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第10回書き出し祭り感想まとめ  作者: 天崎 剣
【タイトル+あらすじ感想】第二会場
8/48

第二会場6~10

【10-2-6.ルイ王子とユズ姫〜居候女神は人気コスプレイヤー!?〜】


 タイトルだけ見たときは、単純にファンタジーかと思ったんですけど、現代ものでした。

 そうか、タイトルの中で唯一信じるべき言葉は「人気コスプレイヤー」部分だったか。


「軽井沢あや――通称『ルイ君』」のところは、ちょっと引っかかりました。通称と本名、字面がかけ離れているので、直ぐにはわからなかったです。(声に出して読めば、かるい(・・)ざわで、ルイだとわかる)

 細かいところですけど、多分本文ではきちんと説明されているのだと信じたい……。


 コスプレというなかなかディープな世界に引きずり込まれていく様子が、あらすじからも伝わります。

「王子」「姫」「女神」から、どうしてもファンタジーを連想してしまいますが、コスプレもまぁ、ファンタジーですよね。(色んな意味で)

 そして、「ユズ姫」ってことは、弦は女装させられる……?


 こちらも書き慣れてる方の作品のような気がします。

 本文も楽しみにしています。



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【10-2-7.「黒」と「金」とカミのまにまに】


 一編の詩のような美しい文章で綴られたあらすじです。

 雰囲気重視ですね。


 多分恋愛もの。現代。

 情報量が少ないので、読み取りはちょっと難しいですが、こういう輪郭のない絵のような作品が好きな人にとっては、どストライクかも知れません。


 タイトルにある「黒」と「金」と「カミ」がどういう意味を持っているのかも、本文を読んでのお楽しみ、ということなのでしょうか。

「黒」と「金」だと、胡麻しか思いつかない貧相な想像力の私には、これ以上書けないので、本文開示まで待機ですね……。



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【10-2-8.国立大学法人東京魔術大学 ─血継魔術科─】


 これはなかなか興味をそそるタイトルだなと拝見していました。


「魔術が一般に普及した現代」「科学の発展と共に少しずつ魔術が衰退する世界」が同列にあるのがちょっと気になるところですが、普及しているのに衰退してるとは、つまり不要になってきてる? ちょっとちぐはぐな感じもします。


 主人公は冒頭の全裸男「伊庭八代」かな? パトカーとあったので、最初、刑事さんか何かかと思ったけど、大学生のようですね。飲み過ぎて、全裸になって捕まったパトカーの中でちょっとカッコいい言葉を呟いていた。

 とても細かいところで恐縮ですが、もう少し、文書を足すと直ぐに情景が浮かんだのではないかなぁと思います。


 あらすじの情報だけだと「血継魔術科」とはどういった組織なのか、よく分からないのももったいないかなぁと思います。「逮捕」とか「テロ」とか、強烈なワードが並ぶので、多分何かしらの命を受けて動いている組織みたいな感じなんだとは思うんですけど。

 

 素材はとても興味深いものばかりなので、後は本文でどういうお話になっているか、ですね。

 楽しみにしています。



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【10-2-9.僕はただのドラゴントレーナーなんですが!?】


 異世界ファンタジー。

 少年とドラゴンのコンビもののようですね。


 彼らは「契約が無くとも一心同体」の仲。けれど本来は、「猟竜りょうりゅうは人間の猟師と契約を結ぶことで真の力を発揮する」ということですから、これは作中で契約するような気がする……!


 あらすじをたどってゆくと、トレバーは雌のようですね。

「スキンシップの多いトレバー」の箇所は、単に仲が良いのではなく、雄としてルイを好いていることを示唆していたのでしょうか。

「種族の壁を越えて特別な関係を築いていく」ともありますし、これはちょっと、二人の関係がどう発展していくのかも気になりますね。


 あらすじ全体がとても読みやすくまとまっていて、設定も詰めてあるように思いました。

 ガチのファンタジーは少ないようなので、そういった作品が好きな人にはガッチリ刺さりそうですね。

 本文も楽しみにしています。



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【10-2-10.「私との接触は密です」とクラスメイトの彼女はキメ顔で告げたんだ】


 どこかで聞いたフレーズがくっつけてあるぞ……。と、多分作者もツッコんで貰いたいと思うし、ツッコむべきだと思います。

 密……、キメ顔……。


 タイトルからは全く想像できないあらすじで面食らいました。

「彼女がキメ顔で」告げるぐらいなんだから、何かやましいことを主人公がやらかしたのかなと思いきや、違うのか……。


 と、それはさておき、あらすじで気になったところをば。

「彼女とヒーロー談義に花を咲かせたのもつかの間、学校にミガイが侵入した」のところ、彼女と話し終えた直後に事件が勃発したように思えたんですね。(束の間は、ほんの少しばかりの時間という意味ですし)

 けれど、次の文は「僕はまだ校舎の中にいる義岡を助けに戻る」となっている。

 あれ? 一緒にいたんじゃないのか。ちょっと困惑してしまうわけです。

 恐らく、「つかの間」ではないですよね。


 このちょっとした文章の繋ぎ方がもったいないなぁと。


 本文読んでないので何とも言えませんが、彼女と話し込んで、別れた後程なくして学校にミガイが侵入した。既に校舎から出ていた僕は慌てて戻った、ということ?


 あらすじはいわゆる「掴み」としての作用もありますから、ちょっとした引っかかりが命取りになることもあります。(だからみんな必死に何回も書き直すんですよね……)

 かくいう私も、あらすじの書き方が分からず、色々やって来ましたが、まだ分からない……。

 書き出し祭りは本当に勉強になりますね……。


 本文に、某キメ顔女子のような子が出てくるのか、楽しみにしています。


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