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エレミア書第3章、解読文章

エレミア書第3章

3:1もし人がその妻を離婚し、

女が彼のもとを去って、他人の妻となるなら、

その人はふたたび彼女に帰るであろうか。

その地は大いに汚れないであろうか。

あなたは多くの恋人と姦淫を行った。

しかもわたしに帰ろうというのか」と主は言われる。


※姦淫のことを、ヘゲモニーが奪われ、他教への信仰に目覚めるイスラエルは、姦淫を犯したと表現する。

※覇権あるいはヘゲモニーとは、特定の人物または集団が長期にわたってほとんど不動とも思われる地位あるいは権力を掌握すること。それによる地域あるいは国家の統治を覇権統治という。

※シオンの民(神の契約者)は、他教への信仰に向かったことを内容とする言葉。その罪を犯しているが、それでも主に帰るのかといわれる。


3:2「目をあげてもろもろの裸の山を見よ、

姦淫を行わなかった所がどこにあるか。

荒野にいるアラビヤびとがするように、

あなたは道のかたわらに座して恋人を待った。

あなたは姦淫の悪事をもって、この地を汚した。

※他教への信仰に向かったことのより、悪事を持って罪を犯したということ。


3:3それゆえ雨はとどめられ、春の雨は降らなかった。

しかもあなたには遊女の額があり、

少しも恥じようとはしない。

※それに気がつこうともせず、少しも恥じることがない。


3:4今あなたは、わたしを呼んで言ったではないか、

『わが父よ、あなたはわたしの若い時の友です。

3:5永久に怒られるのですか、

終りまで憤られるのですか』と。

見よ、あなたはこう言ったけれども、

なしうるかぎりのもろもろの悪を行った」。

※シオンの娘の事を神の契約者というので、イスラエルの人々の意味を伝えている内容。主はイスラエルの神でもあるが、全人類の神である。


3:6ヨシヤ王の時、主はまたわたしに言われた、「あなたは、かの背信のイスラエルがしたことを見たか。彼女はすべての高い丘にのぼり、すべての青木の下に行って、そこで姦淫を行った。

3:7わたしは、彼女がこのすべてを行った後、わたしの所に帰るであろうと思ったが、帰ってこなかった。その不信の姉妹ユダはこれを見た。

3:8わたしが背信のイスラエルを、そのすべての姦淫のゆえに、離縁状を与えて出したのをユダは見た。しかもその不信の姉妹ユダは恐れず、自分も行って姦淫を行った。

3:9彼女にとって姦淫は軽いことであったので、石と木とに姦淫を行って、この地を汚した。

3:10このすべての事があっても、なおその不信の姉妹ユダは真心をもってわたしに帰らない、ただ偽っているだけだ」と主は言われる。

3:11主はまたわたしに言われた、「背信のイスラエルは不信のユダよりも自分の罪の少ないことを示した。

※その内容をヨシヤ王に、主が言われている場面である。

(この場では、彼女とあるので、別の意味のイスラエルとは異なるように見えるのだが…。)


3:12あなたは行って北にむかい、この言葉をのべて言うがよい、

『主は言われる、背信のイスラエルよ、帰れ。

わたしは怒りの顔をあなたがたに向けない、

わたしはいつくしみ深い者である。

いつまでも怒ることはしないと、主は言われる。

3:13ただあなたは自分の罪を認め、

あなたの神、主にそむいて

すべての青木の下で異なる神々に

あなたの愛を惜しまず与えたこと、

わたしの声に聞き従わなかったことを

言いあらわせと、主は言われる。

※この3:12と3:13が問題の文章。

(ここで、気がつくと思うが、背信のイスラエルに、その自分の罪を認め、主に従わなかった罪を言い表せという。これは、この文章に隠れた意味があり、イザヤ書の43章の意味があるので、その立場にある人物が、その意味に気がついたら、その不義の内容を伝えろと言う意味。)


3:14主は言われる、背信の子らよ、帰れ。

わたしはあなたがたの夫だからである。

町からひとり、氏族からふたりを取って、

あなたがたをシオンへ連れて行こう。

3:15わたしは自分の心にかなう牧者たちをあなたがたに与える。彼らは知識と悟りとをもってあなたがたを養う。

※ここで、

(主が言われる重要な言葉、主の御心にかなう牧者たちをあなたがたに与える。とある)

(この者らが、知識を悟りをもってあなたがたを養うとあるので、その悟りに目覚めるのは複数の者。)


3:16主は言われる、あなたがたが地に増して多くなるとき、その日には、人々はかさねて「主の契約の箱」と言わず、これを思い出さず、これを覚えず、これを尋ねず、これを作らない。

※ここの言葉が大切、この文章で「主の契約の箱」というものが実際はなく、それは神が作り出す真なる契約の意味をいう。


3:17そのときエルサレムは主のみ位ととなえられ、万国の民はここに集まる。すなわち主の名のもとにエルサレムに集まり、かさねて、かたくなに自分の悪い心に従うことはしない。

※この時に、エルサレム(新しき場所)は主のみ位と唱えられる。

万国の民は、それに気がついた者が集う。彼らは、かたくなに自分の悪い心に従うことはしないようになる。


3:18その日には、ユダの家はイスラエルの家と一緒になり、北の地から出て、わたしがあなたがたの先祖たちに嗣業として与えた地に共に来る。

※この文章がポイント、北の地(日の昇る場所)が集まる場所。


3:19どのようにして、

あなたをわたしの子どもたちのうちに置き、

万国のうちで最も美しい嗣業である良い地を

あなたに与えようかと、わたしは思っていた。

わたしはまた、あなたがわたしを「わが父」と呼び、

わたしに従って離れることはないと思っていた。

※この文章は、やがてそれに気がついた者が、神に従い、偶像を拝すことなく主から離れることをしなかったと、主は解かっていると言う意味。


3:20イスラエルの家よ、

背信の妻が夫のもとを去るように、

たしかに、あなたがたはわたしにそむいた』と

主は言われる」。

※イスラエルの民(背信の者)、あなたがたは神に背いたと主は言われる。


3:21裸の山の上に声が聞える、

イスラエルの民が悲しみ祈るのである。

彼らが曲った道に歩み、その神、主を忘れたからだ。

3:22「背信の子どもたちよ、帰れ。

わたしはあなたがたの背信をいやす」。

「見よ、われわれはあなたのもとに帰ります。

あなたはわれわれの神、主であらせられます。

※その背信の民たちに、帰れと主は言われる。

この時点で、その者らはそれに気がつくと言うこと。


3:23まことに、もろもろの丘は迷いであり、

山の上の騒ぎも同じです。

まことに、イスラエルの救は

われわれの神、主にあるのです。

※それを救いに来るのは主であり、イスラエルの救いをもたらすのは神であると言う意味。


3:24しかし、われわれの幼少の時から、恥ずべきことが、われわれの先祖のほねおって得たもの、すなわちその羊、その牛、およびそのむすこ、娘たちをことごとくのみ尽しました。

3:25われわれは恥の中に伏し、はずかしめにおおわれています。それはわれわれと先祖とが、われわれの幼少の時から今日まで、われわれの神、主に罪を犯し、われわれの神、主の声に従わなかったからです」。

※従わずに今日まで来た意味を振り返り、イスラエルの民はその恥を受け入れると言うこと。


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