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捏造の王国

捏造の王国 その81 何が何でも戦争したいキジダダ政権!防衛費増大のため、国民誘導工作に増税だ、新型肺炎ウイルス対策費も横流ししちゃうぞ!

作者: 天城冴

支持率低下だろうが、ウイルスの第8波がこようが何が何でも防衛費を上げたいニホン国キジダダ政権だが、世論工作を画策しようとしたのが、さっそくバレて…

 普段はたいして興味もないが、ワールドナンチャラだと途端にスポーツイベントに熱狂してしまうニホン国。数千人の犠牲で建てられたスタジアムほか曰く付きのヤバい話はスルーして、国旗を背負うチームが闘いますとマスコミが煽り立てるのに見事に乗ってしまう国民がなんと多いことか。その裏で、着々と国民を別のもっとヤバーいことを次々ときめようとしているのはニホン国総理キジダダ率いる与党ジコウ党と似非与党メイジの党に、ミンミン党の裏切り者タマギギ一派。実質賃金が値上げに全く追い付かず、節約も限界。クリスマスやら正月やらの金のかかるイベントにも乗るに乗れない国民のジレンマを尻目に、増やしても効果あるの?の防衛費を増やすために世論操作だのを画策中のはずだが

「もうバレるなんて、は、早すぎないかチュンタロウ!」

秘書に据えた息子に怒鳴っているのはニホン国キジダダ総理。

やる前からバレた防衛庁の裏工作が、ネット上でどういわれているか、息子に調べさせたが、結果は予想通りというか、全く頭の痛いもので

「そ、そのお父さん、そのう”防衛庁が金を使って、SNSで特定の国を敵とみなすようなアカウントを応援しちゃおうという計画はバレバレです。お父さんのこの間の総理増税会見もあいまって、“どこと戦うんだよ、中国に経済的にも依存してんだろ”とか“なら、ロシアのガス会社への協力と資金提供は辞めといたほうがいいんじゃない”とか。挙句、そんなにすぐバレる工作しかできないんじゃ、開戦一日で負けるわ“といわれ放題です」

「ふ、フツウもう少しバレないよう気を遣うものだろう、な、なんで、そんなすぐ」

「口が軽いのか、考えなしにつぶやいちゃったりするんでしょう、ジコウ党の人も防衛庁の上級官僚も。そういえば、もとジエータイの幕僚長だったかのタモンガミさんでしたっけ、あの人も園児虐待で問題になった幼稚園の人を擁護してましたし。もう、内容がカッコクレンの人権問題委員会に聞かれたら、即ニホン国が国連から排斥されかねない酷いもんでしたが、本人自分の非常識さ無知さ加減を全く理解してませんし」

だから、“今のニホンの政府やらジエータイのトップどもに防衛なんて無理だろ、そんなに阿保なら戦う前に負けてるわ”という呟きはさすがに父の耳にはいれなかった親孝行のチュンタロウ氏である。しかし、多少ソフトであっても、ニホン国の政府や官僚、財界人って頭大丈夫?とひそかに心配されるレベルであるというのは身も蓋もない事実である。

「ま、まあ、あの人たちはちょっと年齢が年齢で、その妄言が入ってるし。アトウダさんとかサンカイさんもお年がお年だし」

そんな妄想を喚き散らす老人を政府の要職に就けているジコウ党、そしてそのトップであるのキジダダ総理、アンタ自身も正気なんですかーと裏で言われていることも耳の痛い真実であった。

「その、お父さん。他にもハシゲンさんとかヨツウラさんとかを根拠もないのに敵がいるんだーと煽ってしまう人たちをマスコミだのに出させ、SNSで好き勝手言わせているのはかえってまずいのではないかと。さすがに言うことがかなり支離滅裂だってことが、わかってきましたからね。今はスポーツ中継と年末年始行事でごまかせてますけど、二月になればさすがに」

「か、彼らはアベノノ総理が贔屓にしてたからなあ。なんというか、本当に頭のいい人たちへの歪んだコンプレックスつながりで同病相憐れむというか、類は友を呼ぶところがあったようだし。ハシゲン氏とかヨツウラ婦人とか、どうも学歴は良いらしいが、その、思われているほど、なあ」

学友との知能レベルの差を見せつけられ、やり込められた反動で支離滅裂な謎理論で相手を黙らせ(呆れさせ)勝ったつもりなった弁護士モドキや、親や周りの期待が大きすぎるうえ、顔がいいことが逆に災いして私ってスゴーイと思い込みたいが実はそうでもないという事実を必死になって否定したい似非学者など、元アベノノ政権下でやたら贔屓され勘違いした輩を世論誘導に使おうとしたが、逆効果になっている現状である。

「そのうえ、新型肺炎ウイルス対策費が余ったら防衛費に使う、なんて言っちゃうからですよ、お父さん。もう第8波を超えて、第9波が来そうです。たたでさえ、国内外からの人の移動で感染者が増加してます。今は、重症者が少ないですが、海外にスポーツイベント観戦にいった人や年末年始の大移動でまた変異株が発生し、それが重症化するものなら、対策費は余るどころか大幅に不足します」

「そのう、ウイルスはだんだん弱毒化するって、オンミさんもいってたんだが」

「お、お父さん。あの人、最初から対策間違えてたじゃないですか!発熱して4日たってからでも、治療は平気とか言って、それで亡くなった方が大勢いるんですよ、国会議員も」

「ジコウ党ではなかったし、そのイシババ・ノビテル議員とかはすぐ入院して助かったんだから、いいじゃない…」

「よくないですよ、ジコウ党はやっぱり贔屓されてる、ノビテルさんなんてそのまま入院して、引退すればよかったのにって言われてましたよ。…しかし、今度のお父さんの会見は大失敗だったんじゃないかと。さらに支持率下がりましたし、それに…」

「それに?」

「その、謎のフォロワーが僕のツィートにいろいろと返信してきまして、その内容が気になりまして。何でもお父さんの地獄の知り合いだそうですが、お父さんの、いやジコウ党全体の間違いというか、罪というかをつぶやいているんです。それも、ただのリベラルだの野党だのではないようで。一部の、ほぼお父さんと秘書しか知らないようなことも書いてるし…」

息子の言葉に、唖然とするキジダダ総理。アベノノ総理からのトンデモ政策、ジコウ党やらその周りの傍若無人ぶりをなんとかしようと地獄から送られた監視役、地獄の書記官が、ついに息子にまで接近したようである。

「そ、そいつは何と言ってるんだ」

「それが“ミサイルで狙われてるって、それあなた方ジコウ党が協力したトン一協会からの献金で作られたんですよねえ。アイコクって実はニホン国の敵を愛することなんですかあ、愛する相手と戦争なんで病んでますねえ”とか、“キジダダさんがいかに奥様のアロマで癒されようとしても罪が消えるわけじゃないんですよお、とっとと改心してジコウ党もトン一協会も解散、迎合マスコミも太鼓持ち芸人も御用学者もフクイチでも行って罪を償ってくださいよ、そうすれば、地獄でもお勤めも減りますからあ”とか。その最近は“いい加減にしてくださいね。もう、生きながら地獄行きがそんなにお望みなんですかあ。まああなた方の心だけ地獄に連れてくこともできるんですよ”とか。その、僕もバカバカしいと思ったんですけど、そのツィートを読んだ日から、なんだかよく眠れなくて…。朝起きたら手も足も傷だらけで、血が出てたんですけど…」

「だ、大丈夫なのか!」

「目が覚める直前まで、すごく痛かったんですが、起きたらなんともなくて。血も傷も消えてたんです、なんだか気味がわるいんですけど。一度だけですけど」

「そ、そうか、なら」

良かった、と言おうとしたが、二度と起こらない保証はない、なにしろ地獄の書記官は忘れたことにやってきてたし…と、頭から雪の塊が落ちてきたより寒けを感じるキジダダ総理であった。


どこぞ国では国民生活がかなり苦しくなろうとも利権食い放題、成果の検証せずに好きに使える防衛費あげようという、独裁国家のような真似をしているらしいですが、国民はいつまで大人しくしてるんでしょうかねえ

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