表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
PR

バイオリン

作者: sato
掲載日:2026/08/11

ギギギ、ギィィィィと。最近、音が聞こえるようになった。

ストレスのせいだろうか。

私はとあるアパートの404号室、角部屋に住んでいる。

片側の部屋には、人が入っていないので、静かなもの___だったのだが。


何かがきしむような音。

周りの部屋の人に尋ねても、そんな音は聞こえないという。

やはり、気のせいだろうか。

それか、ドアが風で軋んでいただけなのかもしれない。

今日は早く寝ようかなと、私は思った。


今日も、ギシギシと、音が聞こえる。

もしかしたら、事故物件なのかな、その幽霊がでてるのかな___とか、下手なバイオリンのようだとか

、くだらないことを考えながら、私は目を閉じた。







どうやら、隣の部屋に人が越してきたらしい。

なんでもバイオリンをやっているそうだ。

「まだ下手ですが....迷惑かもしれません。遠慮なくいってくださいね」

「かまいませんよ。いずれうまくなります」

彼女は縄を引きずりながら、部屋に入っていった。

彼氏らしき男も一緒である。


「ほら、早く来て」

「ご、ごめんって...」

やけにおどおどしている男である。

今日も、ギィギィと音が聞こえる。

今日は一段と強く。

バイオリンの練習だろうか。



音が、重なる。


ギギギギギ、ギィ、ギギギィィィィ。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ