グェゼリン
未だに大戦力を保持する大太平洋艦隊、
大型空母が3隻:225機
小型空母が25隻:700機
対して、聯合艦隊は二百十六機、
果たして、この圧倒的状況を突破できるか?
6月28日、
この日の聯合艦隊は騒がしかった
それは何故か?
偵察していた『新・零戦改』の航空写真が山本の元に届いたのだ
「ほう、グェゼリン環礁かぁ、たったの二時間の道のりか、黒島戦参、全艦長を集めてくれ、」
そろばんを机の中にしまいながら言う山本
「はッ!!分かりましたッ!!」
バンと扉を開けて出て行く
「...う~ん、その内あの扉壊れそうだな」
ちょっと傷が目立つ扉を見て山本がため息をつく
「五十六はん、作戦案まとまったん?」
と、突然赤城が現れた
「ああ、大方な」
そう言って、紙の束を渡す
「...こんなに使ったん!?」
目が点になっている赤城
「使うって、何を?」
山本が振り向く
そして、赤城が紙を渡す
「...気にしないでくれ、この時はたまたま運が悪かったんだ」
紙の束を机の中にしまう山本
「まぁ、好きな事は止まらへん、けど、モナコで一千万!?」
赤城が計算機で計算しだす
「う、言うな!、これは軍機だ!!」
急いで赤城の口を塞ぐが遅かった
「あ~ぁ、山本長官、やっちゃいましたね」
そう言って入ってくる『横井 秀一』
「全く、長官たる者がそういう風でどうする!!!」
きつい一言を浴びせる『栗松 鉄兵』
「え、モナコって、餡子が入ってるあの奴?」
そう言って最中を取り出す『志摩 清英』
「違う違う、カジノのほうだ」
そう言いツッコム『泉家 秋平』
「...ご、ご愁傷様です」
そう言って挨拶する『戸塚 道太郎』
「オドオドするな、シャキッとせい」
そう言って注意する『原 忠一』
「あ、相変わらずの賭博好きですね...」
何時の間に探し出したのやら、請求書を見る『菊池 剛』
「全くです」
そう言って堂々と入ってくる『森下 信衛』
「ははは、絶対直らんよ」
笑いながら入ってくるのは『小沢 治三郎』
「長官、賭博癖、何時直るんですか」
そう聞くのは『宇垣 纒』
「直らんよ、」
そう言って手をヒラヒラさせる『南雲 忠一』
「会議は速めに終わらせてくれ、」
あくびをするのは『栗田 建男』
「お前はだらけ過ぎるんだ」
栗田にツッコム『田中 頼三』
ここに、
第一艦隊全艦長がそろった
「ここに、作戦会議を始める」
山本が号令をかけた
「まず、敵の位置だが、昨晩の台風のどさくさにまぎれてグェゼリン環礁に停泊、そして、」
バンと資料を机の上におく山本
「これが昨晩傍受した敵の暗号通信の全記録だ、数ある暗号の中から気になる二つの単語があった、」
そう言って、一枚取り出す
「それが、これとこれだ!」
プロジェクターで映し出される二つの言葉、
「敵の速度を計算すると、六日後、もしくは八日後に到着する、」
今度はプロジェクターで地図を写す、
「その為、ウェークの機動部隊集団鹵獲作戦は一時中断、第二艦隊も、針路を変更している、今回の一連の作戦はあくまでも、敵艦隊をミッドウェーに追い返すためだ、勘違いしないでくれよ、それに、まだ未確認だが、ユナイテッド・ステーツ級超大型空母のうわさが流れている、くれぐれも、油断しない様に!!、解散!」
会議を〆ると、それぞれの艦の飛行隊長に連れられ全員が解散した
「...ユナイテッド・ステーツ級...」
そう言って、諜報部の極秘資料を開ける山本
「性能が恐ろしいなぁ...
排水量
・基準:65,000 t
・満載:83,350 t
全長 331 m
全幅 水線38.1m/最大60.1m
吃水 11.3 m
機関 ガスタービン4基 4軸推進
最大速力 33ノット (61 km/h)
乗員 3,000名
2,480名(航空要員)
兵装 127mm単装両用速射砲 8基
76mm連装速射砲 16基
20mm機銃 20基
搭載機 90~100機
こんなもんが太平洋をウロチョロされたらたまったもんじゃあない」
そう言い、封筒を引き出しの中に入れた
ここに、
日米双方が動きを見せようとしていた
作者:作戦開始!!!!
三笠:で、作戦内容は、
作者:とにかく書いて書いて書きまくる!!!
三笠:この会話が分からない人は、活動報告を見ることをお勧めする
作者:そして、眠い!!
三笠:で、どれくらい徹夜したの?
作者:とりあえず、26日から一睡もしていない
三笠:何時まで寝ないの!?
作者:出発ギリギリまで!!
三笠:てことは、28日の昼までノンストップ!?
作者:伊達に徹夜馬鹿じゃないんでね、
三笠:とりあえず体気を付けろよ、
作者:分かってる、では、
三笠:また今度会おう!!




