第一会場21~25
【10-1-21.夜明けの海を歩くには】
壮大なSF。作中の「青の惑星」が恐らく地球なんだろうなぁと、推測しました。
この世界観、好きですね。
やはり文明が崩壊した後は、ファンタジー世界みたいになるのでしょうか。どのように新たな文明を築いているのか、人々の暮らしがどうなっているのかなど、期待が膨らみます。
「一族の秘密の欠片」というのがどのようなものなのか、あらすじからは推測できませんが、それによって昼と夜の分断などが起きているのでしょうか。
「魔導起動装置」というのも、何のために存在する装置なのか、気になりますね。「魔導」とは恐らく魔法のようなものなのでしょう。SFだと、魔法を科学的に発生させる装置みたいな感じで使われることが多いのですが、そういった類いのものなのでしょうか。
短いあらすじの間に、沢山の謎がちりばめられているので、実際本文を読んでみなくちゃと、読者が期待してしまいます。とても良いことだと思います。
あらすじの中にはタイトルの「夜明けの海」に関する言葉は何一つ出てきていないようですので、それがどう絡んでくるのかも気になるところです。
本文も楽しみにしています。
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【10-1-22.高嶺の花とは呼ばせない!!《クール(と勘違いされてる)系女子とのドタバタ奮闘記》】
ドタバタ感があらすじからも伝わってきますね。
ヒロインほたるのコミュ障っぷりは、なんかとてもよく分かります……。
そうなんですよね、別にクールな訳じゃなくて、本当に、そういう反応しか出来ないヤツ……。
この勘違いが可愛いんだろうなぁ。
タイトルにもあらすじにも書かれていませんが、これ、ラブコメっぽい展開になっていくんじゃないでしょうか。
ヒロインも可愛いけど、主人公の慌てっぷりも可愛いだろうなぁと微笑ましくなります。
これもだいぶ書き慣れている人の書き方っぽいですね。
台詞の挟み方や、一人称のツッコミがかなり自然で、手練れ感があります。
本文も楽しみにしています。
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【10-1-23.団地の花子さんと死にたい死神くんの人生実況解説動画】
「推しそっくりのイケメン死神くん」という、字面だけでも十分あくの強いキャラは目を引きますね。
「動画製作」とありますが、死神コミュニティにも動画サイトがあるのかな……???
実は最初、「イケメン死神くん」というHNの実況者さんなのかなと思って読んだら、違う、ガチ死神さんみたいですね。
小学生がなりたい職業ランキング上位にユーチューバーが食い込んでるくらいだし、思い切り流行ネタをツッコんできたなと感心しました。
やはり、再生回数で収入が増減する仕組みなのでしょうか。
花子と死神くんのコンビも、面白そうです。
「死神くんの時代錯誤なボケ」とありますが、彼はどれくらい生きているんでしょうか……? この辺も、面白くしてくれる要素になりそうですね。
「花子さんは自由奔放な死神くんにメロメロのたじたじ」で、大丈夫かな……。
花子さんは、一刻も早く死神くんから離れた方が良いのでは……?(寿命的に)
本文ではどのようにメロメロにされていくのかも見所みたいですね。楽しみにしています。
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【10-1-24.神の子と魔女見習いの異世界譚】
他人の気持ちが分かる系の能力を持っている少年が主人公のようですね。
「神の子」という強い言い方をしてきますが、「本当の父親は世界を救い、“神の力”を得たらしい」とありますから、一般的に神格化された存在の血を引いた子ども、という意味ではなさそうです。
また、タイトルにある「魔女見習い」もあらすじにはハッキリと書かれていませんが、「リサとともに異世界に赴くことを決意する」とあるので、このリサという子が「魔女見習い」なのかなと推察しました。
魔女は悪魔を信仰しているはずなので、神の子とはあまり相性が合いそうにないのですが、そこをあえてくっつけたのには何らかの意図がありそうですね。
「もうひとつの世界」「異世界に赴くことを」とありますから、本題はそっちに行ってから、なのかな。
二人がこの先どうしていくのか、そこもあらすじに入っていれば、もう少し印象は変わったのではないかと思います。何せ、「命を狙っている」連中がいる世界に行こうとしているわけですから。
どのように展開していくのか、本文も楽しみにしています。
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【10-1-25.木星、行きます~人類で初めて超音速へと到達した魔女が木星へ辿り付くまでの物語~】
魔女だけどSFですね……!
「木星への有人探査」とは、とんでもないことをしようとしているなと。ロマンがあります。
あらすじから、かなり個性的な登場人物が出てくると予告してあるので、期待してしまいますね。
そのどれをも追い抜いて、魔女が木星に行くのか……。凄い……。
「世界統一魔女機構」「航空宇宙魔女局」という存在も気になります。どういう世界観なんだろう。
この世界では魔女が普通に存在して、そういう組織を形成するだけの人数がいるってことですよね。
ファンタジー寄りのSFなのかな。
超音速、音速を超えている。何がどうして超音速なのかも気になりますね。
木星と魔女という取り合わせもそうですが、常識的にあまり関連性のなさそうなものがくっついてうるというのは、興味を引いてしまうものです。
どういう風にそれぞれが絡んでいくのか、本文も楽しみにしています。