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1曲目:イントロダクション

生きていくうえでいろいろなことがあるだろう


うれしいとき、かなしいとき、いかりであふれるとき、、、


もっと具体的に言えば、誰かと喜びを分かち合う瞬間、どうしようもなく涙があふれてくる夜、先が見えず闇雲に歩くしかない明け方


どれも全て僕たちの人生を彩り、時に塗り潰す。


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どうにも汗ばんで少し気持ち悪さすら覚える夏のことだった。

相も変わらずやることと言えばベッドに寝ころんで、エアコンを効かせて、ギターでなんともなしに音を奏でる。

それ以外やることがない…、いや、やる才がないのだ。たまーに曲も書いてみたりしてる。友達に聞かせてやると決まってクサい、大人ぶってる、らしくない、とかって言ってくる。

お前らも書いてみろってんだ。

「ちょっとー?もう起きてんの?もうお母さん行くから!帰ってくるのは夜になるからね、熱中症には気を付けんのよ」

わざと聞こえないふりをしてベッドにあおむけになる。

1…2…3………天井にある途方もない数のシミを数えるだけの日が始まった。



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