第十二話 絶望
僕はジャックと共に道具屋に到着した。
中に入ると沢山のポーションが置かれており中には高級そうなポーションも置いてある。
「ジャックの言っていた通り高そうなポーションだね」
僕はジャックに言う。
「そうだろ?だが使ってみるとよく分かる。
かなりの効果だ」
ジャックは言う。
コツコツ。
「あら?お客様?ポーションを買いに来られたのですか?」
すると僕たちに声をかける者が。
白髪だが若い、目はルビーのように赤い。
「はい、ジャックさんにここのポーションはかなりいいって聞いて。
お姉さんのおすすめはありますか?」
僕は店員の女性に向かって聞く。
「ふふふ、貴方達に渡すポーションなんてものは無いわよ。
貴方達は私達に殺されるから」
?!
店員の目つきが変わる。
操られている!?だとしたらメルがまずい!
「あら?どちらにお行き?逃がしませんわよ。
あはははは!!!」
店員は近くにあるポーションを投げつけてきた。
「に、逃げるぞ!洋平!」
「ああ!!メルの元に向かおう!」
僕達は道具屋を出る。
しかし、
「み~つけた!ねぇ、お兄さん達、主様の敵なんでしょ?
殺してあげるよ!」
?!
なんと子どもたちが短剣を持ち待ち構えていたのだ!
「くっ!囲まれた!どうする!どうすれば!」
「洋平、ここは俺に任せてメルの元へと行け。
神を倒せるのはお前しか居ない、ここで二人共捕まるよりはマシだ!」
ジャックが言う。
「でも!・・・・・分かった!だけど子供や街の人を殺したら駄目だよ。
操られているから、絶対だよ!」
僕は走り抜ける。
ちっ、相手が魔物ならいとも簡単に殺せたのに。
「ねぇ、黄色の髪のお兄さんが遊んでくれるの?」
男の子が言う。
「おいぼうず、そんなもんは子供が持つんじゃねぇ。
社会の闇なんて子供が知る必要はねぇ!」
ジャックは凄い勢いで飛び込み
「はああ!!!」
「がふっ!」
子どもたちを気絶させる。
「よし、これで子供は悪いものを見ずにすむな。
後はテメーだ、・・・ミナミ」
ジャックは店員に向かって言う。
「ジャック、貴方は分かるわよね?
私はあの方の方に着いたの、貴方も私と一緒になってくれるよね?」
ミナミが言う。
「悪いなミナミ、俺は変わったんだ。
それに今のミナミは俺は好きじゃねぇ」
ジャックは言う。
「へぇ~そんな事言うんだ?だから、奥さん死んだんじゃないの?」
ミナミが言う。
「ユキは関係ない!
俺が悪いのは事実だが、妻の悪口言われて黙っている男が居るか!」
「死ねぇ!ジャック!!!」
「終わりだ!ミナミ!!!」
その頃
「な、何なの!貴方達は!」
メルは後退りする。
「アクア街の王女様。
今頃、お父様やお母様は呆れているんじゃないですか?」
一人の男が言う。
「は?」
「冒険者になるなんてアホですか?
王女の身であればこんな事も無かったのに、あんな男に惚れたなんてバカだよな」
男が周りの人達に言う。
「洋平は凄いもん!貴方達に私を馬鹿にする権利なんてものは無い!」
メルは言う。
「は?女がしゃしゃり出るな、死んでもらうぞ」
男たちが一気に攻めてくる。
くっ、足が震えて。
な、なんで。
?!
剣が・・・斬られ・・・。
カン!
「こ、コイツは!?」
メルの寸で剣が止まる。
「メル、大丈夫か?後は任せろ、俺の後ろにいな」
僕はメルに向かって言う。
「よう・・へい」
メルは僕の後ろに隠れる。
「おいおい、テメーが洋平だな。
お前サイテーだな、王女を剥奪させて冒険者にさせるなんてよ」
男が言う。
「それはメルが決めたことだ、僕は何も言っていない」
僕は男に向かって言う。
「責任放棄かよ!笑わせるぜ、馬鹿なおっt」
ザシュ!
男の首を斬り落とした。
「よ、洋平」
「アイツラは改正の余地は無さそうだ、テメーら覚悟はいいか?
僕とメルをバカにすんじゃねぇー!!!」
ザシュ、ザシュ。
「がはぁ!」
男たちは次々倒される。
最後に残る一人の男。
「ひ、ひぃ!人殺し!」
男は言う。
「人殺し?そうだね、でもさ、あんた達もやってきたんでしょ?
あの男の死体を少し見たけど女物の首飾りやネックレスがあったけど。
どう言い訳するつもり?」
僕は言う。
「ふ、ふざけるな。
俺たちは生活するのに、金がいるんだ!
だからあんなつけるだけの物を俺たちが奪い金にし金を循環させているんだぞ!」
男は言う。
「金の循環ね、それで罪なき女性や子供を殺してもいいと?
それってさ、僕がやっていることと変わん無くね?」
僕は言う。
「お、お前と同じにするな!この人go」
ザシュ。
「一々人殺しとか言うな、お前たちこそ本当の人殺しじゃねぇか」
僕はそう答え剣をしまう。
「よ、洋平。
何で人を殺したの?」
メルが言う。
「改正が無いからだ、生きていると他の人達の邪魔になる。
だから斬った」
僕は言う。
「洋平、おかしいよ。
洋平はどんな悪い人でも殺したりなんてしない。
・・・・貴方・・・何者なの?」
メルが言う。
「くくく、流石元王女、こんな変装は見破られましたか?」
すると現れたのは男だ。
黒髪のキリッとした服を着ている。
「洋平!洋平は!まさか!」
メルが言う。
「アイツなら今はフローラ様と戦っているかも知れませんね」
男は言う。
フローラ様?!え?フローラ様はフローラ町にいるはず。
「おっと、居ない思って?
それが今はフローラ様もこちら側だぜ」
男は言う。
あ、足が震える。
怖い、怖い、あの人怖い。
「そう怯えては駄目ですよ王女様」
!?
男は一瞬で私の近くまで行き
「貴方も我々の仲間となるのです」
男は無理やりメルを拘束し
口を開かせる。
「な、何を」
「ほら?黒い塊、見たことあるだろ?
これをな!」
「がっ、あ、ああ」
口の中に押し込む。
「嫌!」
メルは暴れるが
「へへへ、弱いな。
王女様」
そして
「ああああー!!!!」
そしてメルの体の中に流れ込んだ。
・・・・。
ふふふ、メル様、貴方の夫を殺しましょう。
男は耳元でささやく。
「ええ、そうね。
あの方の為に、私もあの方と隣に居たいから」
メルはそう言い歩く。
くくく、あははは!!!
面白い、楽しい、さぁ洋平くんどうする?




