あらすじだけを全部読んでみて
読みました、感想も書きました。
頑張りましたね……私。
というわけで、色々と考えさせられる素晴らしい企画だと思いました。
私はあらすじ本当に苦手なので、毎回毎回、新作上げる度に試行錯誤しています。
第一、タイトル決めるのも苦手なんですよ。普段は(仮)みたいなタイトルで書いて、出来上がってからしっくりくる言葉を持ってくる、というのが多いので、皆さんはどうやって決めてらっしゃるのかなと本当に本当に悩んでいました。
書き出し祭りに参加し始めて、タイトルのインパクトの大切さは身に沁みる程分かってきたつもりですが、それでも全然良いタイトル思い浮かばないので、もうこれは開き直るしかないというところまで来ています……。
と、私の事情はさておき、100作分読みました。読んで思ったことを書きます。
あくまでも私が思ったこと、ですよ!
そこはきちんと理解した上でお読みください。
■あらすじが上手い人は、多分本文も上手い
当たり前ですけど、あらすじ上手い人の作品は文章上手いですよ。
自分の作品がどの位置にいて、何を目的に書いているのか直ぐに提示できるって、素晴らしい能力だと思いました。
まとめ方は色々なので、どれが正解ということは無いと思いますが、少なくとも【物語のジャンル】【世界観】【登場人物】【物語の開始】【今後の展開】辺りが入っている作品は、あらすじとして完成度が高いと思いました。もちろん、言葉としてではなく、要素として。
何を書いているのか、何処が魅力的なのかという自己アピールの場なんでしょうね、あらすじは。
web小説数多ありますが、あらすじでぶった切られる人が多いわけですよ……。
あらすじ、超大事ですね。
■世界観の説明は最低限でいい
なんとかという世界のなんちゃらがどうしたとか、細かいことを沢山書きたいのはものすごくよく分かりますけど、あんまり書きすぎると本文クリックする前にさようならされてしまうんだなぁと、これも身に沁みました。
そういうのは、本文で書いた方が良いと思います。
(本文の序盤を世界観で埋めても読んで貰えるのは玄人だけなので注意が必要です)
■難しい言葉をやたらと使いすぎると危険
あらすじ上手いなぁと思った人の文章には、あんまり難しい言葉が入っていませんでした。
一般的な語句や言い回しを中心に構成されている文章だと思いました。
そしてこれは恐らく、本文でも同じなんじゃないかと。
SFやファンタジーなんかで、その世界独特の言い回しが必要なことも多々あると思いますが、乱用しすぎるとよく分からなくなりますよね。特にwebだと、目が滑ってしまいやすいので、読みにくくなるのではないかと思います。
このバランスをよく分かって書いていらっしゃる方は、あえて難しい言葉を避けているように思いました。
漢字にカタカナルビを振りたくなった時期もありましたが、何事もほどほどに、ということなのかも知れません。
■全体像が掴めないと不安になる
読者として、今読もうと思っている話が面白そうかどうかって、結構大切なんですよね。
本を買いに行ったとして、自分は何で決めるか。
タイトル? 表紙? あらすじ? 本文を何項か読んでみて?
……全部だと思うんですよ。
手に取るには、タイトルと表紙。でも、買うかどうかはあらすじと本文序盤で決めるんじゃないかと。
そうしたときに、なんだかよく分からない物を買うかどうか。
web小説は基本無料なので、お金を出す出さないの紙の本とはちょっと違うかも知れないんですけど、やっぱり、それなりの時間を割くわけですから、ある程度内容が想像できるものを読みたいと思ってしまうんじゃないかと。
それが自分の好みにぶっ刺されば、正直あらすじとかどうでも良いんですけど、実際ぶっささるか時間の無駄だと思ってしまうかは、読んでみないと分からないですよね。その、「読んでみないと分からない」を解消する一つの手段として、「あらすじ」や「書き出し」は凄く大切なんだよってことだと思うんです。
今回、書き出し祭りに「あらすじ」が追加されたのだって、やっぱり肥前先生の意図していることとして、こういった、web小説ならではの「情報の小出しとしてのあらすじ」が如何に重要かということの問題提起、というのがあるように思えるんですね。
そういうことを考えると、やはり全体像を捉えにくいあらすじは、不安をあおってしまうんじゃないかと。
その不安を興味として変換させている作品もありましたけど、高等なテクニックを要するわけですから、やはり凡人としてはこの「あらすじ」「書き出し」は大切にしていかなければならないんだなぁと思った次第です。
さて、このあとは、あらすじを読んでの作品傾向などまとめましたので、もしよろしければ引き続きご覧ください。




