出港準備 1
前回のあらすじ
お義母さまかっこいい!めっちゃ頼りになる!キャァー!
です。
ちなみに好感度
お義母さま≒好き>元婚約者>元婚約者の正妻>>父≒好感度マイナス
それでは本編へどうぞ
屋敷に戻って、荷物を急いでまとめることにした。3日後には公爵領の港から出航できるらしい。
父はことを聞きつけたとしてもすぐには帰れないはずだが、なるべく早く動いたほうがいい。
そうお義母さまは考えたようだ。
やることはたくさんある。
まずは使用人たちに私たちが出ていく旨を伝えた。
不満そうな雰囲気を出したものもいたが、なぜか大半の人はようやくかというふうに受け止めた。
疑問が表情に滲んでいたのだろう。使用人の1人が苦笑いしながら教えてくれた。
なんでも、父はお義母さまと半ば強引に結婚したのにも関わらず、愛人を屋敷に連れ込んでいた。
それもお義母さまと同じ色彩の人を。
それが私の生母となる人である。
また、愛人に私を産ませてから少し経つと生母を悪女として突き上げて処刑した。
そして、悪女に騙されたんだ。
俺は哀れな男なんだ。という空気を醸し出し、果てには、今まで散々コケにしていたお義母さまを愛しているとかいうくだらないことを公言し始めたらしい。
その上、一般的になさぬ中であるはずの愛人の子の世話をお義母さまに押し付ける。
肉親の情が消えた今、父はとんでもないやろうだったことがよくわかった。
前々から、父はけっこうヤバいやつなんじゃないかというのは薄々勘付いていたが。ここまでとは思ってもみなかった。
まあ、貴族家の当主は愛人がいてもおかしくはないし、(奨励されてはいないけど。)そもそも、貴族と平民は命の価値が違う。
だから、本当に罪を犯してなどいなくても罪を被せて処刑することもできる。
よって、父に人望がなくなるのは当然の帰結であった。
一方で負担ばかりかけられるお義母さまは使用人であっても、1人の人間として尊重していた。
お義母さまがいらっしゃる公爵家だからこそ皆、つかていたのだ。
お義母さまがいなくなれば、大半のものが職を辞すと思う。
みんな、命は惜しいはずだから。
好感度
お義母さま≒大好き!>使用人(お別れさみしい)>父≒大っ嫌い。




