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目覚め

「あぁあぁあぁあああ!!」


私は叫んでいた

化物に襲われたと思ったからである


「はぁ……はぁ…ゆ、夢…」


少し落ち着きを取り戻し、脳が正しく活動を始める


私は気を失う前のことを思い出すと、背筋が寒くなるのを感じた

先ほどの夢は夢だけでない

実際に起きたことなのだ

目の前で人が殺されたのだ


私は上半身だけ起き上がろうとしたが

身体の至る所が痛い、なぜこんなに痛いと考えたがよく考えると、昨日はコロシアムで嬲り殺されかけたことも思い出した

しかし、私を殺そうとしたチャンピオンは頭を喰われて死んでいた


ところで、ここはどこだろう

どうやら立派な家にいるようだ

壁は真っ白で清潔感があり、天井はとても高い、家具も一つ一つ細かな装飾があり高価だということは一目でわかった


私のベッドもかなり立派な物であった

昨日のことがなかったら、幸せな睡眠を得られてだろう


窓を見ると、朝日が差し込んでいた


未だに寝起きのしっかりとは働かない脳を必死に動かそうとする

喋る化物のことは覚えているが、その後が思い出せない


私はとりあえず歩こうと思い、ベッドから降りようとしたが、足が地面に着いた瞬間、大きな音を立てて倒れてしまった

どうやらまだ歩ける状態ではないようだ

なんとかして、起き上がろうとしている時に

大きなドアにノックがされた


「王様!お目覚めになられたのですか?お部屋に入らせて頂きます。失礼します」


私の了解も無く入って来たのは、とても綺麗な女だった

青色の髪の毛で整った顔、身長のそれなりあり、スタイルもとてもスレンダーである

服装は長いスカートに上はなにかゴテゴテした服だった


そういえば、昨日の化物は私を王と読んでいたな…

どうゆうことだ…

王と呼ぶから化物かと思ったが人間でよかった


「王様、おはようございます」


女は頭を深々と下げた


「お、おはようございます。

よろしければ、ベッドに戻りたいので、手を貸して頂けないでしょうか?」


「よ、よろしいのでしょうか?私程度のものが王様の御身体に触れてしまいますが?」


なぜ女はこんなことを言うのだろうか?

そらに私は「オウ」というようなものではない

まぁ、それより今はベッドに戻らなければ


「そ、そんな畏まらないでください。

あなたの手を借りないと私はベッドにすら戻れないんです。

………手伝ってもらえませんか?」


もう一度お願いした。

はやくベッドに戻りたい

上半身を強く地面にぶつけたみたいで、かなり痛い


女はかしこまりましたと返事をすると、私の身体を持ち上げ、ベッドに戻るのを手伝ってくれた

持ち上げる時には、失礼しますとまで女は言った

ここの対応はなんか嫌だ

早く家に戻りたい

いや戻らなければならない

あの娘が私をまっているに違いない


私がベット横になると、布団をかけてくれた


「あ、ありがとうございます

ここは、どこでしょう?」


「ここはドルアーガ第一公爵様のお屋敷ですこの部屋は客人用の寝室でございます」


「そう…なのですか…私はシルバーという街にいたのですが、このお屋敷からどのくらいかかるでしょうか?」


「シルバーでしたら歩いて6時間ぐらいでしょうか?」


よし

これなら身体が動けるようになったら直ぐに帰れる

早く身体を回復させないと


「このお屋敷の一番偉いひとは今いらっしゃいますでしょうか?」


せっかくあの状況から救ってくれた人だ

挨拶はしっかりしなければ

あと、何があったのか知りたい

あの化物の襲撃はいったいなんだったのか



「ドルアーガ様は只今、ご自身のお部屋でお仕事をなさっていると思います。」


「なにか支えられる物はありますでしょうか?ドルアーガさんに挨拶に行きたいのですが自分の足だけでは、動けないので」


とりあえず、挨拶は早めに行った方がいいと思ったので、早速行動に移そうと思ったが身体のことを考慮するとどうしても支えるための物がいる

女は少々お待ちくださいと言うと部屋から出て行った


やはり、畏まられるとなんか嫌だ

少し時間が経ったら、女は戻って来て手には杖が握られていた

杖はかなり使われていている感じで、色は黒で持つ所には何か透明な丸いものがありそれを握るようだった


「ありがとうございます。

しかし、こんな凄い物を使ってもいいのでしょうか?」


私は杖の価値を知らない

こんな良いお屋敷にある杖だからかなり高価の物と思い『凄い』と言った


「構いません。

ドルアーガ様が王様に使って欲しいと私に渡されました。

あと、ドルアーガ様は、その杖はあなた様の物ですとおっしゃっていました。」


どうやらこの屋敷の主人まで私に対して畏まっているようだ

私はいったいどうしてしまったのだ?


「申し訳ありません。

あと、ありがとうございます。

大変恐縮です。

あと、私はオウという名前ではありません」




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