世界征服の始まりダァ♪
「さて、どうやって世界征服をしましょうか?のコーナーーーー!!!」
「「「いええええええぇぇえい♪ドンドンパフパフ〜!」」」
ヤケクソである。
「やはりここは俺のビックリでドッキリなメカでタイムがボカーンするのはどうだろう?」
「却下っ!!」
いろいろと怒られた上でお仕置きだべぇ、されちゃいます。
「ここはクールに人造人間で攻めるでヤンス♪」
レッドがリボンでヤサイな人達に阻止されちゃいます。
「却下でっ!!!」
「そこは改造人間がベストですよぉ♪みんなで『イーーーっ!』って叫びましょうぅ」
「バッタの裏切り者が現れますよ!!」
「バッタは農家の天敵ですぅ!!」
「却下ですっ!!」
とまぁ、いつもの様なアホなやり取りはさて置き、みんなで真剣に考えます。
まずはディアの八大国の一つ【ゴッドア】を手中に治める事を目指します!
フォーレスから一番近いですし唯一、まともに行った事がある街でしたから。
「正攻法で行くなら国民投票によって街のトップに選出される方法ですよねぇ?」
んー。しかし、私はすでにフォーレスの街の王様だったりします。
そもそもフォーレスは国として成立しているのでしょうか?
国は、一般的に、住民・領土・主権及び外交能力(他国からの承認)を備えた地球上の地域のことを指す。
「我らがタマモ神を崇める同士達で構成されるフォーレスは宗教国家と言って過言ではないだろうっ!!」
過言です。結局のところはギルドに国と認識されるかどうか、という話になってしまいますねぇ。そして、いまだにギルドはフォーレスの扱いを決めかねている。
やっぱり・・・ソコですね♪
「決めました!私達は・・・」
そう、結局の所はこの構図が必要なのです。
「ギルドと敵対します♪」
・・・
一瞬の沈黙。
「マジでヤンスかぁ・・・」
「マジですかぁ・・・」
「マジかぁ・・・」
一同、がっくりと肩を落としました。
まぁ、予想はついていた感じもありましたけどね。
そう、私達は・・・ギルドと敵対し、この世界の根幹であり、法であり、運営の敷いたシステムそのものであるギルドを・・・破壊しようとします♪
方向性も決まった訳ですが・・・ファイムのプレイヤーもNPCもギルドに依存しています。だからフォーレスの街もギルドを誘致したのですが・・・
「なぜみんなはギルドに依存していると思います?」
素朴な疑問。
「そりゃ、便利だからですよねぇ?そもそも魔物を倒しても冒険者ギルドがなければ換金出来ませんしぃ」
なるほどぉ。
「ギルドは魔物を買い取って何に使ってるんです?」
これにはモーブが答えてくれました。彼は鑑定を無差別にしまくったおかげで普通のプレイヤーでは知り得ないファイムの裏設定まで熟知していました。
「まずはマナの抽出でヤンスね。これによって紙幣と同等に扱われているマナを得られるのでそこからマージンをとって冒険者に還元されるでヤンス」
魔物からマナを抽出できる。
「それはギルドしか無理なんです?」
それはちょっとズルい気がするのですが・・・
「いや、マナ抽出装置は俺でも作れるぞ?」
なんと!まさかワチダが作れるそうです。
「魔道具の基盤を作るのに必要だからな。それなりのクラフターなら作れるが、大規模に展開して経営しないと、さして利益にもならないしギルドに頼った方が手っ取り早いからなぁ・・・」
「ふむふむ」
「さらに魔物の素材の有効利用がネックでやんす。様々な素材を売るショップとギルドは繋がっているからそこで発生する利益もギルドは冒険者に還元出来るでヤンス」
確かにめんどくさい売買をギルドが纏めて一括管理している。
規模が当たり前の様にどこよりも大きく、ほぼ独占状態なのだから経営は安泰です。
ノウハウもマニュアルも蓄積された実績が最適化していく。
でも・・・それって・・・つまらなくないですか?
効率がいいから、楽だから、安いから、安心だから・・・。
それは確かに、生きる上で必要ならば目指すべき最適解です。
でも・・・ここは死の概念が薄い、基本的には飢えのない救済が常に存在している理想郷です。ならば・・・もっと、楽しんでいいんじゃないですか?
既存のシステムに則って、自由を忘れて、決められたレールの上で、決められた価値基準だけで順位を競う。それはそれであってもいいです。
でも・・・もっと別の【遊び】があっていいんじゃないですか?
システムを超えた、新しい可能性。
ファイムなら、きっとそれすらも許容して、更なる新しい世界を魅せてくれる。
私は・・・その可能性を体現して発信する!!
私は今や、誰よりも影響力の強いインフルエンサーと化していました。
私が楽しく自由を満喫すればする程に、私の目的は達成される。
私が楽しければ楽しいほどに、私の思惑は達成されるのです♪
『武力を伴わない平和的な征服。それは思想を広める事で起こる。』




