でティッシュをあげましょう。そしてリオリムの出番催促の声が。リオリム、またちょろちょろ出すつもりではあるので、「リオリムー! 俺だー! 結婚してくれー!」と叫んでみるのはいかがですか。


・主人公、恋をするのですか? そんな甘くなりますか?

 ≫げっ。恋……コイ……お魚の方がまだ実りがありそうな。冗談はさておきまして、一応、腐っても恋愛小説なので……主人公、ちゃんと恋愛してくれるはずです……多分……きっと……。……道のりはまだまだ長いですが!


・カオスな場面が好きです

 ≫ありがとうございます。僕が書いてて一番生き生きするところです(笑 七人でカオスってるところとか、想像しただけで楽しいので、筆も乗ります。が、ここ最近あまりにもシリアスすぎたせいで特典があんなことに……ふざけるのも自嘲した方がいいですかね……(苦笑


・白雪姫をベースにしつつオリジナル要素があって読みごたえがある

 ≫ありがとうございます。オリジナル要素こそが、僕の描きたい部分です。綺麗なおとぎ話ではなく、美しく、醜く、残酷な「現実」を突き付ける部分があればなぁ、と思っています。その壁を乗り越えての大団円を、書きたいですね。


・終わり方がいい

 ≫終わり方ですか? あまり強く意識してはいませんが、少しでも先が気になる終わり方をしていればいいのですが……。有難う御座います!


・ストーリーが緻密に構成されていて情景が分かりやすいです

 ≫ありがとうございます。情景が伝わっていたらいいのですが、何分稚拙な文しか描けないもので……もっとわかりやすくできるよう精進してまいります。


・執筆頑張ってください、応援しています

 ≫ありがとうございます。その言葉が本当にいつも励みになっています。皆様からの温かいお言葉に報いることができるよう、これからも頑張ってまいります。


・ままてんを書いてくれてありがとう

 ≫何ですか読者様は僕の涙腺を崩壊させたいのですかありがとうございます! こんなにうれしい言葉はありません!! これからもままてんを!!! よろしく!!!! お願いいたします!!!!!







……はい、アンケートはこんな感じでした!


何というか問題点も多く見つかった一方で、いろんな温かいお言葉もいただいて、著者としては身が引き締まる思いです。

頑張らねば。


遅筆ながらも更新してまいります。






さて。



ここまでずらずら書いておきながら大変今さらではありますが、今回の熊本の大地震につきまして。

まず、被災されたすべての皆様に、お見舞い申し上げます。


僕はかなり遅れて地震について知ったのですが、連日報道するほど被害は甚大とのこと。地震の規模だけで言えば、おそらく東日本大震災よりも大きいのではないかと。

皆様の御身が大変心配でなりません。

そして、精神的にもかなりつらいかと存じます。

僕が被災したわけでもないのに軽々しくこのようなことを書くのは大変烏滸がましいと重々承知しておりますが、何もできないわが身が心苦しいばかりです。


あまりお役に立てるとも思えないのですが、もしも被災された方で「ままてんを読むと元気が出るからこんな短編書いてくれ」というご意見がございましたら、ぜひ作者の活動報告かメッセージにでも投げてくだされば、時間のある時になってはしまいますが、出来る限り、書かせて頂こうかと思っております(まぁあまりそんな奇特な御仁がいるとも思えないのですが……)。

ですが少しでも気分転換になるということでしたら、どうぞ遠慮なくリクエストいただければと思います。

文字書きの当方には直接的にはこの程度しかできませんが、何卒皆様がご無事で、少しでも前を向くことができるきっかけをお手伝いできればと。


どうかどうか、ご無事でいてくださいますよう。

それから、ご自分の御身を一番に考えて、どうか諦観してしまいませんよう。


遠いところからとはなりますが、被災地を応援しております。

以上を結びの言葉とさせて頂きまして、本日はこのあたりで失礼させていただきます。



以上、被災地の皆様が心配な天音でした。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ