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勝算は?

 女を買い漁ったのは、

正解だったようだ。

たった一日で効果が表れた。


 特に、

慰安所構想を発表した時の盛り上がり

と、いったら。

義勇軍の兵士数が、

軽く千人を突破した。


 地元の男達も、

志願するようになった。


 隣の国の狙いは、

自分のような、若くて綺麗な女

だと、

勘違いしている自意識過剰が多いらしい。

その、お陰で、

女達も嫌がらない。


 地元の男達は、

農地などの生産手段を持っているようで、

武器や防具を、

持参した者もいた。


 この人達には、

慰安所の警備に当たってもらおう。


 武器や防具は重いので、

逃げる時に邪魔になるから、

機動力勝負の投石隊には向かない

という理由もあるが、

慰安所の秩序を保つためには、

経済的に、

ゆとりが有る人でないと。


 義勇軍は、

ここに配置することに決定した。


    北側


         山の裾野


    川 慰安所


    川 崖   崖   崖


西   川 義勇軍 住宅街 城

  川 川 川


 義勇軍には、

まず、

この場所に井戸を掘ってもらおう。

川と川の交流地点だから、

簡単に水が出るだろう。


 この地域は、

もともと、

北にある山の裾野を、

大河が削ってできた土地である。


 崖のところは、

地層の切れ目になっているので、

涌き水が豊富なのだが、

人口が増加すれば、

水不足が起きるだろう。


 やっぱり、

井戸は必要だ。


 井戸を掘った時に出た土を使って、

川の北沿いに、

堤防を造らせよう。


 この異世界は、

日本に、似ている。

雨も、たくさん降るし、

台風も来る。

水害対策が必要だ。


 堤防は、

なるべく高くして、

上から、

石を投げさせよう。


 敵が川を渡って来たら、

即時、撤退。


 川筋を北上して、

慰安所まで、逃げてもらう。

武器や防具などの重い物を、

身につけていないから、

逃げ切れるだろう。


 さて、

この布陣だと、

敵はどう攻めて来るのか?


 まず、

城の南側に流れる川を渡り、

住宅街側、

つまり、

城の西から、攻めて来る


 これだと、


   北側


   崖   崖 崖 崖


西  義勇軍 敵 堀 城

   川   川 堀 堀


 敵軍は、

義勇軍と城の間に、

挟まれる

こととなる。


 この挟み撃ちに、

はたして、

どれだけの効果があるのか?

疑問だ。


 しかし、

もし、仮に、

敵がネトウヨ君だったとしたら、

挟撃されるなんて、

ミリオタの沽券に関わるマネ

は、しないだろう。


 次に、

義勇軍を先に叩く

だが、

義勇軍を城に逃げ込まさせてもねえ。


 城と義勇軍を離す

という

愚かな戦力の分散

を、

私がやっちゃているわけだから、

それを、

わざわざ修正しなくても。


 予定としては、

義勇軍は、

慰安所へ向かって、

北へ逃げるのだが。


 城から離れた方向に、

走り去る義勇軍を見て、

ネトウヨ君だったら、

何か罠が有る

と、

勘違いしてくれないだろうか?


 はっきり言って、

ネトウヨ君が、

どのくらい優秀なのか?

は、

全く、わからない。


 現実に付いていけなくて、

リアルが充実している人を妬んでいる

のだから、

大した事は無い

とは、

思うのだが。


 でも、

人間なんて、

誰かを妬んでいる

ものだしね。


 左翼は、

金持ちと権力者を妬んでいる。


 ただ、

確実に言えることは、

敵の判断では、

必ず勝てる

ということだ。


 勝算、我に有り

と、

ネトウヨだったら、

軍事的知識を背景に、考えているのだろう。


 しっかりした根拠が無ければ、

さすがに、攻めて来ないだろう。


 うーん、ヤバいかも?


 共産主義魔王

滅亡まで、あと十日。


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