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幻想影法師  作者: 望月笑子
23/51

影22

このメールを送信すると、執筆中小説にこの内容が追加されます。

「こうして見ると、りっちゃんって、まるで少女みたいだね」

幻一郎が、煙草を吸いながら、ぽつりと呟いた。

「えっ、そう?そんなに幼く見えるのかな?」

「うん、見えるよ」

「よく言われる。年の割りに、童顔だって」

ウォークマンを聴きながら、踊る時。ベッドのスプリングで、はしゃぐ時。回転椅子で、くるくる回る時。新しい服に、袖を通す時。律子は、少女になっている。

いつだったか、こんなエピソードがあった。夏休みに律子が、《けんじワールド(現在はない)》で、お風呂の清掃のアルバイトをしていた時のことである。

「あなた、中学生?って聞かれたんだよ。おばあちゃんに。どう思う?」

「へえ…。」

幻一郎は疲れたようにして、聞いていない様子だった。




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