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小さな平屋があった

家というよりむしろ倉庫に近い平屋は

ベッドルーム、台所、トイレの3つの部屋に別れているぐらいの説明で済む質素であった


その平屋のベットに少女が一人寝ている

少女の顔は赤く病にかかっているように見える

その横に付き添っている人間がいる


寝ている少女の目がゆっくり開いた

それを見て、付き添っている方から口を開いた


「気分はどうだい?」


「少し落ち着いたよ」


「どこか痛い所はあるかい?」


「頭が少し痛いよ」


「頭か…」


付き添っている人間の顔に曇りがかかったが直ぐに笑顔になった


「大丈夫、私がずっと側にいるから」


「へへへ…ありがとう」


「ゆっくりお休み」


付き添っている人間は少女の頭を撫でながら

少女の顔を見つめていた

少女は心地よさそうに開いた目を閉じた


人間は少女が寝たのを確認した後、静かに家を後にした

平屋のベッドの横のテーブルの上に

「仕事に行ってくる」と書かれた置き手紙を置いてあった


人間は街の中央にあるコロシアムに向かった

コロシアムの賞金が目当てであった

少女の病は普通の病ではない

あの病を治すには高価な薬が必要であり私にはそんな資金がない

だから、コロシアムに行くのだ


コロシアムのロビーに入り、申請をした

申請完了の後に、控室に向かい、好きな武器を選べと言われた


木製の盾と鉄の剣を取った

そのまま、しばらくしているとコロシアム関係者から出番だと言われた


ゆっくりと立ち上がり、コロシアムの闘技場の入口まで移動した

移動中は、汗が留めなく流れ出た


闘技場に入るとそこは化物が、人間の観客を襲っていた

人が死んでいた、食べられていた、嬲り殺されていた

ただ、地面に座り込んでしまい

動けなくなってしまった

腰が抜けてしまった


ふと上を見ると、化物が大きな口を開けながらこっちに向かっていた

大きな牙がこちらの顔をめがけて向かってくる


恐怖から叫びながら、目を閉じた

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