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セラム海の死闘、

先ほどの潜水艦による雷撃の成果が攻をなしたのか、

伏龍と翠玉はまんまと逃れた、


この間に大太平洋艦隊と連邦機動部隊は陣形を立て直し、

いよいよ、本格的な逃走に入った


「...居る。」

艦橋の外にある曇った灰色の空を見てハーダーが言う


「一戦やるのか?」

そう言うのは相変わらず幸運のエンター


「あぁ、お前だけは被害ゼロだからな」

そう言ってコーヒーを飲む


「何しろ、嫌でも幸運なんだよ」

頭をかきむしりながら言う


『敵艦隊発見!!総員戦闘配置!!繰り返す、敵艦隊発見!!』

艦内を緊張とアナウンスが流れる


「本隊はそのまま北上!!エンタープライズが相手をすると打電しろ!!」

ハーダーが素早く指示を出すと

間もなくしてエンタープライズが針路を北西に変えた


「出し惜しみは無しだ、全機出撃!!、何としても撤退させろ!!」

何時もの目から仕事の時の目に変わるハーダー


ジェットエンジン独特の音を出してまた一機舞い上がった



聯合艦隊第三艦隊、


「対空戦闘用意、陸攻、戦闘機、攻撃機関係無しに直援よ!!」

既に着艦した戦闘機五機、攻撃機七機、爆撃機二機を再び空に電磁式カタパルトで舞い上がらせる


「陸攻部隊が対敵します!!」

重武装の陸攻と敵戦闘機が上空で弾丸を撒き散らす


火線が交差しあい、

ついに敵機が火を噴く


「流石は一式のパイロット、機銃員に気を使ってるわ」

あまりにもアクロバティックな飛行をする一式陸攻を見て夕凪が呟く


どうやら今回は陸攻部隊が活躍しそうだ、既に敵機は半分に達しようとしていた

間もなくして、攻撃機や爆撃機、大本命の戦闘機まで空域に到着し乱戦が開始された、

それに伴い、ついに高性能四十mm機関砲も敵機を射程に捕らえたのか、

その重厚な鉄の輝く鎌首を持ち上げる


「回避運動用意!!私の操艦についてきて!!」

ついに一基の四十mm機関砲が発砲、

それがまるで合図かのように次々と四十mm機関砲が発砲、

瞬く間に敵機を撃ち落とす


「あとは、陸攻に任せても大丈夫そうね」

そう言うと着艦命令を出した、

結局、回避運動は必要なかったようだ


「これが、出し惜しみ無しの最後の航空攻撃よ」

武器格納庫がこの攻撃で空っぽになるのだ、


「提督、準備が整ったそうです!」

既に電磁式カタパルトはやる気満々で艦上機を待っていた


「皆に伝えて、悔いが無いように暴れてきなさいってね」

夕凪は報告に来た甲板員にそう言った


「了解しました」

きれいに敬礼を決め、仕事場の甲板に戻って行った


「皆、頼んだわよ」

そう言って、攻撃隊の消えた空を何時までも眺めていた



エンタープライズ、


「敵攻撃隊を捕捉!!対空戦闘用意!!」

艦内を乗組員がせわしく駆け回る


「しまったなぁ、直援機を残しておくべきだった」

直援隊の無理やりの要求を呑んで出撃を許可してしまったことを後悔するハーダー


「あとは、コイツの運次第か」

そう言ってそばにあったサンドイッチを頬張った


一方、艦橋の上では


「全く、帰ったら対空装備を増してほしいんだが、」

ブツブツと愚痴りながらマガジンを装填する


「来るなら来...」

言いかけた途端、あたりに独特の音が響く


「この音、まさか!!!」

上を見上げる、不気味な程に厚い雲に覆われていた


『敵機6機直上!!間に合いません!!』


警報が艦内を駆け巡った瞬間、

エンタープライズの巨体を揺らすいくつもの衝撃が襲う


ーエンタープライズ、被弾、


しかし、そこはやはり幸運艦、

6発被弾してもその速度は落ちず、次々と攻撃を掻い潜る

そして、攻撃隊が引き上げるとエンタープライズも進路を北東に変え

被弾しながらも本隊に追いつこうと全速航行をやってのけたのだ

この海戦の後、アメリカはパイロット不足に陥りしばらくの作戦行動不能が余儀なく言い渡せれた

ミッドウェーのドックは損傷の酷い艦から優先的に入渠させ何とかやりくりしていた、

対して日本は甲板を張り替えるだけの作業で、各艦に配達された特殊な木材を甲板員が自主的に張り替えていた、

これが、『セラム海航空戦』である

戦術的勝利はアメリカが勝ち取ったが、

戦略的勝利は大日本帝國が勝ち取った。


作者:いや~、投稿するって快感!!


三笠:ここ最近忙しかったそうだな、


作者:うん、忙しかった、


三笠:で、暇を見つけては次回作を考えるっていう情報があるけど、


作者:は、ははは、んなわけないだろ?


三笠:じゃあ、この資料の束と携帯電話のメモ帳の書き込みはどう説明する、


作者:...では、また今度ッ!!Have a nice dayッ!!!!!


三笠:またんか!!、では、また会おう!、待ちやがれぇぇぇ!!!!

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