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幻想影法師  作者: 望月笑子
17/51

影16


律子が、顔を赤らめた。

「ひょっとしてじっちゃん、今まで私のパンツの色も見えてた?」

「ピンク。」

「な、なんで分かるの?それじゃあ、パンツの下とかも…」

「それは見えない。ワタシは、小さいレベルのしか見えないんだ」


次の日、律子が5枚のESP(超感覚的知覚)カードを家から持って来た。絵柄のマークが、一枚一枚違っていて、それぞれ星、正方形、円、十字、3本の波型である。伏せて重ねたその5枚のカードを幻一郎に見せた。

「じっちゃん。一番上のカードを当ててみて」


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