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第一種戦闘配置、第二種戦闘配置

ついに開戦したアメリカ合衆国と大日本帝國


そして、明かされる作戦の全貌


大太平洋艦隊VS聯合艦隊


運命の一戦が始まる


12月5日、出港直後


「よし、全員集まってるな?」

山本が会議室を見渡す


「居るから、はじめろ」

作戦計画書を読みながら栗松が言う


「では、始める!


我々はまずこの季節特有の季節風を利用し明日までに北緯30度線、北太平洋に進出、

その後二日目は、全速力を持ってミッドウェー諸島を通過後ハワイの沖合いに展開する、

三日目に攻撃隊を発艦、攻撃を行う


以上、質問はあるか?」

ここで手が挙がる、


「すまんが、この艦たちの速度はどの位出るんだ?」

森下が聞いた


「最高、三百三十ノット、巡航速度は、三百二十四ノットだ、そのほか質問はないか?」

やはり、手が挙がる


「三日目に攻撃隊を発艦って、いくらなんでも遅くありません?」

泉家が聞く


「現地到着予定時刻が深夜の01:00だ、零戦隊の負担を考えてくれ、他に?」


「はい、では、戦艦部隊は如何すればよろしいのですか?」

菊池が言う


「戦艦部隊は、攻撃隊と共に攻撃に参加しろ、他に?ないな、よし!解散!」

バッと全員が立ち上がり会議室を出た、


「五十六はん、疲れとるんか?」

物陰から赤城が出てきた、


「お、丁度よかった、艦橋にワープしてくれ」

ちょっとした怠け癖が出た山本


「ほな、いくで?」

スゥと一瞬だけ光に包まれ、重力が消える

そして、


「アタッ!!!」

急に重力が襲うため、山本は電子航海図の角に頭をぶつける


「ち!長官!!大丈夫ですか!?」

そう言って駆けつかるは黒島亀人戦略参謀長


「だ、大丈夫だ、全艦に発行信号、無線封鎖の後、全艦増速用意!」

なみだ目で指揮を取る山本


「巡航戦速!!機関部に伝えろ!!」

赤城の伝声管が騒がしくなる


「全艦、第二種戦闘配置ッ!!」

海図を見ながら命令を出す山本


ここで、

第二種戦闘配置について説明しよう、

内容はきわめて簡単、いつも以上に警戒しろである


「敵機襲来無し!異常ありません!」

伝声管を見張り員の声が通る


「よし、雲に隠れながらいくぞ!」

黒島が叫ぶ


こうして、夕焼けの闇、白い雲海に聯合艦隊は姿を消した



ホワイトハウス、


「何!?聯合艦隊が!?、よし、ミッドウェーで待ち伏せだ!あと何日だ!」

命令を出すロッジ大統領


「はッ!少なくともあと9日です!」

海軍関係者が言う


「3日後までには少なくとも出撃しろ!陸揚げしてある艦載機を全て投入だ!!」

執念に燃えるロッジ大統領


「しかしそれでは飛行甲板が、」

戸惑う海軍関係者


「カタパルトで射出だ!!帰還したら、直ちに格納だ!!」

ハルゼー並みの剣幕だ...


「は、はいッ!!分かりましたッ!!」

海軍関係者の本能が言う『これ以上怒らせてはいけない』と


「だったらさっさと行けッ!!!!」

フォークやナイフを投げそうな勢いである


「は、は、は、は、はいッ!!」

ドアの外に飛び出し難を逃れたと思いネクタイを直す


「こんのッ!!馬鹿ッ!!何時までもたもたしてるんだッ!!さっさと行けッ!!」

ダッシュで追いかけて来るロッジ大統領


「ハァァワワワワワッ!!!」

泣きそうになりながら逃げる海軍関係者、


「名前あるから!!」

失礼、マイク・デービス司令長官


その後、長官機に逃げ込み何とか一件落着

そして、この日からマイク長官は二度と大統領とは会わないと心に誓った


こうしてるうちにも時間は過ぎ、クレーンで次々と艦載機の運搬、搬入作業は進んでいた、

そして、出撃の35時間前には全てを終わらせた


「よし、全部終わったか、出撃は明日の正午12:00、それまで艦内で自由待機だ」

そう言うのはマイク長官


「分かりました、」

唯一の女性参謀長マギ・アルティラ


一連の作業は終わりを告げ

深い眠りの夜が訪れた


しかし、上空ではまだ寝ていない移動物体が

灯火管制と無線封鎖を行っていた



聯合艦隊、


「長官、ハワイ沖です」

赤外線双眼鏡を覗く黒島


「ああ、いよいよだ、日の出と共に発艦出来るよう準備しておけ」

同じく赤外線双眼鏡を覗き命令を出す山本


艦橋の外に二人並んで双眼鏡を覗く姿、光景、...う~ん、不気味だ


「「ハックショ~イッ!!おお、寒い...」」

異口同音...


「!!、長官!鼻水凍ってますよ!?」

黒島が気が付く


「え!?(ポキッ)...本当だ」

絶句した山本


「もう、中入りましょう」

こうして、二人は艦橋の暖房設備にすがり付いた






12月8日、


この日は朝からエンジンを温めていた大太平洋艦隊、

全ての資材は詰め込まれており、正午には出港できるようになっていた


そして、ジェラルド・R・フォードの長官室では、


「ん...(はッ)!!!、もうこんな時間!?」

マギが慌てて起きる


「マ~ギ~、やっと起きた」

そう言ったのはこの艦の艦魂『ジェラルド・R・フォード』

長すぎるので以下『ジェラル』


「ジェラル!何で起こさないのよ!」

急いで支度をするマギ


「マイク長官でよかったねぇ~、他の長官だったら説教食らうよ」

親切に手伝いをするジェラル


「本当、よかったと思う」

モゴモゴとトーストとコーヒーを飲食するマギ


「よぉ、ジェラル飯は?」

突然現れる艦魂『エンタープライズ』

以下『エンター』


「「あ~...食堂行ってばれない程度にとって」」

異口同音Part2...


「んじゃ!」

シュバッと消えたエンター


ちなみにエンタープライズはジェラルド・R・フォード級航空母艦の3番艦である


「ア゛ァ゛クションッ!!」

ここで、大太平洋艦隊の最高責任権限者の登場


「!!、お早う御座います!」

コーヒーを淹れるマギ


「おはよ~」

ジェラルが一礼


「ふぅ~、大統領が夢に出やがった」

何気ない一言だが、マイクにとっては最悪の夜だったようだ


「長官、報告です、今朝敵の作戦暗号らしきものを傍受しました」

長官机の上にコーヒーを置きパソコンを開く


「内容は?」

なぜか新聞を読み出すマイク、まるで朝の食卓だ


「フジ■マノ■レ1■■8です、電波が微弱だったため欠落部もあります」

丁寧に説明するマギ


「...暗号情報部は?」

マイクが言う


「現在、総力を挙げて暗号解読中ですが、多分難航してます」

パチッとパソコンのボタンを押したその時、


ウオオオォォォォンンッ!!


「!!、防空警報だと!?」

新聞をたたむマイク


→『こちらカワイキ二・レーダーサイトッ!!敵機多数接近中!!』


「敵との距離!!」

顔つきが変わるマイク、やる時はやる男である


→『およそ1000㎞!!』


「全艦出港用意!!第一種戦闘配置ッ!!!」

港を見ると、駆逐艦や護衛艦などの小型艦は既に動き始めていた


「接触まで1時間半です!!」

マギが叫ぶ


「亜音速機か!?」



聯合艦隊、


「敵と接触します!!」

艦橋員がレーダーを見て叫ぶ


「敵の動きはッ!!」

やはり空母が気に成る山本


「現在、小型艦艇を筆頭に湾外へ退避しています!」

艦橋員が言う


「ダメだ!!攻撃隊へ打電!!行かせるな!!」

やはり、空母は抑えておきたい山本


一方、攻撃隊は、


「見えたぞ~!!まずは空母の足を止める!!」

低空へ舞い降りる村田


『敵機襲来!!』

艦隊全体をアナウンスが包む


「よし!テェェ!!」

バシュッと次々に青い海に引き込まれる魚雷たち


『魚雷来ます!!!回避ー!!!』

しかし、ここは湾口、

十分な回避運動は制限されているのだ


「!!、あれは、ジェラルド・R・フォード級!?」

外洋に三隻の空母を村田は見た


→「湾口封鎖完了、ズムウォルト級とフリーダム級、インディペンデンス級の合計五隻の逃走を確認」


護衛艦付の飛行場を逃がしたと村田は直感した


「全機、魚雷を抱えてる奴は空母を狙え、無い奴は帰等する」


一方、

上空の零戦隊は制空任務を負かされていた


「敵さん中々やるぞ!!」

そう言うのは赤城零戦隊隊長 坂井

ゴオとプロペラが唸りを揚げて空中一回転

あっと言う間に後ろを取った


「これで最後!!」

巴戦で見事に相手のジェットエンジンに銃弾を叩き込んだ


「よし、後は、ピカイチの出番だ」

下を見ると敵艦に対し果敢に急降下を仕掛けていた


「...今だ!!テエェェ!!」

ガッと重力が体に圧し掛かる

八百キロ爆弾は見事に敵船体に吸い込まれていった

そして、甲板に激突し、上層建造物を薙ぎ払う

勿論だが、今の爆撃に阿部はダイブブレーキを使わなかった


「敵全艦損傷を確認、帰等する」

この通信と同時に天城などの母艦から帰艦信号が発せられた


こうして、アメリカは大太平洋艦隊の殆どの戦力を失い

現在は、空母3 護衛艦5 艦載機:格納庫内75機ずつ 甲板上29機ずつ

たったの1時間で大太平洋艦隊は文字通り壊滅、拠点をミッドウェーに移すしかなく

後日、大統領から直々の電話がかかってきて散々だったという

かくして、真珠湾攻撃は成功のうちに終わりを告げた

ちなみに、戦艦部隊はやっぱり空母直援に回されたようだ



作者:ヤッホヨーイ!!久しぶりだァァ!!


三笠:今日から徹夜?


作者:明日からァァァ!!


三笠:で、ゲストは?


作者:ジェラル3姉妹ぃぃぃ!!


ジェラル:こんにちは、ジェラルド・R・フォードのジェラルだよん!


ケネディ:ジョン・F・ケネディです


エンター:エンタープライズだぜ!!って作者!?


作者:あんれまぁ...。久しぶり


ジェラル:えぇ!?知ってるの!?エンター!


ケネディ:前の作品、出てたじゃん


エンター:いや、あの時のはもう退役してるから


作者:あ、ボコされる前に逃げんとな


三笠:誰に?


作者:エンターに、


エンター:そういや、ハーダーは?


作者:あんたの艦長勤めてるじゃん


エンター:!!


作者:さてと、残念ながら、今回が最終回です


三笠:え!?本当に!?


作者:嘘だよ~ん♪


三笠:死ね!!


音:ガアァァアァンン


ジェラル:わぁ~、きれいに吹き飛んだ~


ケネディ:...


三笠:それでは、


ジェラル:また今度!


ケネディ:Have a nice day


エンター:じゃな~

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