憑依
処女作
朝目覚めるとそこは自分の部屋ではありませんでした
一面真っ暗な世界が広がっていました
「え?ここどこ?」
『目覚めましたか?こよみ様』
何処からともなく女性の声が聞こえてくる
『こよみ様大変申し訳ないのですが貴方は元の世界で生きて行くことができなくなりました』
『なので別の世界に貴方を送りたいと思います』
「ちょっと待てよどうゆうことだよ!てか貴女は誰?何処にいるの?」
『残念ながら答えてる時間はありません』
声が残念そうに答える
『ではこよみ様さようなら別の世界でお幸せに・・・』
声がそう言うとだんだん意識が遠退いてきた・・
ジリリリリ
目覚まし時計の音で目が覚めた
「・・・変な夢見た」
そう呟いた自分の声に違和感を感じた
「あれ僕の声ってこんなに可愛い声だったけ?」
嫌な予感がするのでスマホのアプリで鏡アプリを起動して自分写したらそこには美少女が写っていた
「えっ!!!!」
驚いた声だけじゃあない容姿どころか性別まで変わってしまっている
ここで言っておくがこよみはごく普通の男子高生だった
「どゆこと!?」
ふとさっきみた夢を思い出した
「もしかして!」
自分の部屋を見渡した
元の自分の部屋とはあきらかに違っていた
部屋の作りも家具もすべて違っていたあるはずの本棚がなくなりでっかい衣装タンスがある
「夢の声が言ってたとうり別の世界に来ちゃったのかな・・それも別の誰かになって」
・・・・・・
???
『こよみ様その世界は男女の性比が壊れて男性過多になって世界も乱れてますが・・きっと元の世界よりいいはずです』
( -∀・)