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桜色センチメンタル  作者: 玉藻
5/8

親と彼女

「ーーーーッ!?」



 俺が驚きのあまり声も出ず、目を見開いていると、彼女は「実は……」と話し始めた。



 彼女の話しをまとめると、つまりはこういうことだった。



 彼女……松家の両親は一年前、つまり俺と出会う2,3日前から仲が悪くなったらしい。



 原因は父親の浮気。母親に知られてからは、家に帰って来ることも少なくなったらしい。



 離婚の話は何回か出たが、「沙織が卒業するまでは……。」と言って、延期していたそうだ。



「……松家…。お前……。」



「それでですね。父親と浮気相手の間に子供が出来たらしいんです。それをきっかけに、結局離婚することになったんですよ。」



「卒業するまではしないんじゃなかったのか?」



「子供が出来たんですよ?もうこれ以上、一緒に暮らせないんだそうです。それに、私のために無理をしてほしくないですしね。私は母親と、東京の方に行くことになったんです。」



 彼女は無理に笑って言った。



「……いつだ?」



「えっ……?」



「引っ越しの日だよ。いつだ?」



「明後日です。」



 明後日……。月曜日か。もう、あの場所で……いや、もしかしたらもう二度と、彼女に会えないかもしれない。そう思うと、いてもたっても居られなくなってくる。



「もう先輩には会えなくなってしまうかもしれないから……。だから今日、ここに来たんです。先輩を誘って。」



 また彼女は寂しそうに笑う。



「先輩。ちゃんと授業受けて下さいよ?」



「……松家……。」



 あぁ……もう……止められない………。



「先……輩?」



 気づいた時にはーーーーー


















ーーーーー俺は彼女を抱きしめていた。

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