表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
4/5

第四話 再会

※【全はちゃ!!】本家様制作関係者のみ閲覧可

※ 未登場人物などネタバレ有り

関係者以外はお帰りくださいませご主人様


【全はちゃ!!】関係者の皆様へ

元作品作者と違い、キャラ設定の詳細把握ができておりませぬので、多数キャラ崩壊がございます!

あくまで雑コラとでも思ってご覧くださいまし!


ではではではではではではレッツゴー!

ポケットに透花のメモを閉まってさほろは部屋を出る


本当は部屋の片付けをしていこうと思っていたんだけど、

透花の残した痕跡を消すなんて、私にはできやしないみたいだ…


会議室に戻ると、二人の遺体は消えていた


だが絨毯に染みついた赤が、そこで終わりを迎えた事を示している


開くようになった扉…


きっとみんなはもうこの先に居るんだろう


ドアノブに手をかけ引き開ける…

そこには、


「っ筍!!!!!璃玖!!!!!」


なんと筍と璃玖とさっき生き残った五人がテーブルを囲んで話し合っていた


「さほろ……透花と真慈のことは聞いたよ…」


筍が目を伏せてそう言う


「そっか……」


少しの間沈黙が続いた

これは二人への黙祷だと思おう…


「ごめん、二人も犠牲を出して………守れなくて……ごめんね…」


筍に向かって声を絞り出す


「さほろが謝る事じゃないだろ…辛かったな…」


筍の少し低い声に安心する

知らぬ間に親友を二人も亡くしたのに、私の心配をしてくれる優しさが、今は心に沁みた


「筍たちはなんでここに?…もしかして追加の参加者として連れてこられたとか!?」


まさか人死が出るたびに追加で家メンが連れてこられるんじゃないか…

とハラハラするさほろを落ち着かせるように筍が答える


「いや…俺たちもさほろと同じで、一回戦を勝ち抜いてここに来たんだ…」


「筍もだったんだ……じゃあ二人以外の家メンはまだこっちの部屋に移動してないんだね!」


さほろの言葉に、何故か一瞬時が止まった


変な空気だ


よく見ると、璃玖の様子がおかしい

どこを見ているかわからない目…


筍からも、暖かいオーラが感じられない…

さっきまでは晴れの日に外で干した布団のような空気を撒き散らしていたのに…


ガラッと変わった空気に、異物感で目がゴロゴロする


「さほろ…」


筍が静寂を断ち切って話し出した


「生き残ったのは俺ら二人だ」


「っ!?」


…生き残ったのは筍と璃玖だけ…ここにいるメンツ以外の家メンは…





死んだ?





「な、なんで??勝った陣営は全員生き返るんじゃ…」


「その認識で合ってるよ、勝った陣営は生き返って次に進む」


嘘だと思いたい

筍が、私の親友がそんなことするわけない

信じるわけがない


でも、信じるしかない……



「じゃあ…二人は…

"人狼としてゲームに勝った"の?」



筍の顔が見れない

見てしまうのが、知ってしまうのが怖い


何も言わない筍…

恐る恐る顔を見上げると目が合った

いつもと同じ、静かで優しい目


嘘だったんじゃないか


そう淡い期待を抱いたその時、筍は話し出した




「その通り、俺が全員殺した…璃玖は狂人だったよ」


筍の言葉に肺が凍ったような気がした


「なんで……」


疑問が溢れだす

筍はそんな人じゃなかった

もっと、優しくて、思いやりがあって…


「そんなの答えはただ一つだろ…俺の、未来の為」


あぁ、環境はこうも人の心を変えてしまうものだろうか


「嘘だ…筍…」


放心し崩れ落ちるさほろ

先に集まっていたさほろ側でゲームに参加した五人はもうそのことを聞いていたようで、

各々下を向いたり、頭を押さえたりしている


「事の顛末を話すよ」


誰も口を開かない中、筍が語りだした


それは、さほろの知らないうちに死んでいった五人の、最期の物語…





〜第二幕、幕開け〜

【登場人物一覧】

さほろ=○  筍=○

透花=×   璃玖=○

真慈=×   裕介=×

新村=○   恭弥=×

未紀=○   優=×

陽史=○   古都花=×

愁人=○   久志=×

渉=○

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ