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事実上の代表戦

 「お前さんたちが戦うのは『ザ・マーチ』じゃろ?もう呼んでおる」

 「ワシらと戦ったグラウンドにいるぞ」


 「ドン・ファンさん、なんとお礼を言ったらいいか...」


 「礼は野球界大戦で勝ってからにしな。もう世界の争いは始まっている、時間はない!はよ行ってこい!」


 俺たちは綺麗な大声で返事をし、グラウンドへと駆けて行く。実は話し合いの後、少し仮眠をとっていて、睡眠時間は短いが意外にもスッキリしている。


 グランドにつくと、それぞれ違った楽器をもっている天使族がいた。天使族は、白いひらひらの衣装と翼を身にまとい、頭上には黄金の輪っかが浮いている。


 楽器はバラバラで、トランペットやコントラバス、フルートにエレキギターなど多種多様なものを天使族は抱えていた。


 指揮棒を持っている爽やかな男の天使が、僕らに気づき話しかけてきた。


 「待っていたよ。君たちが噂のビギナークラスからの成り上がりチームだね」

 彼は優しく吐息まじりの声で話す。


 「今回はよろしくです!」


 「威勢がすごいね。今回は実質、この大陸代表の補欠を決める戦い。いや、もう補欠は言えないのかもしれない」


 「どういうことだ!?」


 「あれ?もう大陸中で広まっていると思っていたんだけどね。実は私らの鳳凰大陸代表のサキーヌのチームが2回負けたんだよ」


 あのサキーヌのチームが2回も負けただと?俺は信じられなかった。俺たちと100点差以上の差をつけて勝ったチームだぞ。


 第二次野球界大戦では5回負けたら終了。だが、2回も負けてしまえば強い選手がいなくなって、勝てる見込みはほぼなくなる。


 つまり、サキーヌのチームは5回負ける可能性が高く、その代わりに補欠チームが出る可能性も高くなっているということだ。


 「この大陸の最後の砦ってわけか」


 「そういうことです。この戦いの結果が今後の運命を大きく変えることでしょう」

 「だからこそ!!!君たちにこの権利は譲れません。ビギナーからの成り上がりは凄いことです。しかし、この大陸の命運はあなた達には預けれません」


 男の天使は鋭い眼差しで俺たちを見ている。この天使も真剣に考えているんだ。きっと俺たちが嫌いとかそういうのではなく、実力を考えでの発言だ。


 だが、俺たちだって譲れない。野球の楽しさを伝えることが出来るのは、俺たちしかいないと思っている。俺たちのプレーで世界を平和にするんだ。


 「なら早いとこ勝負で決めましょうや!」


 「ええ。ではこの大陸で古くから伝わるやり方で決めましょうか」


 そう言いながら天使は、真ん中を境界線として赤と青の2色で出来ている金貨を取り出した。この金貨を上に投げ、地面に落ちたら赤か青のどちらかに色が染まるものらしい。


 俺は赤を選択した。天使が変色金貨を上空に飛ばした。金貨が地面に落ち、赤と青が混じって紫色になったと思えば、色がまたじわじわと変化していき赤色へとなった。


 先攻は俺たちになった。


 1番打者がバッターボックスの立つ。立ち姿から見て、今までとは別人のように思えた。そして、その姿は俺に応援を使わせる気を良い意味でなくした。


 1番打者は相手投手の球をいとも簡単に打ち返し、ツーベースヒットを打った。そして、その後に続く打者たちも長打のヒットを量産して3点もとった。


 打った本人たちは驚いていた。あの秘密の特訓場での練習で、自分たちが気づかない以上に成長をしていたのだ。


 1回の裏、相手の攻撃となる。レジェンドクラスでトップ2のチームだから、俺たちは身構え、投手も少し緊張している様子だった。


 しかし、その心配はまるでいらなかった。簡単に相手打者をゴロや三振で打ち取って、簡単に3つのアウトをとった。


 ベンチに戻ると、みなが目を丸くしてお互いを見あっていた。ようやく、選手たちも気づき始めた。


 あの秘密の特訓場で俺たちは領域を1個や2個どころではなく、数十個という単位で飛び越えていた。勿論、特訓場の施設のおかげでもあるが、この短期間でここまでいけたのは奇跡である。


 その証拠に、グラウンド外で見ていたドン・ファンが1番驚いていたからである。


 「やはりワシが見込んだだけあるわい」

 「奴らには他のどのチームにも持っていないものを持っている。サキーヌのチームも持っていないものだ。もしかしたら、こいつらが本当にこの大陸を救ってくれるのかもしれないな」


 相手チームの『ザ・マーチ』のメンバーも、俺らの勢いに圧倒されて、怖気づいてしまっている様子であった。


 俺たちは自分達が想像している以上に強くなっているのかもしれない。それも、相当だ。だから、俺の応援にもとてつもないモノが備わっているのかもしれない。


 「イケる...イケるぞ!前まで夢みたいに思えたレジェンドチームに勝つことが出来そうだぞ!!」

「そこそこ面白いじゃん!」「意外とおもろいなぁ」


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