表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
1/1

第0話 世界が。

 収集がつかない猛威が、牙を露わにする——。

 誰にも手をつけられない邪悪が、あなたの身近に潜んでいる——。

 全人類が一致団結しても、勝利を掴むには程遠い存在が、そこにはいる―—。

 天界に潜む七代悪魔。その存在は、まさに上の3つで、やっと説明できる強さである。ゆえに、一言では覆いきれない強力さを持つのが彼らだ。彼らに歯向かえる者は誰もいない。そして、彼らの配下に加わえるものも、数少ない。であるからして、彼らに出会う者は、いない…。

 七代悪魔の存在は、天界でそれほどまでに浸透しているのだ。

 太古の昔、神々たちの聖なる宣言により『魔界』という惑星が構築された。聖なる素材と言われる「水」をこれほどまでに豊富に持った星は無く、神々たちは歓喜に満ちた。

 だが、それでも物足りない者が、ココにはいた。

——それこそ、七つの大罪(セブンス・クライム)と名高い七名の悪魔たちであった。悪魔の中でも最上位の七名が、”水が豊富”というだけで、退屈さは収まらなかった。

「もっと、大きな改革を起こすべきだわ」

 ルシファーが、不満げに言った。ルシファーが司る邪悪な感情は、「傲慢」。全てを欲し、全てを手に入れて来たルシファーが、そう言うのだ。

「チッ、アイツ等(他の神々)だけ盛り上がって、オレたちはまだ何も満足できていないっつーのに」

 ルシファーに同意するかたちで、レヴィアタンが口を出した。レヴィアタンが司るのは、「嫉妬」。全てを嫌い、すべてに嫌われた悪魔が、ここにいた。

「全くもって不快。この世界が、これほどまでに窮屈とは」

 更に話に加わって来たのは、「憤怒」を司るサタンであった。全てを叩き、すべてを潰した悪魔が、ここにいた。

「ま、別にいーんじゃない? ボク的には、目障りなだけで、反撃してくるようなら、徹底的に壊すまでだし」

 3人に反対するかたちで参戦してきたのは、「怠惰」を司る悪魔・ベルフェゴールであった。全てを()け、すべてを頼った悪魔が、ここにいるのだ。

「妾はベルフェゴールには反対じゃ。どうせならば……そうじゃ、他の神々をも、すべて支配してしまえば―—―この世はすべて妾たちの物に!!」

 興奮気味に言ったのは、マモン。司るのは「強欲」。全ての欲望をむき出しにし、すべての欲望を叶えて来た悪魔だ。

「支配ではなく、すべてを飲み込み、無かった事にしてしまえばいいんじゃねェのか? 俺の能力でもまだ神を飲み込む…ってことはしたことがねェからよ」

 目をギラギラと悪い意味で輝かせたのは、ベルゼブブ。「暴食」を司り、全てを食そうと考え、すべてを食す悪魔であった。

「ウフフッ。アタシの能力とマモンの支配能力を使えば、神々たちなど…アタシのカワイイおもちゃになりますわ」

 マモンとの協力の意を示したのは、「色欲」を司るアスモデウスであった。すべてを魅力し、全てに魅させられた悪魔であった。

 それぞれが、邪悪な心情を司っている七名の悪魔――ルシファー・レヴィアタン・サタン・ベルフェゴール・マモン・ベルゼブブ・アスモデウス。

 彼らの願いは、ある意味で一致していた。

 そして、それぞれの悪魔には、その悪魔を代表する主的能力と呼ばれるチカラを持っていた。

 ルシファーは従順配下(スペルビア)

 レヴィアタンは王格奪取(インヴィディア)

 サタンは激怒総長(イーラ)

 ベルフェゴールは委任転換(シグニンティス)

 マモンは支配聖域(アヴァリティア)

 ベルゼブブは欲食吟味(グオーラ)

 アスモデウスは、魅力洗脳(ルクスリア)

 彼らの願いはただひとつ―—―「神々たちから全てを奪い取りたい‼‼」

—————彼らの中の邪悪が、蕾から、花へと、咲き狂う——

どうも、初めまして!

音賀キヅクと申します。初執筆なんですけれど、『琥珀色の明るい魔界』第0話!

お楽しみいただけましたでしょうか? 不穏な空気で始まる第0話って、一番アヤシイ雰囲気がしますよね…もしや、バッドエンディング?? そう思った方も、少なくないのでは?

大丈夫です、安心してください!とは言えません。なぜなら、ジブンでもはっきりとした「エンディング」つまり、ラストですね。それは、イメージできていないからです。

こんなこと言ってもいいのかな?と思っちゃいますが、実は、行き当たりばったりの小説書きです。まぁ、そのうち自分が納得する終着点が見つかると思うので、そこまで是非是非、温かい目で見守ってくれるのと、応援コメと、そして!!一番大事な……ジブンが作った作品を読んでみて下さい!

そうしてくれると嬉しい——です!!!

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ