流星旅行
星が一つ流れてく
わたしは流れる星の上で生きている
空に浮かぶ星も流れてる
ゆっくりゆっくり流れてる
行き先が同じ星たちは
流れてるのに止まって見える
だからずっとそこに居てくれる
共に流れて
共に旅する
幾千万の星の海を
わたしの星は通り過ぎてく
ほんの一瞬すれ違うだけ
それでもどこか記憶に残る
そんなきれいな星もある
もしも流れる行き先が違えば
あのきれいな星と
ずっと旅したかもしれない
そんなことを呟くと
隣で流れる星の一つが
いつもよりも少し赤くなった気がした
でもそれはもしもの話
こうして一緒に旅してくれる
あなた達がいるから
わたしはさみしくないよ
ありがとうって伝えると
星は今度は青く輝いた
照れたように白い雲で姿を隠すけど
全然隠れきれてない
でもそれを言うと可哀想だから
気づかないふりをした
星は流れてく
わたしは今日もその星の上で生きている