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weak force  作者: アルティック
不幸にする男
2/2

滑稽でちっぽけなケンカ

「おい!和哉!」


893に絡まれている、唐突すぎて何も言えない?俺もだ


「聞いて驚くな!俺の能力は『鼻から水飴を出す能力』だ!!」


聞いて驚きはしなかった、ただ、能力がかわいそうと思っただけだ


「さぁ!かかってこい」


余談だが俺は小学生のころ足が速いと言われたことがあるだが転校生が来て足の速さで負けてからは

注目されなくなった。


「お前、能力はなんだ?」


こういう輩には口で説明するよりも行動で示したほうがいい、というのが一般的だ。


もう言わなくてもわかるだろう、俺は893もどきに近づく、この時初めて足が速くていいと思った


「ん?俺に近づいてどうし・・・!?何故か野球ボールが空から!!!」


893の顔めがけて当たる、非常に簡単とは言い難い不幸が降りてきていた、お気の毒に


「すいません、大丈夫ですか?」


「ったく!気を付けろ!!次は俺の番だ!!俺の鼻み・・・水飴を拳につけて殴ってやる!」


俺めがけて殴りかかる、またまた余談になるが俺の能力はゲームでよくあるクールタイムといえばわかるだろうか、それがないのだ。


「おらぁ!死ねぇ・・・!?何で今時バナナの皮が?」


そして何で今時そのバナナの皮で転ぶのだろうか?是非とも転んでみたいものだ


「なんかこいつはやりずらいな・・・次はこうはいかないからな!!」


安定の捨て台詞を言って逃げようとする、そうはいかないのが人生、ああ可哀想に


逃がすわけもなく追いかけて近づく、案の定


「くそ!何で学校の敷地内で工事中なんだよ!誰もいないし!」


工事中の看板・・・演劇部の小道具を壁についに降参してしまった


「ああ分かった分かった!俺の負けだ」


そう言っていきなり893は倒れた。5分ぐらいだろうか、した後に起き上がり


「よし、家に帰りながら水飴でも・・・って水飴が出ねえぞ!!」


噂には戦って負けたら能力がなくなるとある、能力がないということなら必然的に俺の能力は良くなるはずだ、早速家に帰って確かめることにした








俺の能力は場所も人も選ばなく近くの人に勝手に発動する、帰ってる最中はそれが一切なかった

ということは能力は消えたということなのだろうか、でも俺は喧嘩に負けてないし・・・



「和也ーご飯よー」


今考え事をしているのに話しかけないでほしいんだけどな、と『お母さんのことを考えた』


すると


「きゃあ!誰よ床にローションまいたのは!ぬるぬるじゃない!!」


残念な事になっている、ということは?


確かめたいことがあるから妹のことも考える


「いやあああああ、いまpcで絵を描いていたのにー!!誰よ線ぬいたの!!!」


つまり能力は「自分の考えた人を不幸に合わせる能力」というものに変化したということになる


それが分かって能力があることには安心した、妹とお母さんの矛先がこちらに向かないようコンビニでご飯を済ませることにした




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