第二会場6~10
【10-2-6.ルイ王子とユズ姫〜居候女神は人気コスプレイヤー!?〜】
これは絶対プロの犯行なんですよ……。
素人な訳がない。プロですよ、プロ。
めっちゃ面白かったです。
よく読めば端々、オタクなんですよね、お姉ちゃんもルイも。
「合法ショタ」「違法よ。飛びついたらお縄よ」「私の心のメモリアルに今の表情はバッチリ保存済み」……この辺、絶対普通の人の会話には出てこないですよね。
自宅がオタクばっかりだから最初気づかなくてスルーしていたんですけど、そうですよ、一般人はそんな会話しない。
弦が気づかないのも無理ないですよ。興味ないんだもん、そういうのに。
何だか嫌な予感がして、最後に出てくる男装のルイ。
背が高くて格好いいんでしょうねぇ。
美しいんでしょうねぇ。ため息出そうです。
こうなってくると、タイトルの「ユズ姫」も気になってきますよね。
絶対、女装させられますよね。
めちゃくちゃ気になる……! 女装男子がここにも……!
続き、お待ちしています!!!!
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【10-2-7.「黒」と「金」とカミのまにまに】
神山君、ちょっと変態なんですけど大丈夫かな、と思った冒頭から、まさかのラスト。
普通に考えて、日本舞台で「金髪で、幼い感じの娘が好き」と言い切る辺り、完全にアレですし、いくらなんでも、告白を断る理由としてそんな条件を出すなんて、本当にとんでもないヤツだな、と思っちゃうわけですよえね。
そしてタイトルの「「黒」と「金」とカミ」が黒髪と金髪を表していた、とこの辺で気が付いて、そっちのカミか~って。
たった一つのエピソードを際立たせるための第1話。
気が付いたら読み終わってる高い文章力で、コレをとことん突き詰めていて、感服させられました。
前半はそのシーン、後半は琴音との会話。
だけど話は全部、このエピソードに関してのこと。
凄いと思うんです。
ここまで徹底的なのは。4000字もあるんだから、もっと別の話も挟みたくなりそうだけれど、結局はずっとこの、「神山透」に振られた日のことを延々と話している。
これだけ印象づけられた後のラスト。まさかまさかの、やっぱりまさか。
コレ、どうなっちゃうんでしょう。
あらすじでもよく分かりませんでしたけど、三角関係になってゆくのでしょうか。
それとも、書き出し祭り用のネタだったのでしょうか。
気になりますね。どうなっていくのか、楽しみにしています。
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【10-2-8.国立大学法人東京魔術大学 ─血継魔術科─】
噂の全裸読みました。
最初から最後まで全裸でしたね……。せめてタオルくらい巻いてあげたら良かったのに、完全に見えてましたよね……。
世界観も設定も凄く興味深いし、面白そうなのに、全裸が気になって本来の面白さが見えなくなりそうでした。
面白いんですよ。でも、全裸なんです。
全裸でなければ、もう少し頭の中に色々入ってくるのに。画面が肌色で何も見えない……。
なんだろう、ツッコむ部分が全裸ばかりで申し訳ないんですけど、本当に全裸で。いや、別に全裸が嫌いってわけじゃなくて、違うな。言い方おかしいな。全裸でやるからこそ面白い。いや、全裸である必要はないんですけど、全裸なんですよね。ああ、でも全裸の方が面白いに違いない。
大変面白かったです。
文章力も構成力も高い、完全に実力者が全力で全裸を書き切っているところが、とても素晴らしかったです。
続き、ありますでしょうか。
いつパンツを履かせて貰えるのか、大変気になります。
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【10-2-9.僕はただのドラゴントレーナーなんですが!?】
ドラゴンとのバディもの。
ここに出てくるドラゴンって、ふわふわなんですか……? 鱗で覆われてるトカゲ系ではなく、始祖鳥みたいな鳥系なんでしょうかね。そして、人語をよく喋る! んでもって、普通に人間とおんなじものを食べるのでびっくりしました。チョコボみたいな感じ……?
古い時代からのいわゆる竜でビジュアル考えてたので、そうか、色々あるもんなと考えさせられました。
「緑のツノを光らせてスキャンを発動」とか、普通のドラゴンって言うより、不思議な力を持った生物??? という位置づけなんでしょうか。
「竜」「ドラゴン」と、併用しているので、何か拘りがあって、そうしている? と気になりました。
喋る、喋らないのと何か関係があるのか、猟竜になり得る、なり得ないで違うのか。
ルイとトレバーとの関係も、どちらかというと普通の人間の男女みたいに思えますし、それだけ親密に異種族間で意思疎通できるって、凄い面白い世界観だなと思いました。
トレバーの大きさがどんななのかとか、ハッキリしないところが大きいので何とも言えませんが、普通に茶碗持って食べるんです、ね?
不思議な世界観。詳しい描写がもう少し欲しいところです。
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【10-2-10.「私との接触は密です」とクラスメイトの彼女はキメ顔で告げたんだ】
これは、あらすじの時点でちょっと引っかかったヤツですね。
「彼女とヒーロー談義に花を咲かせたのもつかの間、学校にミガイが侵入した。僕はまだ校舎の中にいる義岡を助けに戻る。」というよりは、「彼女とヒーロー談義に花を咲かせたのもつかの間、学校にミガイが侵入した。先に屋上を出た義岡がまだ校舎の中にいるはずだと、僕は助けに戻る。」だった。
と、それはさておき、この世界観、好きですよ。
何となくですけどね、今回のコロナ騒ぎからヒントを得たのかなと思ったのです。
感染予防の自粛、DVや児童虐待の増加、それでも外に出てくる一部の人間。
正直、この異常事態、今まで生きてきて殆どの人が経験したことがないものじゃないですか。東日本大震災の時も、なんやかんや創作界隈では影響された作品が出たわけです。いや、出ないわけがないんです。こんなの、普通じゃないんですから。
だからもっと、コロナに影響されたものが出てくるかなぁと思っていたんですけど、蓋を開けるとそうでもなくて。
この作品がそれかどうかは分かりませんけど、「ウイルスに感染した動物が人を襲う化け物。今の所人体に感染した例は出ていない」の辺り、なんか、そうかなと思ったのです。
「僕を支えるその腕と足にはミガイと同じ紫の色と紋様が刻まれていた」――義岡ちゃん、感染してる。
この状態をチラ見せして、あんな特殊能力見せつけられて。
気になるじゃないですか。
これ、好きです。
時事ネタ引っかけてるのは気になりましたけど、それはそれとして、良いです。面白かったです。
たとえ、それが与えられてはいけない力だったとしても、彼女はヒーローでした。
続きありますか。あれば、読みに行きたいです。




