表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

30/45

”ヤキュウ”の起源

 「え?第二次野球界大戦?」

 「まず第一次が起きたのが100年以上も前だぜ。何を今更やるっていうんだよ」

 と、レジェンドクラスの大男が言う。


 「私もそれは同じ考えだ。だが、色々と起きてしまってな...もうやるしかないのさ」

 綺麗な格好した男が眉間にしわを寄せて言う。


 レジェンドクラスの選手たちと、男は色々と会話をしていたが、専門用語的なワードが多くあり俺には全く理解することが出来なった。


 「ミレイ、今なにが起きてんだ?」

 俺は隣にいたミレイに小声で聞いた。


 「まさしく超ヤバいってことよ」

 そう言うと、ミレイは続けて今起きている状況を話してくれた。


 ミレイが言うにはこうだ。


ーーー


 この世界には、それぞれの神獣の形を催した大陸が6つある。鳳凰、竜、麒麟、白虎、八岐大蛇、大神蛸の6つ。この大陸間では昔から争いが絶えず、矢や球が飛んできて多くの死者が出た。


 どの大陸も仲間の死に悲しみ、苦しんだ。そして、死者を出さない形として、矢や球を使った矢球ヤキュウが出来た。矢球は広まっていき、矢球ヤキュウでゴールドを稼ぐという暮らしに密接する形へとなった。


 これで解決と思われたのだが、ヤキュウは出来たばかりで結局勝敗が付かず、半ば強引な和解という形で第一次野球界大戦は終結する。


 それからずっと大陸間はあまり仲が良くなく、度々争いは起きていた。いつ爆発してもおかしくない状況だった。そして、遂に火がつき爆発したのだ。


 八岐大蛇と大神蛸が勝手にヤキュウで争いを始めたのだ。他の大陸はそれを止めようとしたが上手くいかず、なんなら他の国まで争いをする気になってしまった。元々、第一次野球界大戦が不完全燃焼感ある戦いだったのもあり、一度ついた火を止めることは出来なかった。


 そして、第二次野球界大戦が始まり、緊急でレジェンドクラスが招集されたのだ。


ーーー


 「ってことは、あの人はこの大陸の偉い人なのか」

 綺麗な格好をした男を見ながら、俺は言った。


 「わざわざ探しにきたのだからトップの人間では無さそうだけど、上層部の人間であるのは確かだわ」


 俺らが話しているうちに、レジェンドチームの選手たちと上層部の男の話が終わり、別のところへ移動しようとしていた。


 「ちょっと待ってくれ!」

 俺は思わず呼び止めてしまった。俺以外のみんなが驚いていた。


 「なにかね?」

 上層部の男がめんどくさそうに聞く。


 「大陸を代表して出るチームは1つなのか?」

 

 「はぁ...」

 

 「ブロンズでも自分たちがいる大陸の事情ぐらい知ってもいいだろ?」

 言おうか迷っている男に俺は引きさがらなかった。


 「出るチームは1つです。ただし、補欠チームもいるので、実質2チームですね」

 

 「俺らを、、、出させてくれ」


 ヒューーーー


 グラウンドにそよ風が吹き、砂埃が舞う。俺の衝撃の発言で、誰もが音を出せないほど驚いてしまった。


 「ブロンズが何言ってんだよ!出れるわけねーじゃん笑」

 レジェンドチームのサキーヌがケラケラ笑いながら言う。


 「君が何を考えているか分かりませんが、あまり甘くみないことですよ。さっきの試合でも分かったように、君たちとは次元が違う戦いなんです」

 上層部の男は真面目な顔で言っている。少し怒っているような口調だった。


 「セイヤどうしたんだよ?俺らになんか無理だよ」

 仲間が小声で言ってきた。


 「私たちが出れるような場所じゃないのよ」

 ミレイも俺を止めてきた。


 「だって”ヤキュウ”は争いじゃない。楽しくやるものなんだよ」

 「俺はこの世界の”ヤキュウ”を変えたいんだ。だから、俺のチームも出させてくれ!頼む!」


 俺はそう言って、土下座をした。確かに上層部の男が言う事は確かだ。俺らのレベルが出れるような戦いじゃない。けれど、こんな争いで使われるヤキュウを俺は見たくない。


 ヤキュウはもっと楽しいものなんだ。出させてもらえるなら、俺は何だってやるつもりだ。土下座だって何百回でもやってやる。


 「ハハハハハッ、土下座しているぞ!おもしれー!」

 サキーヌが腹を抱えて笑っている。


 「そんなことをしても...」

 上層部の男は、俺の土下座を見ても動じず断ろうとしていた。


 「いいじゃん!チャンスをやってあげてよ」

 と、サキーヌが言う。


 「え!?」

 上層部の男も、サキーヌのチームメイトも声をあげて驚いた。まさk、サキーヌからこの発言があると思わなかったのだろう。


 「いや、しかし彼らはブロンズ。あなた方も戦って、十分弱さに気づいたでしょう!」

 

 「あぁ、確かにクソほど弱ぇ。けど、素質が見えた。トップを狙える素質がな。」

 「何がどうとか無い。これは完全なる私の勘だがな」

 サキーヌは腕を組みながら、じっと俺の方を見ていた。

 

 「サキーヌ様がそこまで言うなら、分かりましたよ」

 男は渋々了承した。


 そしてサキーヌと男が近寄り、話し始めた。数分後、サキーヌがこちらの方を見て、言ってくる。


 「1週間以内にどれかのレジェンドチームに勝て!それが条件だ」


 まじか、、、いきなりレジェンドチームに勝てと言うのか。けど、、、やるしかないよな。


 「あぁ分かった」


 「ちょ、セイヤ何引き受けてんのよ!勝てる訳ないでしょ!」

 「私たいついさっきまでビギナークラスだったのよ」

 ミレイが小声で騒いでいる。


 「すまん」

 俺がそう言うと、ミレイは鼻息をもらし呆れたように斜め上を見ていた。

こっから更に物語の面白さが加速します!!


「そこそこ面白いじゃん!」


と思ったら、下にある☆から作品への応援お願いいたします。面白かったら星5つ、つまらなかったら星1つ、正直に感じた気持ちで勿論大丈夫です。


ブックマークも頂けると本当に嬉しいです。いっぱい貰えたら連載伸びるかも?


あなたの”ワンポチ!”が私の心を救います。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ