1ー2「無愛想な先輩方」
かなり間を開けてしまいましたが、やっとのことで更新です。頑張りました。
俺が体育館のドアを開けると、いきなりすごい勢いのボールが飛んできた。俺はそのボールを避けることができず、もろに顔面で食らってしまった。その上、ボールの勢いが強すぎて後ろにぶっ倒れてしまった。多分今、俺の鼻からは赤い液体が流れていることだろう。
俺が間欠泉のように流れる鼻血を止めると、バレー部の先輩方が、
「ごめんね、大丈夫?ホントごめんね、うちのバカが。」
と言いながら後から歩いてきた背の高いひょろりとした体つきの先輩が、俺達を見下ろしていた。デケェ…
「デッケェ…」
おっと。心の声が漏れてしまった。俺の心の声は時々人の心を傷つけてしまうことがあるから次から気を付けよ。次から。そう俺が一人反省会をしていると、身長が俺達と同じくらいの先輩が歩いてきた。
「お?新入部員か?ちっちぇ奴が多いなぁ」
初対面だと言うのにこの口の悪さ。俺達の気にしているところを言わないでもらいたい。
と、扉前で話していると、後ろから
「おい。入れないから、そこ。邪魔。」
と無愛想な人がやって来た。これまたデカイ。羨ましい。と俺がぼけーっとしていると、優しそうな先輩が、
「ホントにごめんねぇ。あいつら、ホントは嬉しくてかっこいいところ見せたがってるんだよー。ちょっと、見てあげててね。」
と耳打ちしてきた。それに対して俺は、
「はぁ…そうですか…」
めっちゃだるそうに答えてしまった。もうなんでもいいから始めてくれないかなー。そう思っていたところに、これまたデカイのが歩いてきた。
ホントごめんなさい。リアルで学校生活とか部活とか部活とか部活がかなり忙しくて、夏休みにはいるので、数少ない休みに執筆したいと思います。