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プロローグ


 チクタクチクタク


 ここは、クロック様の家。

 周りには時計があり動いている。



 「メル、そろそろ来る頃・・・会いたかった?」

 クロック様が聞いて来た。



 「うん、でも洋平が来るってことはまたこの世界に脅威をもたらす何かがいるってことだよね?」

 私はクロック様に向かって言う。




 「ええ、今回はとんでもない事になっている。

 もしかしたら、私と戦うことになるかも」

 クロック様が言う。



 「え!?クロック様が!?」

 メルは驚いた。



 「少し前に神達が集まって神会議があったの。

 それで、悪の神が悪さをしてるって噂になってね、私や他の神も警戒しているの。

 聞いた話では、他の神に乗っ取り支配し邪魔者を消すらしいの」

 クロック様が言う。



 「え?じゃあ目の前に居るクロック様は?」

 私はクロック様に言う。



 「私は大丈夫、時計の針は動いているし狂いもない。

 私が乗っ取られた時はこの胸に付いている時計の針が狂い出す、もしそれを見たら迷いなく私を斬りなさい。

 私の力は厄介だから、時を操られたら貴方はおろか洋平くんだってやられちゃうかもしれないから」

 クロック様は言う。 



 すると

 ガチャリ



 一人の女の人がクロック様の家に入ってきた。

 黒髪、青い目。

 かなり際どいような服。



 「あ~メルちゃん。

 クロック様もよろ〜」

 声をかけたのは水谷恵梨香、この世界に召喚された人の一人。



 「恵梨香よ、そう際どいような服は良くないよ。

 危ない男に捕まったらどうするの?」

 クロック様が言う。



 「いいの、私は捕まった所で一人でやれるから」

 恵梨香さんはそう答える。



 「私達は待っているの、洋平が来るのを」

 メルは恵梨香さんに向かって言う。



 「まさか日本に戻ったとはね。

 はぁ〜、私にも一言言ってほしかったな〜一度は助けたんだから」

 恵梨香さんはそう言い近くの椅子に座る。



 「お茶を持ってくるよ」

 クロック様はそう答え隣の部屋へと向かった。




 「ねぇ、洋平くんのどこが好き?」


 ?!

 恵梨香さんがメルに聞いてきた。



 「え!?そ、それは・・・優しい所かな?

 それに私に誓ったんです必ず戻ってくるって」

 メルは言う。



 「そっか、二人は愛し合ってるんだね」

 恵梨香さんはそう答える。




 その時


 カチカチカチ、カチカチカチ、カチカチカチ。


 私が持っている洋平の時計が激しく動く。



 「と、時計が!?」


 「ま、まさか!」



 カチカチカチ・・・・チン!



 「うわあー!!!」

 な、なんと天井から落ちてきた男。



 「あ、ああ」


 「ふ、ふふ」


 「い、イテテ。

 あれ?確か僕は、部屋で寝ようと考えていたんだけど・・・・!?め、メル!?」

 僕はメルがこちらを見ていることに気づく。


 え?

 恵梨香さんまで!?

 隣には恵梨香さんも。




 「お帰り、貴方」

 メルが言ってきた。



 「・・・」

 僕はメルに近づき


 

 「ただいま、愛する大好きな妻、メル」

 僕はメルの頬にキスをする。



 「・・・、私も居るってこと忘れてる?」

 恵梨香さんが言う。



 「わ、忘れてないよ!恵梨香さんも久しぶりです」

 僕は恵梨香さんに向かって言う。





 「この世界に召喚されたと言うことは分かっていると思うがこの世界に脅威が迫っているということ」

 クロック様がこちらに歩いて来た。


 お茶を入れたカップを持ちながら。




 「はい、それよりも僕がこの世界を去って何かありました?」

 僕がクロック様に向かって言う。



 「いえ、特には何も無く。

 しかし、メルには先程言ったが洋平よ、次に敵となるのは神かもしれん」

 クロック様は言う。



 ・・・・神?!







 

 

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