表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
1/1

第一話

どうやら俺は転生できる可能性があるな。





真っ白い空間。

目の前にはでっかい足。神様と思わしき巨人が座っていた。

俺は無実の罪で死刑になったはずだ。

なのにこんなところで…なにしてんだ?

「ったく最近の人間のアホさ加減は半端ないのう」

神様はさっきから独り言世界大会を繰り広げている。

「神様を信じない人も増えているし。しかも死人が多いんだよ。死んだ人を裁くこちらの身にもなってみろって。」

神様の声はいちいちうるさい。耳がキンキンする。

しかも死人って裁いてんのは閻魔大王じゃないの?

「………はぁ、ということでそこの人間。」

「は、はい」

「私はこれから人間を滅ぼそうと思う。手伝ってくれるか?」

こっちだって無実の罪で処刑されてるから、異論はなかった。

「わかりました。」

「んじゃ、頑張ってくれい」

「え?」

いや、俺だけ?無理でしょ!

「ちょっ、ちょっとまってくd…」

最後まで言わせてすらもらえなかった。

また白い霧がこちらを包みなにもわからなくなった。










ったく……神様があんなんだから人心も離れるんじゃね?

一人で世界を滅ぼすなんて無理に決まってる。

というかやけにさっきから体が軽い。どうなってんだ?

―人間よ。よく聞け。―

うわ、ビックリした。

―お前は私の手違いで埃となって転生した。本当は、最強のロボットにしてやろうと思ったのだが…今さら直すのは面倒なので、そのまま頑張ってくれい―

いや、嘘だろ?

埃と最強のロボットってどうやったら間違えるの?

―しかし、さすがにかわいそうだな。―

神様にも慈悲の心があったみたいだ。

―わかった。私がこれから与えていくお題をクリアしていくごとに、お前のスキルが増えていくことにしよう。まずは、車を故障させてみよ。今の能力は、方向転換ができる能力だな―

ほうほう。なかなか面白そうって…車を故障させる?無理。

どうやってy…

気がつけば僕は風に飛ばされ、空を舞っていた。


評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ