エレミア書第49章、解読文章
エレミア書第49章
49:1アンモンびとについて、
主はこう言われる、
「イスラエルには子がないのか、世継ぎがないのか。
どうしてミルコムがガドを追い出して、
その民がその町々に住んでいるのか。
(ヨルダンについて、)
(主はこう言われる、)
(イスラエル(イエス)には子がないのか、世継ぎがないのか。)
(どうして、偶像が神の子の七人の子を追い出して、)
(その追い出した民が、その町に住んでいるのか。)
※アンモン、ヘブライ語でラバト・アンモーンと呼ばれ、現在はヨルダンの首都アンマンとなっている。という意味合いからヨルダンを意味する。
※ミルコム、アンモンの人々の神ミルコムを拝み、父ダビデのように、わたしの道に歩んで、わたしの目にかなう事を行い、わたしの定めと、おきてを守ることをしなかったからである。とあるので、偶像を拝したという意味。
※ガド、ガドは、ヤコブの第7子で、レアの女奴隷ジルパが産んだ最初の子供で、ガド族の開祖である。エジプトに下るときに7人の子供がいた。
49:2主は言われる、
それゆえ、見よ、アンモンびとのラバを攻める
戦いの叫びを、わたしが聞えさせる日が来る。
ラバは荒塚となり、その村々は火で焼かれる。
そのときイスラエルは自分を追い出した者どもを
追い出すと主は言われる。
(主は言われる、)
(それゆえ、見よ、ヨルダンの人々の居る主要な都市を攻める。)
(戦いの叫びを、わたしが聞こえさせる日がやがて来る。)
※今からしてみれば、イスラム国とヨルダンの関係か…。
(ヨルダンの主要な都市は、荒れた塚となり、その村々は火で焼かれる。)
(その時、イスラエル(イエス)は自分を追い出した者どもを、)
(追い出すと主は言われる。)
※ラバ、聖書ではアンモン人の主要な都市として、ラバ、もしくはラバトの名で登場する。
49:3ヘシボンよ嘆け、アイは滅ぼされた。
ラバの娘たちよ呼ばわれ。
荒布を身にまとい、悲しんで、
まがきのうちを走りまわれ。
ミルコムとその祭司およびつかさが
共に捕え移されるからだ。
(ヘシボンよ嘆け、カナンびとの町は滅ぼされた。)
(かつて占領した民の娘たちよ呼ばわれ。)
(荒布を身にまとい、悲しんで、)
(ちまたを走りまわれ。)
(その偶像とその祭司、およびつかさらが)
(共に捕えられ、移されるからだ。)
※ヘシボン、ヨルダン川の東方約29キロにあった町。
※アイは、旧約聖書に登場するベテルの東にあった、カナン人の町である。
※ミルコム、偶像を意味する神。
49:4不信の娘よ、
あなたはなぜ自分の谷の事を誇るのか。
あなたは自分の富に寄り頼んで、
『だれがわたしに攻めてくるものか』と言う。
(不信の娘らよ、)
(あなたは何故、自分の谷のことを誇るのか。)
(あなたは自分の富により頼んで、)
(だれがわたしに攻めてくるものかと言う。)
49:5主なる万軍の神は言われる、
見よ、わたしはあなたの上に恐れを臨ませる、
それはあなたの周囲の者から来る。
あなたは追われて、おのおの直ちに他人に続き、
逃げる者を集める人もない。
(主なる万軍の神は言われる、)
(見よ、わたしはあなたの上に恐れを臨ませる、)
(それはあなたの周囲の者から来る。)
(あなたは追われて、おのおの直ちに他人に続き、)
(逃げる者を集める者もいない。)
※逃げまどう様子が理解できる。
※ヨルダンのカラク県の民が脅威をもたらす意味。
49:6しかし、のちになって、わたしはアンモンびとを再び栄えさせると、主は言われる」。
(しかし、後になって、わたしはヨルダンの人々を再び栄えさせると、主は言われる。)
※完全に滅ぼされる訳ではなく、悔い改めた者が生き残るのだろう。
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49:7エドムの事について、万軍の主はこう言われる、
「テマンには、もはや知恵がないのか。
さとい者には計りごとがなくなったのか。
その知恵は消えうせたのか。
(パレスチナと現在のエジプトに住む人々の事について、万軍の主はこう言われる、)
(パレスチナのテマンの地には、もはや知恵はないのか。)
(その知恵は消えうせたのか。)
※エドムはパレスチナの南南東、死海の南からアカバ湾に至る地域で、一般に「エドムの地」と言われる。エドムの範囲は、北は死海、南は葦の海(紅海)に至る山地で、北はセレデ川の境界にモアブと接していた。エドム人は後にヘレニズム文化でギリシア語化し、イドマヤ人と呼ばれるようになった。という記述。
※エドム人は、古代パレスチナに居住したセム系民族。現在はエジプト人。
この意味より、パレスチナとエジプトを意味する暗示。
※エドム人の都市または地域(テマン人の地)と考えられ,テマンの子孫が住んでいた。この場所は知恵の中心地として注目された。とある。
49:8デダンに住む者よ、
逃げよ、のがれよ、深い所に隠れよ。
わたしがエサウの災難を彼の上に臨ませ、
彼を罰する時をこさせるからだ。
(アラビアに住むとみある者よ、)
(逃れよ、のがれよ、深い所に隠れるがよい。)
(わたしが、かつてエサウに臨ませた災難を彼らの上に臨ませ、)
(彼らを罰する時が来るからだ。)
※エサウの災難とは、横取りとあるので、その豊かな石油を根源とする富は、神の手に委ねられるという意味。
※デダン、デダン人の家族(ラアマの家族とヨクシャンの家族)はどちらもアラビアの幾つかの地区に定住したとあるので、アラビアに住む人々をさす。
※エサウ、エサウは旧約聖書、ヘブライ語聖書『創世記』25章~36章に登場する伝説上の人物。父はイサク、母はリベカ。双子の弟ヤコブが自分に与えられるはずだった長子の祝福を横取りしたことからこれと争ったが、やがて和解した。エサウの子孫は増えエドム人と呼ばれるようになる。
エサウのことについて、霊的な事柄を軽んじる態度という意味合いがあり、この意味は神の御言葉の意味を軽んじることがパレスチナの罪だということになる。
49:9ぶどうを集める者があなたの所に来たならば、
すこしの実をも残さないであろうか。
夜、盗びとが来たならば、
自分たちの満足するだけ滅ぼさないであろうか。
(主に連なる人々を集める者が、あなたがたの所に来たならば、)
(少しのその実を残してはいくまい。)
※すべて集めると言う意味。
(夜、それを盗む人が来たならば、)
(自分たちの満足した悪行のために、滅ぼされるであろう。)
※聖書が表す「ぶどう」の意味ですが、その意味として「主と主に連なる者たち」の象徴の意味がある、要するに主が集める人々。
49:10しかしわたしはエサウを裸にし、
その隠れる所を現したので、
彼はその身を隠すことができない。
その子どもたちも、兄弟も、隣り人も滅ぼされる。
そして彼は、いなくなる。
(しかし、エドム人の人々を裸にし、)
※富を奪い去るので、裸であるのと同じ意味。要するに力を失うこと。
(その隠れる場所をつきとめたので、)
(彼らは、その身を隠すことはできなくなる。)
(パレスチナの子供たちも、兄弟も、同胞である隣人も滅ぼされる。
(その民族は、この地上から姿を消す。)
49:11あなたのみなしごを残せ、
わたしがそれを生きながらえさせる。
あなたのやもめには、わたしに寄り頼ませよ」。
(あなたのみなしごを残すように悔い改めよ、)
(わたしがそれを生きながらえさせる。)
(あなたがたの悔い改めようとする者は、主により頼むことが賢明である。)
49:12主はこう言われる、「もし、杯を飲むべきでない者もそれを飲まなければならなかったとすれば、あなたは罰を免れることができようか。あなたは罰を免れない。それを飲まなければならない。
(主は、こう言われる、)
(もし、その悔い改めという杯を飲むべきでない者も、それを飲まなければならなかったとすれば、あなたは罰を免れることができようか。)
(あなたは罰を免れることはない。)
(その滅びの杯を飲まなければならない。)
※悪行を重ねた者が、その時に及んで、「悔い改める」という姿勢を見せたとしても、そのうちの心は主は知っているという意味。
49:13主は言われる、わたしは自分をさして誓った、ボズラは驚きとなり、ののしりとなり、荒れ地となり、のろいとなる。その町々は長く荒れ地となる」。
(主は言われる、)
(わたしは自分をさして誓った、その悪の象徴である地域は驚きとなり、ののしりとなり、荒地となる、そして呪いとなる。)
(その町並みは、長い間荒地となる。)
※ボズラ、昔のエドムの首都ボズラは死海の南に位置している。ボズラはこの世の悪の象徴である。エルサレムから見てボズラの方向から主はおみえになる。とある。
49:14わたしは主からのおとずれを聞いた。
ひとりの使者がつかわされて万国に行き、
そして言った、
「あなたがたは集まり、行って彼を攻め、立って戦え。
(わたしは主からの訪れを聞いた。)
※その預言書の解読される時の、魂の言葉による。
(一人の使者が赦されて、その主の命令で使わされて万国に行き、)
※その言葉が、万国に響き渡るという意味。
(そして言った、)
(あなたがたは集まり、行ってパレスチナの民を攻め、正義のために立って戦え。)
49:15見よ、わたしはあなたを万国のうちに小さい者とし、
人々のうちに卑しめられる者とする。
(見よ、わたしはその愚かな民を、万国のうちに小さい者とし、)
(人々のうちに、卑しめられる者とする。)
※要するに、その富をはぎ取られ、辱めを受ける。
49:16岩の割れ目に住み、山の高みを占める者よ、
あなたの恐ろしい事と、あなたの心の高ぶりが、
あなたを欺いた。
あなたは、わたしのように巣を高い所に作っているが、
わたしはその所からあなたを取りおろすと
主は言われる。
(岩の割れ目に住み、山の高みを占う者よ、)
(あなたの恐ろしい事と、あなたの心の高ぶりが、)
(あなた自身を欺いたのだ。)
(あなたは、わたしのように巣を高い所に作っているが、)
(わたしは、その場所からあなたを転げ落とすと、)
(主は言われる。)
49:17エドムは恐れとなる。そのかたわらを通り過ぎる者はみな恐れ、その災のために、舌打ちする。
(パレスチナの民にとって、それは恐れとなる。)
(その近隣を通る者は、みなそれを見て恐れ、その災いのために、舌打ちする。)
49:18主は言われる、ソドムとゴモラとその隣の町々がくつがえされた時のように、そこに住む人はなく、そこに宿る人もなくなる。
(主は言われる、かつて滅んだ町のように、その町並みがくつがえされた時のように、)
(そこに住むひとはいなくなり、その地域に宿る者もいなくなる。)
※その恐怖を顧みるので、誰も近づかなくなるのだろう。
49:19見よ、ししがヨルダンの密林から上ってきて、じょうぶな羊のおりを襲うように、わたしは、たちまち彼らをそこから逃げ走らせ、わたしの選ぶ者をその上に立てる。だれかわたしのような者があるであろうか。だれがわたしを呼びつけることができようか。どの牧者がわたしの前に立つことができようか。
(見よ、ししがヨルダンの方向からやってきて、その丈夫な羊のおりを襲うように、)
※イエスとその集団が追われた時に状況を意味する。
(わたしは、たちまち彼らをそこから逃げ走らせ、わたしが選んだ者をその上に立てる。
(だれがわたしのような者があるであろうか。)
(だれがわたしを呼びつけることができようか。)
(どの牧者がわたしの前に立つことができようか。 )
※イザヤ書。
59:15真実は欠けてなく、
悪を離れる者はかすめ奪われる。
主はこれを見て、
公平がなかったことを喜ばれなかった。
59:16主は人のないのを見られ、
仲に立つ者のないのをあやしまれた。
それゆえ、ご自分のかいなをもって、勝利を得、
その義をもって、おのれをささえられた。
※この部分、自ら下り、それをやりに来るという意味。
49:20それゆえ、エドムに対して主が立てた計りごとと、テマンに住む者に対してしようとする事を聞くがよい。彼らの群れのうちの小さいものまでも皆、引かれて行く。彼らのおりのものもその終りを見て恐れる。
(それゆえ、パレスチナに対して主が立てたはかりごと、)
(その地域に住む者に対してしようとすることを聞くがよい。)
(彼らの群れのうちの小さいものまでも皆、引かれていく。)
(彼らのおりの者も、その終焉を見て恐れるであろう。)
49:21その倒れる音を聞いて、地は震い、彼らの叫び声は紅海にも聞える。
(その倒れる音を聞いて、地は震い、彼らの悲痛の叫び声は紅海のも聞こえる。)
49:22見よ、敵はわしのように上り、すみやかに飛びかけり、その翼をボズラの上に張り広げる。その日エドムの勇士の心は子を産む女の心のようになる」。
(見よ、敵はわしのようにあがり、速やかに飛びかけり、)
※その言葉で、速やかにことが起き、
(そのさばきのつばさを、悪の象徴の上に張り広げる。)
(この日、パレスチナと現在エジプトに住むエドム人の勇士の心は、苦しみを味わいその心を考えるであろう。)
※ボズラはこの世の悪の象徴である。
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49:23ダマスコの事について、
「ハマテとアルパデは、うろたえている、
彼らは悪いおとずれを聞いたからだ。
彼らは勇気を失い、
穏やかになることのできない海のように悩む。
(シリアの事について、)
(シリアの二つ都市を中心とする勢力は、うろたえている、)
(彼らは、悪いおとずれを聞いたからだ。)
(彼らは勇気を失い、)
(穏やかになることできない海のように悩む。)
・{シリアを破壊つくす意味は、神のみもとから来る事に気がついていない。}
※ダマスコ、ダマスカスはシリア(シリア・アラブ共和国)の首都。ダマスクスとも表記される。アラビア語ではディマシュクで、別名をシャームという。日本語の聖書翻訳の慣行ではダマスコと表記する。との意味から、シリアを示す暗示。
※ハマテ、聖書におけるハマー(ハマト、ハマテ Hamath)の記録は少ないが、ハマトはカナン王国の都と述べられ(列王記下23:33)、ダビデがツォバの王ハダドエゼルを破ったことをハマトの王トイが祝福し(サムエル記下8:9-11)、アモス書では預言者アモスが「ハマト・ラバ」の王国について言及している。とある。シリアの都市である。
※アルパデ、アルパド(アルパデ)は古代シリア北部にあった都市国家。現在はアレッポの北30kmにある遺跡テル・リファートとなっている。
49:24ダマスコは弱り、身をめぐらして逃げた、
恐怖に襲われている。
子を産む女に臨むように痛みと悲しみと彼に臨む。
(シリアのダマスカスは弱り、身をめぐらして逃げた、)
(それは、恐怖に襲われたからだ。)
(子供を産む女性の苦しみのように、痛みと悲しみとが彼らに臨むことになる。)
49:25ああ、名ある町、楽しい町は捨てられる。
(ああ、名のある町、楽しかった町は、神によって捨てられる。)
49:26それゆえ、その日に、若い者は、広場に倒れ、
兵士はことごとく滅ぼされると
万軍の主は言われる。
(それゆえ、その日に、若い者は、広場に倒れ、)
(その愚かな戦いを繰り返す兵士たちは、ことごとく滅ぼされると、)
(万軍の主は言われる。)
49:27わたしはダマスコの城壁の上に火を燃やし、
ベネハダデの宮殿を焼き尽す」。
(わたしはダマスカスの街並みを火で燃やし、)
(シリアの愚かな政治家の住む宮殿を焼き尽くす。)
※ベネハダデ、シリアの王の意味。
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49:28バビロンの王ネブカデレザルが攻め撃ったケダルとハゾルの諸国の事について、
主はこう言われる、「立って、ケダルに向かって進み、
東の人々を滅ぼせ。
(かつてバビロンの王が攻めたアラブの地とエルサレム(イスラエル)を囲む諸国について、)
(主はこう言われる、立ってアラブに向かって進み、)
(そのアラブに東部に住む人々を滅ぼせ、)
※ケダル、「東の子ら」の部類に入れられているアラブ人の一部族。その土地もやはりケダルと呼ばれています。とあるのでアラブの東部に住む人々。
※ハゾル、ハゾル(ハツォル)も、旧約聖書に度々登場する地名であり、「列王記」上9章15節には、「ソロモン王が強制的に労働者を徴募したのはこうである。すなわち主の宮と自分の宮殿と、ミロとエルサレムの城壁と、ハゾルとメギドとゲゼルを建てるためであった」とある。
※ハゾル=ハゾルはイスラエルの北部に位置する。
要するに、イスラエルの北部にある諸国を意味する言葉。
シリア、イラクがそれに当たる。
イスラエルから見れば東方に位置する。
49:29彼らの天幕と、その羊の群れとは取られ、
その垂幕とそのもろもろの器と、
らくだとは彼らの所から運び去られ、
人々は彼らに向かって叫ぶ、
『恐ろしいことが四方にある』と。
(彼らが築き上げた天幕と、その愚かな羊の群れとは、その権威を奪い去られ、)
(その栄華を極めた富とは彼らの所から、運び去られ、)
(人々は彼らに向かって叫ぶ、)
(恐ろしいことが、四方にあると。)
※その現実を知る者が出るという意味。
49:30主は言われる、ハゾルに住む者よ、
逃げよ、遠くさまよい行き、深い所に隠れよ。
バビロンの王ネブカデレザルが
あなたがたを攻める計りごとをめぐらし、
あなたがたを攻める、てだてを設けたからだ。
(主は言われる、イスラエルの周辺に住む者よ、)
(逃げよ、遠く彷徨い行き、深い所に隠れよ。)
(偶像を拝す者のために、)
(あなたがたを攻めるはかりごとをめぐらし、)
(あなたがたを攻める、その手立てを設けたからだ。)
※要するに預言の成熟。
※ネブカドネザル2世(本来のアッカド語表記ではナブー・クドゥリ・ウツル2世 は新バビロニア王国の王(在位紀元前605年 - 紀元前562年)。名前の由来については「ナブー神よ、国境の境界石を守りたまえ」の意味である。
49:31主は言われる、
立って進み、安全な所に住むきらくな民を攻めよ、
彼らは門もなく、貫の木もなく、ひとり離れて住む。
(主は言われる、)
(立って進み、安全な場所に住む気楽な民を攻めよ、)
(彼らを守る防御はなく、一人離れて住むからだ。)
49:32彼らのらくだは、ぶんどり物となり、
家畜の群れは奪われる。
わたしは、かの髪の毛のすみずみを切る者を
四方に散らし、
その災難を八方からこさせると主は言われる。
(彼らのラクダは、ぶんどり物となり、)
(その家畜の群れは奪われる。)
(わたしは、かの髪の毛のすみずみを切る者を、)
(四方に散らし、)
(その災難を至る所からこさせると主は言われる。)
49:33ハゾルは山犬のすまいとなり、
いつまでも荒れ地となっている。
だれもそこに住む人はなく、
そこに宿る人もない」。
(イスラエルの周辺の国家は、山犬の住まいと化し、)
(いつまでも荒地となっている、)
(だれもそこに住む人は無く、)
(そこにきて、暮らす者もいない。)
49:34ユダの王ゼデキヤの治世の初めのころに、エラムの事について預言者エレミヤに臨んだ主の言葉。
(主は正義のために、アフガニスタンとその近隣の諸国について、預言者エレミアが臨んだ主の言葉。)
※ゼデキヤ、ゼデキヤは、ヘブライ語の男性名で、「主は正義である」という意味である。
※エラム、エラム文字で書かれた文章は現在のアフガニスタンに近い地域からも見つかっており、エラム文化はイラン高原各地に影響を与えていたと考えられる。
49:35万軍の主はこう言われる、「見よ、わたしはエラムが力として頼んでいる弓を折る。
(万軍の主はこう言われる、「見よ、わたしはアフガニスタンが力として頼んでいる力を折る。」
※長く降り続く雨に…その災いはやってくる。
49:36わたしは天の四方から、四方の風をエラムにこさせ、彼らを四方の風に散らす。エラムから追い出される者の行かない国はない。
(わたしは天の四方から、四方の暴風を アフガニスタンにこさせ、彼らを四方の風に散らす。)
(そのアフガニスタンに起きる惨状を見て、その地を出て行く者の国はない。)
49:37主は言われる、わたしはエラムをしてその敵の前、またその命を求める者の前に恐れさせる。わたしは災をくだし、激しい怒りをその上にくだす。彼らのうしろに、つるぎを送って滅ぼし尽す。
(主は言われる、わたしはアフガニスタンをその敵の前、またその命を求める者の前に恐れさせる。)
(わたしは災いをくだし、激しい怒りをその上に打ちつける。)
※その意味がはじまると、あらゆる災いがアフガニスタンを苦しめる。{豪雨や暴風、土砂崩れなど…}
(彼らの後ろに、つるぎを送って滅ぼし尽くす。)
※背後から襲われる恐怖。(土砂崩れは目の前でなく、背後から襲い来る。)
49:38そしてわたしの位をエラムにすえ、王とつかさたちとを滅ぼすと主は言われる。
(そしてわたしの位をアフガニスタンにすえ、王とその治める者らを滅ぼし尽くすと主は言われる。)
49:39しかし末の日に、わたしはエラムを再び栄えさせると、主は言われる」。
(しかし、その末の日に、わたしはアフガニスタンを再び栄えさせると主は言われる。)
※悔い改める者が出るという意味。