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第36話 旦那様からのサプライズ

 結婚式の準備とは、不思議な魔物である。


 最初は「ウェディングドレスを作ろう」「結婚指輪の石を探そう」「最高の祝宴料理(飯テロ)を決めよう」くらいの個人のつもりが、気づけば街全体が熱狂の渦に巻き込まれ、職人たちは睡眠時間を削って限界突破し、領民たちは勝手にお祭り騒ぎで盛り上がり、私自身は朝から晩まで分身したいレベルで走り回っていた。


 楽しい。

 ものすごく楽しい。限界オタクの血が騒ぐ。

 でも。


「……つ、疲れた……体力と魔力と、主に羞恥心が……」


 私はその日の夕方、居間のこたつへ半分突っ伏すようにしてだらしなく呟いた。


 視界には、広げられたままのドレスの美麗な図案。

 テーブルの端には、結婚指輪用に採ってきたあの『小型の国宝ダイヤモンド』の輝き。

 その隣には、試食会で決まった暴力的なカロリーを誇る祝宴メニューの最終修正版。


 やることが多い。

 幸せなことに、過労死しそうなくらい多い。

 けれど、極上の幸せと疲労困憊は完全に両立するのだと、前世の社畜OLだった私は最近になってしみじみと理解した。


「奥様」

 侍女が、そっと温かいハーブティーを置いてくれる。

「少しお休みになってくださいませ。目の下にクマが……」

「はい……ありがとうございます……五分だけ寝ます……」


 私は湯気の立つカップを両手で包み込む。

 ふう、と息をついた瞬間、全身の力がスライムのように抜けた。

 あったかい。生き返る。五臓六腑に染み渡る。


 窓の外は、夕方の美しい薄青色だった。

 冬の空気が少しずつ濃くなり、館の外では職人たちの威勢のいい掛け声がまだ遠く聞こえる。誰かが魔石のイルミネーションの位置を調整していて、誰かが大通りの花飾りを徹夜で確認しているのだろう。


 国じゅうが、私たち二人の結婚式へ向かって全力で動いている。

 それはたまらなく嬉しい。嬉しいのだけれど、今日は少しだけ、何も考えずに頭を空っぽにしてボケーッとしたかった。


「……ルシアナ」


 ふいに、頭上から低く甘い声が落ちた。


 顔を上げると、そこにはクライヴ様が立っていた。

 今日も今日とて圧倒的に顔がいい。いや、本当に毎回思うけれど、私が疲労困憊している時ほど、この人の国宝級の美貌は破壊力(殺傷能力)が増していませんか?


「クライヴ様……」

「ひどく疲れているな」

「はい……ちょっとだけ、HPが赤ゲージです……」

「ちょっと、ではない死にそうな顔だ」


 図星だった。


 クライヴ様はこたつの向こう側へ座るかと思いきや、当然のように私のすぐ隣へ腰を下ろした。

 そしてそのまま、大きな手で私の肩をグイッと引き寄せる。


「わっ」

「俺に寄りかかれ」

「……はい」


 私は抵抗せず、素直にその広い胸にコトンと頭を預けた。

 クライヴ様の肩と腕は、相変わらずとても温かい。こたつの熱とは違う、芯から安心する絶対的な温度だ。


「一人で頑張りすぎだ」

 彼が静かに、少しだけ不満げに言う。

「そうでしょうか」

「そうだ。もっと俺を頼れ」

「でも、楽しくて」

「知っている」

「アドレナリン出て止まれないくらいに」

「それも知っている」


 低い声が、私の髪の近くへ優しく落ちる。

 私は少しだけ笑った。


「最近、私のこと何でもお見通しですね」

「お前の考えていることなど、だいたいわかる」

「それ、時々ちょっとストーカーみたいで怖いです」

「夫の深い愛だ。怖がる必要は一ミリもない」

「うーん……」

 私は考えるように首を傾げた。

「嬉しい気持ちの方が宇宙一大きいので、やっぱり大丈夫です」

「そうか」


 クライヴ様の口元が、ほんの少しだけ嬉しそうに緩む。

 その表情を見た瞬間、私の胸の奥がマシュマロのように柔らかくなる。


 私はホッと息をつき、ぼんやりと窓の外を見た。

 すると、ふいに前世の古い記憶がフワッと頭に浮かんだ。


 前世の、まだ社畜としてすり減っていた頃のことだ。

 忙しい仕事の合間、休日に一人でふらっと現実逃避に出かけた『植物園』。

 巨大なガラス張りの温室の中、外は真冬なのにそこだけは春のように暖かくて、見たこともない色鮮やかな花が咲き乱れ、空気が少し湿っていて。

 あの空間だけ、時間がゆっくりと優しく流れていた。


 なんで急にそれを思い出したのか、自分でもわからない。

 たぶん、現実逃避したいくらい疲れていたからだろう。


「……植物園、行きたいな」


 ポツリと漏れたのは、完全に無意識の独り言だった。


「しょくぶつえん?」


 クライヴ様が怪訝そうに聞き返す。


「えっ、あ、いえ」

 私はハッとして少しだけ慌てた。

「前世にあった場所なんです。世界中のいろんな花とか植物を集めて育ててる、巨大な『温室』みたいな施設で……」

「温室」

「はい。全面ガラス張りで、冬でもポカポカにあったかくて、珍しい花がいっぱい咲いてて」

 話しながら、私は自分でも自嘲気味に少しだけ笑ってしまう。

「仕事で疲れた時に行くと、ちょっとだけ現実を忘れられるような、素敵な場所だったんです」


 クライヴ様は何も言わず、ジッと私を見つめていた。

 私は慌てて付け足す。


「すみません、ただ思い出しただけで……」

「別に謝ることではない」

「でも、今さらそんな無茶なもの欲しいとか我儘言うつもりじゃ」

「言っていないだろう」

「はい」

「なら問題ない」


 そう静かに言われて、私は小さく頷いた。

 その時は、本当にそれで終わったのだ。


 私は少し休んで、お茶を飲んで、夜はドレスの刺繍案を少しだけ見直してから、クライヴ様の腕の中で泥のように眠った。

 いつもの、慌ただしくて最高に幸福な夜だった。


 ◇ ◇ ◇


 翌朝。


 侍女が、どこかソワソワと上気した顔で部屋へ入ってきた時も、私はまだ何も察していなかった。


「ルシアナ様」

「はい?」

「その……閣下が、今すぐ『中庭』へお越しくださいと」

「中庭?」

 私は瞬きをする。

「こんな朝早くに?」

「はい……あの、わたくしからはそれ以上、何も申せません……ッ!」


 最後、完全に声が興奮で弾んでいた。

 なんだろう。嫌な予感ではない。でも、確実に何かある。


 私は首を傾げながら手早く身支度を整え、中庭へ向かった。

 重い扉を開けた、その瞬間。


「……え?」


 私は、その場に完全に立ち尽くした。


 中庭の広大な一角、昨日まで一面の雪景色で何もなかったはずの場所に――『巨大なガラスの建物』が建っていたからだ。


 建物、というより。

 温室。


 それは、見た瞬間にわかった。

 天高く伸びた、白亜の美しい骨組み。全面を覆う、透明度の高い巨大なクリスタルガラスのような板。

 朝の光を受けてキラキラと神々しく輝く壁と屋根。

 辺境伯邸の館に隣接するように広がる、総ガラス張りの『超巨大な温室(植物園)』。


「……………………」


 私は完全に、限界オタクの語彙力と声を失っていた。


 昨日まで、なかった。

 本当に、跡形もなかったはずだ。

 なのに今、そこには確かに“ある”。


 前世の記憶以上の、夢みたいな圧倒的規模で。

 夢みたいな透明感で。


「……気に入るか?」


 低い声に振り向くと、クライヴ様が少し離れた場所に立っていた。

 いつも通りの漆黒の軍服と外套。でも、どこかほんの少しだけ、私の反応を窺うみたいな、大型犬のような顔をしている。


 私は震える口を開いた。


「……これ」

「温室だ」

「見ればわかります……!」

「お前が昨日、言っていただろう」

 クライヴ様がド真顔で静かに言う。

「前世にあった、植物園とやらに似たものが欲しいと」

「ほ、欲しいとは一言も!」

「行きたい、と言った」

「言いましたけど……ッ!!」


 それだけで、一夜にしてこれを!? 国家予算レベルの建築物を!?


 私はもう一度、巨大な温室を呆然と見上げた。

 白い骨組みはたぶん普通の金属ではない。土魔法と錬金術で極限まで強化された白石材だろう。透明板もただのガラスではなく、軽くて絶対に割れない魔導素材だ。

 しかも中からは、うっすらと柔らかな緑と、色とりどりの花の気配が見えた。


 まさか。


「中、入っても……?」

「ああ」


 私は吸い寄せられるみたいに、美しい装飾が施された扉へ歩いた。

 取っ手へ手をかける。開く。


 フワリ、と。

 春のようなあたたかい空気が、頬を優しく撫でた。


「……ッ」


 中へ一歩入った瞬間、私はまた息を呑んだ。

 広い。ただ広いだけではない。

 そこにはもう、完全に計算し尽くされた“美しい庭園”が存在していた。


 白い石畳の小道。小さなアンティーク調のベンチ。

 両脇には、咲き乱れる色とりどりの花々。奥にはつる薔薇を這わせた優雅な白いアーチ。さらにその先には、水魔法で循環させている清らかな小さな水盤まである。


 そして何より。

 花だ。

 本当に、数え切れないほどの花が咲き誇っていた。


 辺境の野に咲く素朴な白い花。深い青の神秘的なつぼみ。王都の貴族が愛でる高価な大輪の薔薇。

 それから、きっと皇帝ユリウスの隣国ルートや、もっと遠い土地から魔法転送でかき集めたのだろう、見たこともない鮮やかな色や形の花たち。


 朝の光が透明な壁を通して降り注ぎ、その全部が淡く、やわらかく輝いている。

 空気はポカポカとあたたかく、少し湿っていて、生命力に満ちた土と緑の匂いがした。


「…………すごい」


 ようやく出た言葉が、それだけだった。

 後ろから、クライヴ様が中へ入ってくる。


「夜のうちに職人と魔導師を総動員して仕上げさせた」

「夜のうちに!? 徹夜で!?」

「骨組みは俺の土魔法と石材加工で一気に組み上げた」

「一気にって物理的な規模じゃないです!」

「内部の温度は火の魔石で完全制御している。水は地下水脈から魔法で引いた」

「待ってください、説明が全部チートでサラッとしすぎてて怖いです!!」


 でも、怖いより先に胸がいっぱいだった。

 私はフラフラと夢見心地で小道を進む。


 花に触れる。葉先へ指を寄せる。

 ベンチを見て、水盤を見て、さらに奥へ。


 温室の一番深いところには、少しだけ背の高い樹木が集められた一角があった。

 そこだけ空気がさらにやわらかくて、木漏れ日みたいな優しい光が揺れている。


「……植物園だ」


 私は小さく呟いた。

 本物の、私が思い描いた理想の植物園。

 前世で見たものと、まったく同じではない。でも、あの時感じた“現実を少し忘れられる癒やしの場所”の気配が、確かにここにはあった。


 私はゆっくりと振り返る。


「クライヴ様」

「なんだ」

「どうして、こんな、凄すぎることを……」


 問いながら、途中で言葉が詰まる。

 どうして、なんて。そんなの聞かなくても、痛いほどわかる気がしたからだ。


 でも、クライヴ様はちゃんと、真っ直ぐに答えた。


「お前が欲しそうだったからだ」


 あまりにもシンプルで、愛に溢れたその一言。


「お前は毎日、ひどく疲れているように見えた」

 低い声が、やわらかく落ちる。

「だから、お前が少しでも現実を忘れて休める場所を、今すぐ作りたかった」


 私は限界まで目を見開いた。


「……ただの独り言を、覚えていてくれたんですね」

「当たり前だ」

 クライヴ様は怪訝そうに眉を寄せる。

「愛するお前の言葉を、俺が聞き逃して忘れるわけがないだろう」


 その台詞は、ズルい。

 ものすごく、ズルい。


 私はもう、感情がたまらなくなって、数歩で彼のところまで駆け戻った。


「ルシアナ?」

「ありがとうございます!!」


 そのまま、彼の広い胸にギュウッと力いっぱい抱きつく。

 外でならまだしも、朝っぱらから自分から抱きつくなんて、少し前の私なら羞恥心で絶対にできなかった。

 でも今は、そうしたかった。


 だって嬉しい。

 本当に、心臓が爆発するくらい嬉しい。


「……そんなに嬉しいか」

 クライヴ様の大きな腕が、少し遅れて私の背へ優しく回る。

「そんなに、です」

 私は彼の胸元へ顔を埋めたまま答える。

「すごく、です。びっくりして倒れるくらい」

「そうか」

「だって、ちょっと植物園に行きたいなって、ボヤッと思い出しただけなのに……」

「だからだ」

「え?」

「俺の妻の“ちょっと行きたい”程度のささやかな願いを、俺が我慢させる理由がどこにある」


 その理屈、激重。

 でも大好き。


 私は少しだけ顔を上げた。


「……旦那様」

「なんだ」

「それ、世界一甘やかしてません?」

「そうかもしれないな」

「否定しないんだ」

「お前を世界一甘やかすのに、今さら誰に遠慮する理由がある」


 だめだ。

 この人、本当にだめだ。私の理性を殺しに来ている。


 私はまた顔がカァッと熱くなるのを感じながらも、どうしても声を出して笑ってしまった。


「そういう殺し文句、急にド真顔で言わないでください」

「今さらだろう」

「最近、そればっかりです」

「便利だからな」

「あっ、認めた!」


 その大人気ないやりとりが可笑しくて、でも涙が滲みそうなくらい幸せで、私は小さく笑いながら目元を指で押さえた。

 クライヴ様はそんな私を見て、ほんの少しだけ愛おしげに目を細める。


「気に入ったならよかった」

「気に入ったどころじゃありません」

 私は即答した。

「大好きです」

「温室が?」

「それもですけど」

 私は少しだけ恥ずかしさに負けそうになりながら、でもちゃんと彼の黄金の瞳を見て言う。

「こんな無茶苦茶な愛の塊を作ってしまう、旦那様ごと大好きです」


 沈黙。

 あっ、今のちょっと自分でも恥ずかしかったかもしれない。


 私が言ってしまってから茹でダコのように赤くなっていると、クライヴ様はゆっくりと手を伸ばし、私の頬へ熱い指先で触れた。


「……そういうことを不意打ちで言うから、手放せなくなる」

「ッ……」

「ただでさえ、最近はお前が忙しいからと夜を我慢しているのに」

「が、我慢?」

「限界だ」


 低い声が、やけに近い。

 私は思わず一歩も動けなくなる。


 ここは温室の奥。

 美しい花に囲まれて、朝の光がキラキラ揺れていて、空気はあたたかくて、すごく綺麗で、誰の目もない。

 そんなロマンチックな場所で、そんな熱を帯びた声を出されたら、心臓がもつわけがない。


「く、クライヴ様」

「なんだ」

「近いです」

「俺が近づけている」

「そういう意味ではなく」

「わかっている」


 そう言いながら、彼はさらに距離を詰め、私の退路を完全に断った。

 唇が、触れる。


 額へ。

 目尻へ。

 頬へ。

 それから最後に、ほんの少しだけ強引で、深い口づけ。


 甘い花の匂いがした。

 土の匂いも、緑の匂いも、全部混ざってやわらかい。

 私はその場で目を閉じ、彼の黒い外套をそっとギュッと握った。


 たぶん、前世で見たどんな立派な植物園よりも。

 今、彼と一緒にいるこの場所が、世界でいちばん綺麗だと思った。


 ◇ ◇ ◇


 しばらくして、ようやく唇が離れた時、私はまだ少し熱に浮かされてぼんやりしていた。


「……ズルいです」

「何がだ」

「一夜のサプライズも、殺し文句も、温室も、全部」

「お前が喜んで俺に惚れ直したなら、それでいい」

「よくないです」

「よくない?」

「私ばっかり、嬉しくて幸せになりすぎるので」


 するとクライヴ様は、ほんの少し考えるような顔をした後、静かに言った。


「なら、式が終わって落ち着いたら、ここで二人きりでお前の作った菓子を食わせろ」

「えっ」

「誰の邪魔も入れず、二人だけでだ」

「……」

「それで少しは釣り合うか」


 私は一瞬ポカンとして、それからフッと吹き出して笑ってしまった。


「はい」

「できるか」

「もちろんです。最高のスイーツを用意します」

「なら約束だ」


 そうして私たちは、温室の奥に置かれた白いアンティークのベンチへ並んで腰を下ろした。

 しばらく、何も言わずに花を見た。

 あたたかい空気の中、葉がかすかに揺れ、水盤の水が小さく光る。


「……ここ」

 私はポツリと呟く。

「結婚式の後にも、毎日来たいです」

「ああ」

「疲れた時も」

「ああ」

「何も考えたくない時も」

「ああ」

「あと、旦那様と一緒に嬉しい時も」

「それが一番いいな」


 クライヴ様の返事は、いつもより少しだけ、とろけるようにやわらかかった。

 私は薬指の巨大な指輪を見下ろして、それから温室いっぱいの花を見渡す。


 ドレス。指輪。温室。料理。街の飾り。心から祝ってくれる人たち。

 ひとつひとつ、私たちの幸せが形になっていく。

 こんなふうに、幸せって目に見えるものなんだな、と不思議な気持ちになった。


 そして同時に思う。

 これだけ幸せの絶頂だと、そのうち絶対に『面倒なこと』が起きるだろう、と。


 ……というか、起きる。間違いなく起きる。

 だって旧王都から泥水をすすって逃げてきたあの愚かな二人が、まだこっちへ向かっているのだから。


 そう思った、まさにその時だった。

 温室の入口の方から、ドタドタドタッ! と激しい足音が響いた。


 ああ、来た。

 この足音の乱れ方は、絶対に“穏やかな報告”ではない。


「閣下! 奥様!」


 案の定、レオンハルト団長の部下の若い騎士が、顔色を変えて飛び込んでくる。


「国境の門前より緊急の急報です! 旧王都方面から来た、ひどくみすぼらしい男女二名が、ついに『辺境の関所』へ到着したとのこと!」


 私は静かに、小さく息を吐いた。

 ついに。

 温室という最高のサプライズの直後に、最悪の来訪報告である。


 でも、もう前みたいに怯えたり、怖がったりはしなかった。

 だって私には、この夢のような温室も、指輪も、結婚式も、そして隣に立つ最強の旦那様もいる。


 だから、たとえあの二人がどんな泥まみれの無様な顔で泣きついてこようと――。

 知ったことではない。完全に論破して、絶望の底に叩き落としてやるだけだ。



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