第6話
数日経って
「起きてよ兄さん。紹介したい人が来てるんだ。」
えっ!それって、えっ?そんな悪に満ちた寝起きドッキリってあります?もっかい言っとこ、えっ?
なんて、簡単に人に会う感じに身なりを整えてリビングに向かうと
「お兄さん、お久しぶりっス!」
体育会系なあいさつが先行して弟氏を含めて3人の男性がダイニングチェアーに座っていた。
確かこの2人は、そのまま体育会系な鹿屋と知的でメガネをかけてないけどかけていそうな魚見。この2人は弟氏の同級生で、鹿屋は1年ダブってるから年は弟氏より1歳上だ。(説明台詞乙。俺)
ちなみに2人とも顔面偏差値は高く鹿屋は背も高い。そして、魚見はメガネをかけろ。(キャラ的に)
「2人に話したんだ。この間のことを」
弟氏が語り始める。今日は客が来ているのでいつものお兄ちゃん子モードではないため、お兄ちゃんちょとさみしい。
「兄さんもこないだの市長選挙をこの2人が手伝ってくれたのを覚えているよね」
どうやら今度は、弟氏が説明セリフをしゃべる番のようだ。
「鹿屋は持ち前の運動量で選挙中、ビラ配りから僕のフォロー、あとはボランティアの人たちへの指示まで幅広く」
「声がでかいのが、俺の特技ですから」
弟氏から誰かに向けた鹿屋の紹介セリフの途中で鹿屋のターン。
「本当に声だけはな」
魚見の一言で鹿屋のターンエンド
ちなみにこの魚見も弟氏の戦友と言うか参謀的なポジションに座る男。絶対にメガネをかけるべきだ。キャラ的に