始まり(5)
よくわからなけど前回の話、自動でルビついてた(*´-`*)素敵
もうちょいストーリーの前提話が続きます
「中等部と高等部、だいたい造りは一緒だから迷わないね。簡単でしょ?」
「う、うーん……?」
内部進学組でだいたい把握している朔夜がスタスタと先を行く。
……あと5回くらい来たら教室の場所を覚えられると思うけど……自信ないなぁ。
校舎内を見終え、他愛もない会話をしながら2人で中庭を歩いてる時。
「ちょーっと? そこのお2人さん?」
そんな声が聞こえたと同時に、木の上から何か降って来た。
「!?」
降って来たもの、いや人は華麗に着地するかと思いきや、バランスを崩して顔面から地面に着地した。
意味不明すぎて怖かったので数十秒くらい様子見してるけれど微動だにしない。
「あの……大丈夫です……?」
「これはもうアレだ。月夜、先生呼んできて」
「わ、分かった……ええと、朔夜。これ、防犯ブザー。何かあったら」
「オッケー、大音量で鳴らす」
2人でじわじわ後ずさりしてると、後ろから「おーい、何やってんの」と誰かが近づいてくる。
「あ」
入学式の時に生徒会長と話してた眼鏡の人だ。
「すみません、突然落ちてきて」
「うん、大丈夫。驚かせてごめんね。回収するわ」
「えっ、でも」
この地面に伸びている人、体育会系っていうのかな。筋肉質で背も高いし、1人で運べるのかな……。
朔夜も同じ考えだったらしく「一緒に運びます」と声を掛ける。
「そう? ありがとう。じゃあお言葉に甘えようかな」
ごめんね、と眼鏡の人は苦笑した。
続きます(꜆꜄•௰•)꜆꜄꜆»シュッシュッ