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物語調の詩/短編

流星旅行

作者: 日浦海里

星が一つ流れてく


わたしは流れる星の上で生きている


空に浮かぶ星も流れてる


ゆっくりゆっくり流れてる


行き先が同じ星たちは


流れてるのに止まって見える


だからずっとそこに居てくれる


共に流れて


共に旅する


幾千万の星の海を


わたしの星は通り過ぎてく


ほんの一瞬すれ違うだけ


それでもどこか記憶に残る


そんなきれいな星もある


もしも流れる行き先が違えば


あのきれいな星と


ずっと旅したかもしれない


そんなことを呟くと


隣で流れる星の一つが


いつもよりも少し赤くなった気がした


でもそれはもしもの話


こうして一緒に旅してくれる


あなた達がいるから


わたしはさみしくないよ




ありがとうって伝えると


星は今度は青く輝いた


照れたように白い雲で姿を隠すけど


全然隠れきれてない


でもそれを言うと可哀想だから


気づかないふりをした




星は流れてく


わたしは今日もその星の上で生きている

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― 新着の感想 ―
[良い点]  幼い頃に、夕焼けは宇宙からどう観えるのかと考え、夕焼けに染まる地球を描いて気付いた太陽視点。  地球視点の宇宙旅行で、赤くなる所で思い出しました…★  月との会話が和みます…★
[良い点]  同じ方向に同じ速さで行くのなら、ずっと並んでいられますね。  少しでもずれていれば、止まっているようには見えず。  幾千の中でそうしていられるものを見つけられたことは、もしかするとすごい…
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