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ゾンビとクラス  作者: 桜鳩 苺
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会話

教室に帰り、皆に飲み物と食べ食べ物を分配する。今回とってきたのは長らくもつからと最後まで残しておいたおつまみ系の缶詰と水500mlのペットボトル7本、ワインが2本と缶ビールが12缶だ。

お酒を飲むのはこの中で18名。内12名はこの状況になって飲み始めた。たばこは7名が吸い、内6名がこの状況になって吸い始めた。前から吸っていたのは、一緒に調達に行った奏多だ。

「いつも調達しているあのコンビニだけど、これで商品は全部だよ。一つも残ってない」という優の言葉に、あからさまにではないけれど、皆不安になる。学校から300mしか離れていないあそこのコンビニが、私たちのライフラインだったからだ。

「近くて便利だったけど、仕方ないよね。少し遠いけど、次からショッピングモール行こうか」という私の提案には、優と奏多はそれしかないと思いつつも、やっぱり少し難色をしめす。

「ショッピングモールは遠いだろ。2kmくらい距離あるぞ。歩いていくのは危険すぎるし、帰りに至っては、商品抱えてゾンビがいる中2kmだぞ。」「コンビニでも嫌なのに、ショッピングモールなんて無理。怖すぎる。」と言い出した。「まったく頼りないね。いいよ一人でも。私は皆のために行くけど、私のためについてきてくれる人は一人もいないんだね。意気地なしども」私は2人とクラスに向けて言う。みんな少しイラっと来たかもしれないけど、だれも何も言わない。二人すら。


ひとまずこれからのことは明日考えるとして、眠ることにした。見張り役を除いて、みんなで同じ時間に眠ろうという提案が1月前にあり、みんな午後9時に寝て、午前2時に起きる。見張り役は午前2時半に眠って、5時間後に起きる。

今日はもうそんな時間だった。ゾンビの声を子守歌に、私たちは睡眠をとった。

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